16時から行われた民主党代表選共同会見。
放送を見ながら、ツイッターで内容を実況していましたが、ところどころ漢字が間違ってたり、発言者の名前が抜けてたり、またツイッターは時間軸が戻って行って読みにくいので、コピペして順番を逆に並べ替えてこのブログの方にアップしました。
聞きながらリアルタイムで書いたので、省略、要約しながら書いています。
多分アーカイブが出ると思うので、細かい点はそちらで確認してください。
代表選終了後、洗濯物干したりしてたので、速報とは言えませんが、NHKの7時のニュースよりは先にアップしようと思い、とりあえず、会見を実況した分をアップしときます。
<ここから代表会見実況>
<進行説明>
まず幹事社から共通質問の後、自由質問。
一方の候補者に偏った質問は遠慮して欲しい。答弁も各候補者1分程度。
一社一問。
<代表選共同会見開始>
<小沢一郎>
今回の代表選は野党の代表選と違い、国政をあずかる責任者ということになる。私としても自分自身、そのような重要な職責に耐えうるかいろいろ熟慮したが、多くの仲間、全国のみなさまの激励によりあえて立候補する決意をした。
理由は、今日の日本社会。戦後民主主義が理解されないままに来た。現在の危機的な状況の中で、日本は就職できない若者、自殺、親子殺しなど、日本社会の崩壊という強い認識のもと、それを立て直し、特に経済を立て直すには、政治主導を実現せねばならない。去年の選挙でそれを約束し、政権をゆだねられたのだと思う。
ここの政策実現も重要だが、その前提として、官僚任せでない、政治主導国民主導の政治が必要。変えて行く事が、我らの理想であり主張であった。菅総理のもと頑張っておられるとは思うが、来年度予算をみると、財源がないということで一律一割減。我々の主張は、やるべき政策のために予算を作って行く事。
もっと政治家が、自らの責任のもと予算を決定できる仕組みを作らねばと思い、立候補の決意をした。よろしく。
<菅直人>
厳しい経済社会情勢の中の代表選で、みなさんから政権運営しっかりやれとの言葉をいただいているが、私は完璧を期してやりたい。今朝も防災訓練をやってきた、このあともスペインのサパテロ首相と会談。財政難について会談する。理解いただきたい。
菅政権はじまって3ヶ月。これからが本格的に臨む時期。全国を廻り、雇用が厳しいという声を聞く。まずやるべきことは「1に雇用2に雇用3に雇用」。働く事は人間の尊厳の基本。犯罪者でも仕事がある人の再犯率は低い。
雇用を生み出せば、介護や保育など社会保障も充実。(具体例省略ーリチウム電池の会社の例や介護の会社の例をあげる)。
単身高齢者が安心できる介護の方向に進みたい。それをやるために立候補。そして、クリーンな政治をやりたい。私の立候補はロッキード事件のとき。今回の選挙は、総理大臣をえらぶものだ。
国民の皆さんも、民主党の党員サポーターに意見を伝えてほしい、国民の声で代表を選びたい。
<幹事社代表質問>
質問1
時事通信>>
脱小沢路線が注目と言われてるが?それについてと、
今回の争点?
回答<小沢一郎>
そのような(脱小沢か否かというような)とらえ方は間違い。マスコミにもそういうレベルでなく政策的観点でとらえて欲しい。争点については、去年の総選挙で国民に約束した事を着実に実現する事が大事。
その約束の原点は、官僚に任せただけではダメ、政治主導国民主導の政治をつくること。現状をみると、政治家が自分の責任で政策の優先順位を決め実行して行く事が、国民の目から見ると、去年の主張と違うんじゃないかと国民は思ってるんじゃないかと。なので私は政治主導を実現する政府をつくるのが大事
回答<菅直人>
次の総理にどちがふさわしいかと国民が思うかが重要。私もマニフェストの実現に努力してきた。マニフェストには2つの側面がある。子ども手当などをやるという側面と財源と言う側面。(小沢氏が幹事長としてマニフェストをまとめた)当時、財源は大丈夫か?と、私は尋ねたが、(小沢さんたちは)大丈夫だといってた。
しかし、すべての財源を確保するに至っていない。それで私はガソリン税などの処置をした。(中略)政治主導をこれから本格化する段階に入っている。(略)財務省こそ、野放図な財政を放置してきた張本人。そうした財務省のやり方を改めるのが私の仕事。
質問2
毎日新聞>>
マニフェストについて&消費税を上げるべきか?何の為にいつ頃?
