2022年2月6日のブログ記事一覧-私立校・中高一貫校生専門アルファ

受験について考えてみる

#勉強 #学習 #教育 #私立校 #中高一貫校 / 2022-02-06 11:35:17

私立校・中高一貫校生　受験休みの勉強の仕方

栄冠ゼミ (著)、220円(税込)　私立校・中高一貫校生の受験休みの勉強の仕方を紹介

受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校生にとって、
『受験』など他人事のように
思われている、あるいは、
辛く苦しい（と他人が言っている）
『受験』を経験したくはないと、
そして、“だから”高校・大学付属の
私立校・中高一貫校に入学したと思っている方、
また、入学させたと思っている親御さんは、
多いことでしょう。

特に先々月の時期から、今月、
今週・来週までの、受験ニュースや
近況報告などを見聞きしていると、
良かった、（自分は、子供は）
受験しなくとも、高校・大学に
進学出来て、本当に良かったと
思われることでしょう。

しかし、一歩間違えば、自分は、
お子さんは、普通の受験生よりも、
厳しい立場、状況に追い込まれた
状態で、受験をすることになっていた、
なるかもしれないということを、
よく考えておかないと、
私立校・中高一貫校での
最大の悲劇、内部進学出来ず、
『２カ月』で、受験の対応を
しなければならないということに
なります。

特に中学受験で合格した、
２月の勝者だった方が、
２年１０カ月後に、
１２月の敗者になるなんて、
目も当てられないことでしょう。

『こんなこと』になるために、
私立校・中高一貫校に入学した、
させたわけではないと憤慨されると
思います。

ですが、毎年一定数、内部進学不可となる方がおり、
高校以降は、留年者が出ることになります。

まだ、親御さん世代までは、
私立校・中高一貫校で、
『そんなこと』になるのは、
素行が悪い、いわゆる問題児・不良、あるいは、
諸事情があって不登校になった方であって、
自分は、お子さんは、そんな問題を起こさないし、
学校にも元気に行って、学校生活を楽しんでいる
ように見える、思えるから、『大丈夫』だと
思われていることでしょう。

しかし、昨今は、『単純に』、『普通に』、
学力不足、学業不振のため、『ソレ』“だけ”
“のみ”の結果により、内部進学不可、留年と
なる方が多く、そのことに気付いた時には、
すでに多くの『結果』が『記録』されており、
『なってみて、わかった』で、取り戻せない、
取り返せない状況・状態に陥ることになります。

単位制、絶対評価の私立校・中高一貫校だから、
最後の最後、一発逆転で、何とかできるだろうと
思われている方も少なくないと思いますが、
その一発逆転の条件が、『９０点以上』
『成績４以上』となると、それは、
受験勉強に近いハードルとなって、
高い壁となって、立ち塞がることになります。

特に、そこまでの状況・状態に追い込まれた方は、
『赤点』『数点～数十点』の常連で、さらに、
成績３以上を取るために必要な『平常点』は、
最低最悪な状況・状態となっていることが
多いので、上記の条件をクリアするためには、
相応、相当の『対価』、時間や努力などを、
『学校の授業、勉強、宿題・課題、小テスト、
　定期テスト』にあてがう必要があります。

部活動やスマホの片手間で、
今までよりも、自分なり、自分的に、
ちょっと、頑張った、努力した『程度』では
クリアできません。

そこまで追い込まれている中、
周りのクラスメートは、“普通に”
進級・進学が決まりかけていますので、
“今まで通り”ふざけて遊んで、
面白おかしく楽しく、学校生活を
過ごしますので、環境は最悪だと
思って下さい。

そして、“ソコソコ”頑張った結果、
内部進学不可、留年が決定すると、
ソコで心が折られることになり、
それよりも『もっと頑張らなければならない』
“受験”勉強を、残り２カ月という短い期間で、
さらに追い立てられるように、追い込まれるように
なります。

全ての私立校・中高一貫校生において、
そうした未来になる可能性があります。

また、内部進学生は、大学に入ってからも、
『留年』『中退』に付きまとわれることが多く、
無事、ストレートで卒業出来るまでは、
安心、安定することは出来ないと言えます。

そこまでのことを考慮して、受験無く
高校・大学に進学出来ることは、
本当に良いことなのかと考えられる方は
少ないですが、“楽に”進学できる、
“伸び伸びと”“じっくり”勉強できる、
そして、“どんなに失敗しても”
許される、与えられると、タカをくくっていると、
追い込まれてからの苦労、苦悩は、
受験勉強以上のものとなると言えますので、
気を付けて下さい。

毎学年、毎学期の、『記録』された『結果』、
成績、定期テストの点数、進級・進学要綱に注意し、
確認・反省し、問題が無ければ、そんなことを
考える必要はありませんが、問題が出てからは、
早い段階で対応・対策しておかないと、
上記の結末、末路を迎えることになります。

自分には、お子さんには、
『受験』は関係ないものと、
思いたいのであれば、
そう（受験することに）ならないように
するためには、どうするのか、
どうしておくべくなのか、
よく考えておくことをオススメします。