大津市の市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、男子生徒の遺族が市などに損害賠償を求めた訴訟に関し、市側が「いじめと自殺の因果関係は不明」とした従来の主張を変更し、17日の第2回口頭弁論で因果関係を認める方向で調整を進めていることが分かった。市は正式に方針転換を決めれば、近く設置する外部委員会の調査結果を待った上で、和解の意向を伝えるとみられる。
一方、滋賀県警は、男子生徒への暴行容疑の参考人として同校の在校生を事情聴取する際、捜査員を生徒の自宅へ派遣し、保護者の同席も認める方針を固めた。事件の長期化で動揺が広がる生徒への心理的負担に配慮した異例の措置で、夏休みに入る来週以降、集中的に聴取を始める。
訴訟に関し、大津市の澤村憲次教育長は13日午前の会見で「(今後も)続けたい」とし、理由として「本人や家庭のことも明らかにされていくべきだ」と主張。教育長は、自殺の原因としていじめが一因となったことを認めながら、生徒の家庭に問題があった可能性にあえて言及した。
これに対し、越直美市長は市教委の調査のずさんさを認め、外部委員会による再調査を行うと表明。「私自身は、いじめがあったからこそ男子生徒が亡くなったと思っている」と述べている。訴訟での方針転換は、事実を解明し、因果関係を率直に認めて和解すべきとの越市長の意向が反映される形となる。
管理人談話~いったい大津市の市役所は何を「和解」したいの?っと言いたい!いじめの和解?大津市の澤村憲次教育長の発言にモノを言いたい!「自殺の原因としていじめが一因となったことを認めながら、生徒の家庭に問題があった可能性にあえて言及した。」まだ亡くなられた少年に追い討ちをかけるような「発言」!!亡くなられた少年に対する「冒瀆」!その親に対する「侮辱」!!まるで「上から目線」でモノを申しています。おいらなら!和解は絶対にしません!!
自殺6日前、いじめ可能性を協議 担任ら複数の教諭
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、担任教諭が自殺の6日前、当時の同級生らによる男子生徒への暴力があったことを確認し、同日中に担任を含む同校の複数の教諭が、いじめの可能性があるとして対応を協議していたことが14日、市教委への取材で分かった。生徒と加害者の保護者にも連絡したといい、市教委は「当時、教諭らにいじめの認識があったかどうかを改めて調べたい」としている。
市教委によると、担任は昨年9月、男子生徒が同級生から首を絞められるなどしていたことを把握。さらに自殺6日前の10月5日、生徒が発したとみられる「いじめや」という声を聞きつけてトイレに駆け付けたところ、同級生からの暴力があったことを確認した。
担任が「大丈夫か」と確認したところ、生徒は「大丈夫」と答えたといい、(おいらなら「大丈夫じゃねぇ~よ」)担任は仲直りをさせ、生徒と加害者の保護者にも事実を伝えた。
市教委の担当者は、この日の放課後に、担任を含む数人の教諭が、いじめの可能性があるとして校内で対応を協議していたことを認め、「教諭からは『生徒らを気をつけて見ていく必要がある。翌週から人間関係を把握していこう』という意見も出た」と説明した。
生徒は10月11日朝、自宅マンションから飛び降り、死亡しているのが見つかった。
自殺後に学校が実施した生徒アンケートをもとに、市教委は昨年11月、男子生徒へのいじめの存在を認めたが、自殺前は、生徒への行為について「いじめという認識はなかった」としていた。
大津市は生徒の遺族との訴訟で、いじめと自殺との因果関係を認める方向で調整している。
「いじめ」情報あったのに…市教委、2回目調査で見逃す
大津市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、学校側が昨年10月と11月に実施したアンケートに関し、市教委が、2回目の結果は新しい情報がほとんどないとの学校側の報告をうのみにし、記名の有無や目撃、伝聞などの分類を怠っていたことが14日、分かった。2回目の回答には、いじめをうかがわせるより具体的な内容が記されており、市教委が詳しく分析していれば早期に実態解明に乗り出せた可能性もあった。市教委は「不十分な調査だった」と認めている。
市教委などによると、1回目のアンケートは男子生徒が自殺した約1週間後の昨年10月17~19日、生徒が暴力を受けていたとの情報に基づいて実施。この結果について、市教委は「記名で目撃」「記名で伝聞」「無記名で目撃」「無記名で伝聞」の4つに分類し、聞き取りを行ったが、いじめと自殺との因果関係は「確証を得られない」と判断した。