回答<菅直人>
マニフェストは誠実に実行する。4年かけて。単年度2年目でできないことは説明してご理解を。消費税は、社会保障のあり方とその財源を一体で議論する必要。党や税調での議論をお願いしている。
負担は大きく安心社会、負担は小さく自己責任どっちかだが、前者が多くの国民の考えだと思うし、私も前者。そうした議論の中では消費税の議論も必要、
回答<小沢一郎>
私たちはずっと、政治主導を実現する上で、官僚まかせだった予算配分も政治家が判断し、消費税論議の前に徹底的に無駄を省く。それをやることで我々の主張する政策にあてると国民に約束したはず。政権交代後まだ1年なので、何でもできる訳じゃないと思うが、優先順位をつけ無駄はぶきはまだまだ行われていない。地域主権と平行した補助金の一括交付金もまだできてない。これの実現で雇用の増大や予算に無駄も省けると思う。かつての首長アンケートで、自由に使える金があれば、これまでの補助金の7割でいいということだった。5割でいいという声もあった。霞ヶ関で配分が決められるのを
変えないと、行政の効率化はできない。それをやった上で、財源が足りないとなった場合に、消費税負担を考えてもらう。任期中は無駄を省くことに全力を上げると鳩山氏も言ってた。私もそれに全力を上げる。それが国民との約束だったはず。
質問3
TBS>>
党の分裂を招きかねないという声もあるが、代表戦後への決意は?
回答<小沢一郎>
選挙をすれば党が分裂するという事はありえない。メディアでよくそう報じられるが、そんなことを考えてる民主党員はいない。私と菅総理も結果はどうあれ、力を合わせた頑張ろうということになった。
回答<菅直人>
この点は小沢さんに同感。わたしも小さな党から初めて、民由合併を経てやってきた。わたしも結果の如何に関わらず協力してやって行く。
自由質問1
<テレビ朝日>
財源について? 小沢氏については政見で述べた207兆円の組み替えにつ
いて?
回答<菅直人>
一括交付金の話があったが、民主党の方針だが、おもに出先機関の廃止ということがある。これまで日本財政は、道路にしろ河川にしろ国と地方の二重行政だった。そこに無駄があった。そこを抜本的に変える。第3次事業仕分けで進める。
そこでどのくらいできるかが、まさに政治主導で問われる事。
回答<小沢>
207兆の組み替え。一番大きなのは、国の方針に合ったものでないと交付金がもらえないというものだが、(具体例を説明:消雪したいだけなのにスキー場作れと言う。これで町に借金ができた。首長は半額でできると言っていた)
霞ヶ関でメニュー化してそれに従わないと何もできないという仕組みを変えないと何も変わらない。役所だってこれまでそうやってきたからすぐには無理だろうけど、最終的には地方に自主財源として交付したい。
国の資産も600兆円あるというがうち200兆円は証券化できるのではないかと言われてる
いろんな知恵と無駄はぶきで財源はできると思う。
自由質問2
<朝日新聞>
普天間問題 この1年の普天間問題についてと辺野古移設を白紙にする気ある?
