栄冠ゼミ (著)、330円(税込) 私立校・中高一貫校生向け『日常生活の勉強の仕方』を紹介
普段から頑張っていて、忙しくて、時間がないという方に、
“休日”にあえて勉強をしろとはいう親御さん、教育関係者はいないと思います。
私も基本的にはその考えにあります。
ですが、中高一貫校生の場合、一点だけ、“提出しなければならない宿題”が、
“終わっていないのであれば”、残念ながら休日だろうが部活の大会があろうが、
やらざるおえません。
部活動などの場合は、先生に相談すれば、少し猶予をもらえるかもしれませんが、
そういったことは、“後出し”や“事後”、つまり宿題を出す段階になってから、後々になってから、
先生に泣きつくのは通用しません。
部活や委員会などのためであれば、きちんと事前に先生に宿題提出日の延長を願い出て、
了承をもらって下さい。
そうした宿題もなく、また、テスト前でもない休日であれば、
それほど勉強をする必要はないと思います。
こういったことを言うと、この部分だけを切り取られ、
勉強しなくてOKと勘違いされやすいですが、
それほど、必要がないと言っているだけで、
「やるな」「やってはいけない」と言っているわけではありません。
親御さんや学校の先生、他の教育関係者の言葉もそうですが、
言われたことを、都合のよい時だけ、都合のよい言葉を、
自分勝手に解釈して、相手に“そう言われた”、相手が“そう言っていた”、
だから自分は悪くないというのは、中学生以降は卒業して下さい。
それを続けていると、どんどん追い込まれていくことが、
いずれわかることになります。
うるさい説教になってしまったので、少し話を変えますが、
そういった前提の上、もし、それでも勉強をやるのであれば、
オススメするのは、予習よりも、復習です。
一見すると、余裕があって、休日でも勉強しようと意欲・やる気もあるから、
先々のことを予習したほうが良いように思われるかもしれません。
“毎年”“毎学期”“毎週”と、その気持ちを持ち続けられる、向上心の塊のような方を除けば、
失礼ながら、ほとんどの方が、“そう”思う、“そういう”気持ちになるのは、
月に1回、年に数回程度でしょう。
そんな“単発”の、“気まぐれ”の、意欲ややる気で、“予習”をしてしまうと、
そのことを“自信”、あるいは“免罪符”として勘違いする方が多いので、
予習することはオススメしません。
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