器用な家人

　　我が家の家人は大変器用な人です。

昨年の夏の事です。

急に会社をリストラになってしまったので、すぐには再就職出来ないと思い

何かで時間を潰してもらおうと思いました。

良い事を思いつきました。

　休みの日に時間があると私はミシンがけをします。

「そうだ、ミシンを覚えてもらおう。」

　早速ミシンを出して、家人に練習してもらいました。

今は電子ミシンなので、機械が糸通しもやってくれますので簡単に縫えます。

ようく見ていて、覚えてくれました。

すぐにお弁当の袋を、縫いだしました。

見ていると、私よりもきちんと仕上げて行きます。

生地の中からお気に入りを選んで、サイズを計って、紐の長さも計って

望みの大きさに縫い上げていきます。

「フーン！」と感心してしまいました。

最近は、縫いながら小まめにアイロンもかけています。

こうすると、仕上がりがより綺麗になるのです。

「私のスカートも縫ってようー。」といったら流石にそれは断られてしまいました。

「残念！！」

私の目論見は見事に外れてしまいましたが、、、。

それでも今は、家人の作品で大分助かっています。

お弁当袋、カーテン、枕カバー、腕カバー等など。

私も負けずに、スカートを縫い始めています。

そろそろ生地の在庫もなくなりそうなので、買出しに行かなくちゃ、、、。

おしまい。