回答<小沢>
過去の事をどうこういってもしょうがない。私は、沖縄も米政府も両者とも納得できる案が必ずできると確信している。そのためには、今後沖縄、アメリカと話しをしなきゃいかんのでここで自分の考えを話す事はできないが、解決策は見つかると思う。沖縄は納得してない。納得する案はできると思う。
回答<菅直人>
普天間はこれまでの最大のテーマだったともいえる。苦労の末、日米合意となった。小沢さんも幹事長だった。私も沖縄と米国両方が納得することは当然だと思う。しかし、鳩山さんも苦渋の選択をした。わたしもそれをひきついだ。日米間の不信感などを考えた時に、鳩山さんが日米合意をし、その責任をとって辞任するということだったので、鳩山さんの苦渋の選択を踏まえねばと思った。国際関係にも支障をきたすと思った。(略) わたしなりに努力をしている。
沖縄の皆さんの厳しい見方は分かっているが、もういちど白紙に戻してやるとなるとさらに混乱するのではないか。今後APECもあるが、日米同盟の進化も考えると、白紙に戻してやるというのはどうかとおもう。それが国益にかなうこと。
カットインして<小沢>
私は白紙に戻すとは言ってない。さらに幹事長のとき政府の政策決定には関与していない。
自由質問3
<共同通信>
政治と金について?
回答<菅直人>
小沢さんが幹事長をやめたことが一定のけじめであると思う。そういう中で今回の代表選になったわけだが、総理大臣になられたいということであれば、しっかりした説明が必要だと思う。同時にクリーンなオープンな民主党といったのは我々はそうやってきた。
党運営をオープンにクリーンに、さらに政務調査会廃止には反対し、先日復活したが、これで党政はオープンになってきてる。
回答<小沢>
2点ある。政治資金はすべてオープンにする事が大事とずっと言ってきた。私の問題が発生した時公開義務がないものも公開したはず。なら全員が公開すべきと思っている。昨年来からの問題でも、説明責任とよく言われるが、私以外のいろんな方の政治資金の問題が報じられているのに、強制捜査されたのは私の事務所と秘書だけ。しかしその結果実質的に不正行為は無いということだった。検察の捜査に寄って不正は無いという事が明らかになった。私だけが捜査対象になったが、かえってその事がよかったと思っている。国会で説明というが、国会は強制捜査権をもってるわけでない。
強制捜査権をもつ検察に1年半捜査されたが何にもなかったのでよかったなあと思っている。政治資金をオープンに公開するというのが私の年来の主張
自由質問4
<読売>
参院選の総括とねじれをどう克服する?
回答<小沢>
選挙は国民の意思表示の唯一最大の場。選挙の結果は大変重大に受け止めるべき。3年前の参院選の過半数が大きく議席を失ったのは、大きな問題としてトップから我々一兵卒まで重く受け止めるべき。
いわゆるみなさんがおっしゃる政界再編的なもので乗り切って行こうと思ってはいない。国民のための政策実行なら野党も賛成せざるを得ないはず。
回答<菅直人>
参院選は私の責任もあり、反省してきた。ねじれは、ある意味天の配剤。財政赤字、少子化高齢化、を一つの党だけで超えて行けない状況。ねじれはそうした与野党合意が必要、合意で乗り越えられる。かつても民自公での金融再生法があった。あれが日本初の金融恐慌を救った。
今の厳しい状況がチャンスだと思ってやっていきたい。
<締めくくりに一言>
<菅直人>
国民の皆さんにもこの代表選に参加して欲しい。私と小沢さんは出自がいろいろちがうが、民由合併で今の政権交代がある。しかし、今後の日本を作る上で、どっちの考えがつぎの総理にふさわしいかを、小沢さんにもどういう総理になられるつもりかを国民に示してほしい。
私には小沢さんが予算委員会にずっと座ってる姿が想像しにくい。小沢さんにはそうした姿を示してもらって、それを国民にどっちがふさわしいかみてもらいたい。
<小沢一郎>
民主党のリーダーを選ぶという事は総理を選ぶという事。そういう意味で、党員、国民にしっかり判断してもらうという事には異論は無い。私も閣僚経験があり、長時間の委員会にも出てきた。特別なことではない。自分自身の持ち味で誠実に淡々と役職をこなして行くことができるのが総理の資質と思う
国民の命と暮らしを守る事が一番。国民の生活が一番と言うスローガンを掲げて政権を担っている。私はそれを忘れずに政策を着実に実行して行きたい。外交に置いても、立派な日本国と認識してもらえる外交をやっていきたい。
