e411y(回顧録)

e411yの旅でのことを書き残しておきたいと思います。

龍神温泉・上御殿

2010年09月25日 | 山・川・水・温泉
龍神温泉に行きたかった理由は2つ。
1つは,温泉に浸かりたかった。
龍神温泉は、その昔弘法大師が夢に現れた龍王のお告げによって開かれたと伝えられる温泉。
江戸初期の徳川頼宣公のお気に入りでもあった龍神温泉は、浸かればお肌が滑らかになるという名湯で,日本三美人の湯に数えられている。
2つ目は,「上御殿」という建物を見たかった。
「上御殿」は、江戸時代初期(明暦3年・1657年)に当時の紀州藩主である徳川頼宣公が、龍神温泉へ湯治に訪れるために建てられた御宿。
旅館ができた後、龍神家は徳川公にお宿の管理を命ぜられ、さらに「上御殿」の屋号を承ったという。
「御成りの間」は、徳川公がお泊りになられた部屋であり、現在も当時のままの形で残っている。
現在の「上御殿」当主は、源三位頼政の5男である頼氏より数えて29代目にあたり、820年続く「上御殿」の歴史を今も尚受け継いでいるという。
機会あれば「上御殿」の「御成りの間」で宿泊してみたいもんや・・・
「写真;龍神温泉・上御殿」