私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






今週・来週、二学期中間テストを迎える方は、いよいよ天王山となります。


二学期が始まって、たっぷりと一か月半、その間、祝日や連休もあったわけですから、
余裕もあることでしょう。


宿題などもテスト一週間前までには“終わっていて”、テスト対策の勉強はばっちり、
一学期の反省も活かして、テスト前・テスト中でも油断せず、勉強を続ける。


嫌味のように感じられるかもしれませんが、これが出来ていないようであれば、
今回、今年度の二学期中間テストは、例年にないほどの低い点数を取ることでしょう。


親御さん、ご家庭の方も、その覚悟があっての、“今まで通り”を
“許してきた”結果が出るということを自覚して下さい。


授業の進度が速くなった今年度は、その分量も質も跳ね上がってきており、
すでに一学期の時点で平均点などの低下の傾向が見られたと思いますが、
いかがでしょうか。


昨年度までは、一学期の平均点が落ちる→(先生側が)これではいけない、
二学期は平均点を底上げできるようなテストを作ろう→平均点が上がって、
進級・進学要綱上の成績にも問題がないようにする、という歪んだ図式で、
学校の偏差値を保ってきました。


しかし今年度以降、特に2019年度以降から行われる、
『高等学校基礎学力テスト(仮称)』において、
その学校の“本来・本当の”偏差値やブランドイメージを
決めるものになる可能性を踏まえると、基礎学力の向上は、
最大の課題となることでしょう。


失礼ながら、ここ数年、私立校・中高一貫校の『内部進学者』の方は、
ごく一部の方を除いて、軒並み基礎学力が低下しており、
それこそ、毎回例に挙げますが、高校生にもなって方程式の計算ができない、
Be動詞と一般動詞の使い分けができない程度の学力において、
高校進学出来てしまっている現状が、私立校・中高一貫校の内部進学の実情でした。


外部受験で入る方からすれば、あり得ないと思われるかもしれませんが、
内部進学の場合、『定期テストの点数』と『平常点』の最低限の取り方を知っていれば、
基礎学力があろうがなかろうが、関係なく進学出来ていたのは事実です。


言うならば、その場その場をゲーム感覚で乗り切れば、その後に必要ないことは、
あまり問われないということです。


実際に今までは、大学まで入ってしまえば、方程式を解くという問題は出ないでしょうし、
英語に関しても、Be動詞と一般動詞の使い分けがわからなくても、何となく会話できるから、
あるいは、そもそもそんな基礎の問題を大学では出さないということで、
乗り切ってしまった方は何人もいたことでしょう。


そういった内部進学者の実情に大学側も頭を悩ませていたことでしょうが、
2020年度以降は、おそらく私立校・中高一貫校での成績に合わせて、
『高等学校基礎学力テスト(仮称)』の結果においても、
一定のレベルをクリアしていなければ、内部進学を認めないということに
なるでしょう。


そうなると、私立校・中高一貫校では内部進学者の数を一定数確保するためには、
この『高等学校基礎学力テスト(仮称)』において、一定のレベルの点数を、
偏差値を取らなければならない、“取らせなければならない”ということになりますので、
学校で行う『定期テスト』、『成績』を上記したように、“帳尻合わせ”しても、
意味がなくなります。


ですから、今年度から定期テスト、成績に関しても、厳しくなっていくことになると
思われます。


この二学期が終わってみなければわかりませんが、2019年度以降に施行される
『高等学校基礎学力テスト(仮称)』のことを考えると、今年度、テストの平均点や
成績の帳尻合わせをしてくる私立校・中高一貫校、先生は、少ないと思います。


また、仮に帳尻合わせをしてくれたとしても、そのままの学力では、
結局は『高等学校基礎学力テスト(仮称)』の結果で
内部進学が出来ないという結末になることも予想されます。


付属提携している大学側とのどういう取り決めになるかは不明ですが、
大学側が『高等学校基礎学力テスト(仮称)』の結果を軽んじるということは
まずありえないことでしょう。


成績がギリギリの方においては、『高等学校基礎学力テスト(仮称)』の結果の
提示を要求し、その結果、内容によっては、内部進学を拒否される可能性は高いです。


そうなった時、多くの私立校・中高一貫校の内部進学者の数は激変することが
予想されます。


今私立校・中高一貫校の『中学』に通われている方は、こうなってから、
基礎学力を上げようとしても、どれほどの時間をかけなければならないことになるか、
計り知れないものになります。


それは受験勉強以上の苦行となると思いますが、それでも“今まで通り”の
生活を続けていくのであれば、最悪の結果となる覚悟を持っていることになりますので、
よく考えられることをオススメします。


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