代表選会見終わった~。
参考までに、菅、小沢両氏の政見を添付しときます。
民主党代表選立候補者の政見と略歴(民主党サイト)
放送を見ながら、ツイッターで内容を実況していましたが、ところどころ漢字が間違ってたり、発言者の名前が抜けてたり、またツイッターは時間軸が戻って行って読みにくいので、コピペして順番を逆に並べ替えてこのブログの方にアップしました。
聞きながらリアルタイムで書いたので、省略、要約しながら書いています。
多分アーカイブが出ると思うので、細かい点はそちらで確認してください。
代表選終了後、洗濯物干したりしてたので、速報とは言えませんが、NHKの7時のニュースよりは先にアップしようと思い、とりあえず、会見を実況した分をアップしときます。
<ここから代表会見実況>
<進行説明>
まず幹事社から共通質問の後、自由質問。
一方の候補者に偏った質問は遠慮して欲しい。答弁も各候補者1分程度。
一社一問。
<代表選共同会見開始>
<小沢一郎>
今回の代表選は野党の代表選と違い、国政をあずかる責任者ということになる。私としても自分自身、そのような重要な職責に耐えうるかいろいろ熟慮したが、多くの仲間、全国のみなさまの激励によりあえて立候補する決意をした。
理由は、今日の日本社会。戦後民主主義が理解されないままに来た。現在の危機的な状況の中で、日本は就職できない若者、自殺、親子殺しなど、日本社会の崩壊という強い認識のもと、それを立て直し、特に経済を立て直すには、政治主導を実現せねばならない。去年の選挙でそれを約束し、政権をゆだねられたのだと思う。
ここの政策実現も重要だが、その前提として、官僚任せでない、政治主導国民主導の政治が必要。変えて行く事が、我らの理想であり主張であった。菅総理のもと頑張っておられるとは思うが、来年度予算をみると、財源がないということで一律一割減。我々の主張は、やるべき政策のために予算を作って行く事。
もっと政治家が、自らの責任のもと予算を決定できる仕組みを作らねばと思い、立候補の決意をした。よろしく。
<菅直人>
厳しい経済社会情勢の中の代表選で、みなさんから政権運営しっかりやれとの言葉をいただいているが、私は完璧を期してやりたい。今朝も防災訓練をやってきた、このあともスペインのサパテロ首相と会談。財政難について会談する。理解いただきたい。
菅政権はじまって3ヶ月。これからが本格的に臨む時期。全国を廻り、雇用が厳しいという声を聞く。まずやるべきことは「1に雇用2に雇用3に雇用」。働く事は人間の尊厳の基本。犯罪者でも仕事がある人の再犯率は低い。
雇用を生み出せば、介護や保育など社会保障も充実。(具体例省略ーリチウム電池の会社の例や介護の会社の例をあげる)。
単身高齢者が安心できる介護の方向に進みたい。それをやるために立候補。そして、クリーンな政治をやりたい。私の立候補はロッキード事件のとき。今回の選挙は、総理大臣をえらぶものだ。
国民の皆さんも、民主党の党員サポーターに意見を伝えてほしい、国民の声で代表を選びたい。
<幹事社代表質問>
質問1
時事通信>>
脱小沢路線が注目と言われてるが?それについてと、
今回の争点?
回答<小沢一郎>
そのような(脱小沢か否かというような)とらえ方は間違い。マスコミにもそういうレベルでなく政策的観点でとらえて欲しい。争点については、去年の総選挙で国民に約束した事を着実に実現する事が大事。
その約束の原点は、官僚に任せただけではダメ、政治主導国民主導の政治をつくること。現状をみると、政治家が自分の責任で政策の優先順位を決め実行して行く事が、国民の目から見ると、去年の主張と違うんじゃないかと国民は思ってるんじゃないかと。なので私は政治主導を実現する政府をつくるのが大事
回答<菅直人>
次の総理にどちがふさわしいかと国民が思うかが重要。私もマニフェストの実現に努力してきた。マニフェストには2つの側面がある。子ども手当などをやるという側面と財源と言う側面。(小沢氏が幹事長としてマニフェストをまとめた)当時、財源は大丈夫か?と、私は尋ねたが、(小沢さんたちは)大丈夫だといってた。
しかし、すべての財源を確保するに至っていない。それで私はガソリン税などの処置をした。(中略)政治主導をこれから本格化する段階に入っている。(略)財務省こそ、野放図な財政を放置してきた張本人。そうした財務省のやり方を改めるのが私の仕事。
質問2
毎日新聞>>
マニフェストについて&消費税を上げるべきか?何の為にいつ頃?