その後、遺族から「全容が解明されていない」と強く要請され、11月1~4日に2回目のアンケートを実施。ところが、学校側には記名の有無や目撃かどうかなどの情報があったにもかかわらず、12月上旬に学校側から報告を受けた市教委は、学校と詳しくやりとりをせず、分類もしなかった。
市教委は、2回目の結果について一部しか目を通しておらず、回答には「(加害者が)自殺の練習と言って首を絞める」「葬式ごっこ」など1回目にはない記述があったにもかかわらず、今月6日に再確認するまで見落としていた。
澤村憲次・市教育長は「2回目は新しい情報がないと思い込み、市教委として確認作業はしなかった」と話している。
管理人談話・・・「いじめ殺人事件」が発生してから一体何ヶ月経っているんだ?「思い込みで見落とした?」若いお命が亡くなっているのに!何しているんだ!!専門家では無いので仕方が無いと言われるとそれまでだが・・・例えが悪いけども、テストの答案用紙のチェックも見落としはあるんじゃねぇ~の?これ以上!大津市教育委員会は今回の事件から外してほしい!!(さらに混乱します。)第3者委員会にて対応してほしいものです。
これまでの報道を見ていると、皇子山中学校担当教師、皇子山中学校、皇子山中学校PTA、大津市学校教育課、大津市教育委員会、大津市、滋賀県警・地域社会などそれぞれに大きな問題があったことは歪めない事実のようだ。
<次々に隠蔽体質が明らかになる大津市教育委員会>
いじめを受けていた大津市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した事件を受け、この生徒やいじめたとされる同級生3人が通っていた中学校は12日夜、緊急の保護者説明会を開き、自殺後の経過などを説明した。保護者からは学校側への不信や不満の声が相次いだ。
出席者によると、説明会は午後7時から約3時間続き、約700人が参加。沢村憲次教育長は、全校生徒に実施したいじめに関するアンケート結果を希望する保護者に開示する方針を示したが、途中退席した男性によると、謝罪と受け取れる発言はなかった。
説明会では全員で黙とうし、自殺した生徒の父親は「こんな騒ぎになって申し訳ないが、何とぞよろしくお願いします」と述べた。中には涙ぐむ保護者もいたという。
途中退席した男性は「当たり前の言い訳ばかり。もう少し誠意がないと」と不満げに話した。保護者の女性は「真実は結局分からない。説明は不十分で納得できません」と言葉少な。別の女性も「気持ちが全然伝わらなかった」と語った。
沢村教育長は説明会後、記者団に対し「保護者の言葉の重みを強く感じた」と語った。
おいら談話・・・
いじめたとされる同級生3人が通っていた?現在は在校していないの?っと突っ込みいれたくなるね!(2人はどうも京都府へ転校らしい?あとの1人は在校中?)
こんな教育者はいらない!子供たちに何を教育しているのかが!!意味わかりません!?
当然!保護者説明会も教育委員会の方が説明?(いや!責任転換の言い訳?)では納得がいかないと思います。
さらに!自殺した生徒の父親も参加しているのにも関わらず!!いったい何を教育委員会の方は説明したのか?よく我慢をしたと思いますよ!自殺した生徒の父親さんは・・・
県警本部には家宅捜索に入った十一日夜から十二日にかけて、多くの電話やメールが寄せられた。「しっかりと捜査してほしい」と激励のほか「自殺から九カ月もたっているのに、なぜもっと早く動けなかったのか」と対応の遅れを批判する声もあった。
十二日朝、県警幹部は「教育委員会の対応などどうしても自分の中に払拭(ふっしょく)しきれないものがあった」と、報道各社に強制捜査に切り替えた理由を説明。学校現場への強制捜査には「ためらいもあったが、強制力をもってしないと、すべての疑問が解決しないと思った」と話した。
おいら談話・・・
滋賀県警大津署の(いじめ殺人事件)最初の対応が疑問です。やっと世間が騒ぎ立てて!やっと捜査に動いた滋賀県警本部・・・自殺?いゃ~「暴行の傷跡」を見たらわかるかと思います。
これで「逮捕者無し」なら!もっと世間は騒ぎます。加害者不在なら「逮捕」は無理だが・・・(まず加害者不在は無いと確信しています)
家宅捜索を受けた大津市教育委員会の沢村憲次教育長は十二日朝、記者会見し「生徒と保護者に大きな不安を与え、申し訳ない」と陳謝した。
皇子山中学校の生徒や教員には「捜査で聞かれたことに冷静に答えてほしい」と協力を求めた。「いじめも自殺の要因の一つだと思うが、家庭の背景など、さまざまな要因がある。警察の捜査で、全容が明らかになると思う」とも語った。
市教委には朝から「なぜ、学校が家宅捜索を受けることになったのか」などと抗議や苦情の電話が続いているという。
おいら談話・・・
大津市教育委員会は「怠慢」な体質だと思います。「自己保身」を守るため?時間が経てば「いじめ自殺事件」も記憶が薄れると思ったに違いないと思います。