2022年2月12日のブログ記事一覧-私立校・中高一貫校生専門アルファ

付属校に受かれば、未来は安泰？

#勉強 #学習 #教育 #私立校 #中高一貫校 / 2022-02-12 11:36:05

私立校・中高一貫校生　学年末テストの勉強の仕方

栄冠ゼミ (著)、330円(税込)　私立校・中高一貫校生の学年末テストの勉強の仕方を紹介

昨日に続く内容となりますが、
受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校、つまり、
高校・大学付属校の中高に
内部進学、あるいは受験合格した方は、
これでもう、“受験無く”＝“楽に”
高校・大学に進学できると安堵していると
思います。

これは失礼ながら、当事者、ご本人よりも、
親御さんのほうが、より強く、深く思われて
いると思います。

その強さ、深さの度合いにもよりますが、
高校・大学に進学できるものだと、
その権利を、“絶対的な”ものだと、
思い込めば思い込むほど、『判断』を
見誤ることになります。

受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校で、内部進学出来ず、
学校を去ることになった多くの方を、
見てきた身として、忠告しておりますが、
不登校や家庭の事情など一部の方を除き、
内部進学出来なかった多くの方は、
失礼ながら、『なるべくして、なった』と
言うことが出来ます。

これは、学校の勉強というよりも、
学問の特性と言いますが、“たかだか”
学校の勉強とはいえ、手順を追って、
習い、学んでいくため、途中途中で、
出来ない、わからない、やりたくないで、
『抜け落としてしまった』知識・技術が、
後々になって、決して『許されない』壁、
障害、問題となって、立ち塞がるためです。

そのため、学校の先生はもちろんのこと、
多くの教育関係者は、この知識・技術が、
出来ない、わからない、やりたくないで、
過ごして、後の知識・技術習得は出来ない、
ということがわかっているため、このままでは、
『後々に苦労するだろうな』ということが、
容易に予想がつきます。

“苦労”と書いたのは、これが、一発逆転の、
受験であれば、後々から取り戻せば、やり直せば、
入学試験を受ける時に、出来るようになっていれば、
今までの過去のこと、全てが帳消し、勝てば官軍、
と言えます。

しかし、受験無く高校・大学に進学出来る
私立校・中高一貫校の場合、後々になって、
『記録』された『結果』が積み重なって、
残り時間・期間と機会が少なくなっての
状況下で、今までの過去のことを、
全て帳消しにするほどの、好成績、
高得点を取らなければならないというのが、
ほぼほぼ無理だと、予想、いえ、
予言することが出来ます。

後々になって、というのは、２年次二学期、
三学期頃から、３年次二学期にあたりますが、
この時期から、『部活動』が活発になり、
かつ、中学でも高校でも、習う内容が、
難しい単元、山場となってくることが多いので、
『短時間』で『片手間』で、出来るほど、
甘くないというのを、『毎年』見てきているためです。

自分なら、あるいは、うちの子なら、
出来る、やれる、そうはならない、と、
希望や期待を持つことは大事だと思いますが、
その間にも、『結果』は無情にも非情にも
『記録』されていくことになり、
気付いた時には、進級・進学の条件が、
複数教科で、８０点、９０点以上の高得点を取り、
４以上の成績を取らなければならないと、
なっていきます。

すでに複数教科で、『成績』を落としている方は、
その傾向が進んでおり、その方は、テストの点数を
『数点』『十数点』上げるや、勉強“も”頑張る、
程度の危機感ではなく、部活動も止め、スマホも
解約して、勉強“に”集中する、成績を取るために
平常点（授業中の態度、宿題）を徹底して取りにいく
言動、態度、姿勢を示さないと、進級・進学出来ない
結末に向かって進んでいくことになります。

仮に、今の学年を、何とか凌いだとしても、
高校・大学と学年が上がるごとに、
留年、中退、転校、あるいは、結局受験する、
ということになります。

これを防ぐには、極端な話ではありますが、
一教科、一回でも、進級・進学要綱の規定に
満たない成績、点数を取った場合、即対応、対策し、
次の結果で、改善が見られないようであれば、
学校生活、私生活も含めた改善、改革をしないと、
『気力』や『やる気』、『自分なり』や『自分的』などの
気持ちの持ちようで、何とかなるものでは
ありません。

ところが、失礼ながら、これは親御さんも含めて、
『まだ大丈夫だろう』『そこまで必死にならなくとも』
『他の子の結果も、同じように見えるし』で、
どんどん『判断』『決断』が遅れていき、
気付いた時には、進級・進学出来ない“だけ”で
済めば良いのですが、その後の学業の道、
高校・大学への進学も、受験すら、
困難になってしまうようになってしまうと、
未来・将来の選択肢はかなり狭まっていくことに
なります。

当然のごとく高校・大学に進学出来るものと
思い込んでいた方、親御さんにとって、
それは、自分の人生を、権利を奪われた、
あるいは、自分を、人性を否定されたと、
思われることでしょう。

残念ながら、ほぼ毎年、そうして、
通っている学校を去っていく方が、
出てきます。

自分は、うちの子は、“そう”はならないと、
思うのであれば、進級・進学が決定するまでは、
この危機感をもって、『結果』に対して、
厳しく見通し、対応・対策していくことを、
オススメします。