回答<菅直人>
マニフェストは誠実に実行する。4年かけて。単年度2年目でできないことは説明してご理解を。消費税は、社会保障のあり方とその財源を一体で議論する必要。党や税調での議論をお願いしている。
負担は大きく安心社会、負担は小さく自己責任どっちかだが、前者が多くの国民の考えだと思うし、私も前者。そうした議論の中では消費税の議論も必要、
回答<小沢一郎>
私たちはずっと、政治主導を実現する上で、官僚まかせだった予算配分も政治家が判断し、消費税論議の前に徹底的に無駄を省く。それをやることで我々の主張する政策にあてると国民に約束したはず。政権交代後まだ1年なので、何でもできる訳じゃないと思うが、優先順位をつけ無駄はぶきはまだまだ行われていない。地域主権と平行した補助金の一括交付金もまだできてない。これの実現で雇用の増大や予算に無駄も省けると思う。かつての首長アンケートで、自由に使える金があれば、これまでの補助金の7割でいいということだった。5割でいいという声もあった。霞ヶ関で配分が決められるのを
変えないと、行政の効率化はできない。それをやった上で、財源が足りないとなった場合に、消費税負担を考えてもらう。任期中は無駄を省くことに全力を上げると鳩山氏も言ってた。私もそれに全力を上げる。それが国民との約束だったはず。
質問3
TBS>>
党の分裂を招きかねないという声もあるが、代表戦後への決意は?
回答<小沢一郎>
選挙をすれば党が分裂するという事はありえない。メディアでよくそう報じられるが、そんなことを考えてる民主党員はいない。私と菅総理も結果はどうあれ、力を合わせた頑張ろうということになった。
回答<菅直人>
この点は小沢さんに同感。わたしも小さな党から初めて、民由合併を経てやってきた。わたしも結果の如何に関わらず協力してやって行く。
自由質問1
<テレビ朝日>
財源について? 小沢氏については政見で述べた207兆円の組み替えにつ
いて?
回答<菅直人>
一括交付金の話があったが、民主党の方針だが、おもに出先機関の廃止ということがある。これまで日本財政は、道路にしろ河川にしろ国と地方の二重行政だった。そこに無駄があった。そこを抜本的に変える。第3次事業仕分けで進める。
そこでどのくらいできるかが、まさに政治主導で問われる事。
回答<小沢>
207兆の組み替え。一番大きなのは、国の方針に合ったものでないと交付金がもらえないというものだが、(具体例を説明:消雪したいだけなのにスキー場作れと言う。これで町に借金ができた。首長は半額でできると言っていた)
霞ヶ関でメニュー化してそれに従わないと何もできないという仕組みを変えないと何も変わらない。役所だってこれまでそうやってきたからすぐには無理だろうけど、最終的には地方に自主財源として交付したい。
国の資産も600兆円あるというがうち200兆円は証券化できるのではないかと言われてる
いろんな知恵と無駄はぶきで財源はできると思う。
自由質問2
<朝日新聞>
普天間問題 この1年の普天間問題についてと辺野古移設を白紙にする気ある?
回答<小沢>
過去の事をどうこういってもしょうがない。私は、沖縄も米政府も両者とも納得できる案が必ずできると確信している。そのためには、今後沖縄、アメリカと話しをしなきゃいかんのでここで自分の考えを話す事はできないが、解決策は見つかると思う。沖縄は納得してない。納得する案はできると思う。
回答<菅直人>
普天間はこれまでの最大のテーマだったともいえる。苦労の末、日米合意となった。小沢さんも幹事長だった。私も沖縄と米国両方が納得することは当然だと思う。しかし、鳩山さんも苦渋の選択をした。わたしもそれをひきついだ。日米間の不信感などを考えた時に、鳩山さんが日米合意をし、その責任をとって辞任するということだったので、鳩山さんの苦渋の選択を踏まえねばと思った。国際関係にも支障をきたすと思った。(略) わたしなりに努力をしている。
沖縄の皆さんの厳しい見方は分かっているが、もういちど白紙に戻してやるとなるとさらに混乱するのではないか。今後APECもあるが、日米同盟の進化も考えると、白紙に戻してやるというのはどうかとおもう。それが国益にかなうこと。
カットインして<小沢>
私は白紙に戻すとは言ってない。さらに幹事長のとき政府の政策決定には関与していない。
自由質問3
<共同通信>
政治と金について?
回答<菅直人>
小沢さんが幹事長をやめたことが一定のけじめであると思う。そういう中で今回の代表選になったわけだが、総理大臣になられたいということであれば、しっかりした説明が必要だと思う。同時にクリーンなオープンな民主党といったのは我々はそうやってきた。
党運営をオープンにクリーンに、さらに政務調査会廃止には反対し、先日復活したが、これで党政はオープンになってきてる。
回答<小沢>
2点ある。政治資金はすべてオープンにする事が大事とずっと言ってきた。私の問題が発生した時公開義務がないものも公開したはず。なら全員が公開すべきと思っている。昨年来からの問題でも、説明責任とよく言われるが、私以外のいろんな方の政治資金の問題が報じられているのに、強制捜査されたのは私の事務所と秘書だけ。しかしその結果実質的に不正行為は無いということだった。検察の捜査に寄って不正は無いという事が明らかになった。私だけが捜査対象になったが、かえってその事がよかったと思っている。国会で説明というが、国会は強制捜査権をもってるわけでない。
強制捜査権をもつ検察に1年半捜査されたが何にもなかったのでよかったなあと思っている。政治資金をオープンに公開するというのが私の年来の主張
自由質問4
<読売>
参院選の総括とねじれをどう克服する?
回答<小沢>
選挙は国民の意思表示の唯一最大の場。選挙の結果は大変重大に受け止めるべき。3年前の参院選の過半数が大きく議席を失ったのは、大きな問題としてトップから我々一兵卒まで重く受け止めるべき。
いわゆるみなさんがおっしゃる政界再編的なもので乗り切って行こうと思ってはいない。国民のための政策実行なら野党も賛成せざるを得ないはず。
回答<菅直人>
参院選は私の責任もあり、反省してきた。ねじれは、ある意味天の配剤。財政赤字、少子化高齢化、を一つの党だけで超えて行けない状況。ねじれはそうした与野党合意が必要、合意で乗り越えられる。かつても民自公での金融再生法があった。あれが日本初の金融恐慌を救った。
今の厳しい状況がチャンスだと思ってやっていきたい。
<締めくくりに一言>
<菅直人>
国民の皆さんにもこの代表選に参加して欲しい。私と小沢さんは出自がいろいろちがうが、民由合併で今の政権交代がある。しかし、今後の日本を作る上で、どっちの考えがつぎの総理にふさわしいかを、小沢さんにもどういう総理になられるつもりかを国民に示してほしい。
私には小沢さんが予算委員会にずっと座ってる姿が想像しにくい。小沢さんにはそうした姿を示してもらって、それを国民にどっちがふさわしいかみてもらいたい。
<小沢一郎>
民主党のリーダーを選ぶという事は総理を選ぶという事。そういう意味で、党員、国民にしっかり判断してもらうという事には異論は無い。私も閣僚経験があり、長時間の委員会にも出てきた。特別なことではない。自分自身の持ち味で誠実に淡々と役職をこなして行くことができるのが総理の資質と思う
国民の命と暮らしを守る事が一番。国民の生活が一番と言うスローガンを掲げて政権を担っている。私はそれを忘れずに政策を着実に実行して行きたい。外交に置いても、立派な日本国と認識してもらえる外交をやっていきたい。
代表選会見終わった~。
参考までに、菅、小沢両氏の政見を添付しときます。
民主党代表選立候補者の政見と略歴(民主党サイト)