栄冠ゼミ (著)、330円(税込) 私立校・中高一貫校生の一学期中間テストの勉強の仕方を紹介
今回の事態で、皮肉にも、『本当に』
ちょっと先の未来・将来でも、
なってみてないとわからないことが
証明されましたが、有限の期間、機会の中で
進路が決まっていく学生の皆さんは、
挫折や葛藤を繰り返しながらも、
常に『次の記録、結果』を目標に、
突き進むことが求められます。
この点において、過酷な環境・状況を
強いられていることを、美化して、
理想を唱えることは、人によって、
捉え方によって、大人たちは嘘をついている、
都合の良いことを言っていると
思われても仕方ないかとは思います。
特に、記録された結果、定期テストの点数、
各学期の成績によって、高校・大学の進路が
決まる私立校・中高一貫校生は、考え方や
生き方をこじらせると、本当に、大人達、
社会に、『裏切られた』かのように
思われると思います。
記録された結果、定期テストの点数、
各学期の成績によって、高校・大学の進路が
決まるということは、いつかやどこかで、
（自分なり、自分的に）頑張れば“だけ”では、
ひっくり返せない状況になることもあります。
進級・進学の規定、基準が明確であると同時に、
記録されていく結果、さらには、抜け落としていく
基礎学力、ついていけない、遅れをとってしまう、
難しい授業とで、押しつぶされてしまう方が、
いるというのも事実です。
そうならないための対策・対応が、
事前事前の準備や普段の“当たり前”の
積み重ね、それらが努力、頑張りとして
認められるということに、どこで、いつ
気付くかということになります。
私立校・中高一貫校生向けに、普段の勉強、
授業の、定期テストの対策、対応として、
よく書いているのは、
『（点数・成績を）取れるべき時に取って、
余裕を、貯金を作り、時間が無く、忙しく、
難しくなって、点数が、成績が取りづらく
なった時に、助かるようにしておく』ことを
提案しています。
絶対評価で、記録された結果で、進級進学が
決まる私立校・中高一貫校では、『先行逃げ切り』が
最も効率良く、効果的で、かつ、危なげなく、
進学出来る典型となります。
逆に言えば、受験と異なり、後追い、
一発逆転というのが、かなり難しい環境である
とも言えます。
今回の事態で、幸か不幸か、時間と宿題・課題を
与えられ、それによって、中間テスト分、あるいは、
期末テスト、この一学期分丸々の審査、評価が
決まる可能性が高まったわけですが、そのことに
甘んじていると、『次の定期テスト、成績』に、
影響が出ることが考えられます。
また、これも皮肉なことではありますが、
部活動や学校行事などの『時間』も、
自宅学習にあてられる、さらには、
今までの学び直しにあてられたことに
なりますので、言い訳が出来なくなります。
以前も書きましたが、良い環境・状況が
与えられるということは、それだけ、
求められること・ものも高く、多くなって
いきます。
今回の事態下で、私立校・中高一貫校各校では、
それぞれ“独自”の対応・対策を取られたことを
考えますと、次の定期テスト、成績の審査・評価は、
極端に甘くなるか、あるいは、極端に厳しく
（と感じられるように）なるかの二極化が、
学校、さらには各教科の先生単位で、
分かれると思われます。
私立校・中高一貫校ならではジレンマかもしれませんが、
今回の事態下で、甘い審査したために学力・偏差値が
下がったとなっても問題ですし、厳しい審査で、
多くの方が進級・進学出来ないとなっても、
問題となることでしょう。
ただ、最終的な、『進学の審査』、そして、
高校生ともなれば、『進級の審査』においては、
２年半、あるいは１年間の“総合的”審査を
行われることを考えると、今まで借金生活、
つまり、今回の事態となる前から、学力低下、
成績不振、さらには、向上心が見られないなどとの
心証的な評価によって、厳しい措置が取られる
可能性があります。
個人的には、この事態下に甘え、好き勝手にしてきて、
今回の事態の“せい”にして、同情や温情で、
進学していくほうが、『後々に』、
より厳しい悲劇・不幸・地獄を招くであろうとは
思いますが、この状況下で、そこまでを見据えて、
別の道も考慮し、英断するというのは、
難しいかと思われます。
となれば、より一層、高校・大学へは、
進学出来て当たり前、出来ない・させないなんて、
非情、鬼・悪魔の所業などと思われる方も
少なくないかと思います。
普段の進級進学の問題もそうですが、
私立校・中高一貫校に限らず、学問の道に
進むというのであれば、いずれ、徹底的に、
出来ない、理解に時間がかかることが、
やってくることになります。
そうして、その時に、基礎学力を取り戻せなければ、
授業についていけない、遅れを取るだけでなく、
人格や人性を否定されるかのような審査・評価を
受けて、最後の最後で、権利をはく奪されるように
進級進学出来ないと通告されます。
冒頭にも書きましたが、
『なってみてないとわからない』で
過ごしてきて、こうなった時に、
人によって、捉え方によって、
大人たちは嘘をついていた、
都合の良いことを言っていた、
騙された、裏切られたと、
こじらせてしまうことでしょう。
昔から、私立校・中高一貫校生の中には、
すでに達観されたかのように、いやいや、
学校の勉強だけが全てじゃないでしょう、
他にやりたいこと、好きなことがあるし、
高校・大学に行けなくてもいいし、という方は
おりましたが、昨今の傾向として、後々になってから、
それも、かなりの状況に追い込まれてから、
手のひら返しのように、やっぱり進級進学したい、
皆が進級進学できるのに、自分だけ出来ないのは
納得いかない、権利を取るなと“拗ねる”方が
多くなってきているように思えます。
すでに、今回の事態下で、こういった状況に
なったのだから、テストは、成績は、一学期は、
『許される』『与えられる』のが当然で、
厳しく審査するなんて、あり得ないと思っている方、
失礼ながら、これは親御さん、ご家庭の方も含めて、
そう思われていると、今後の学校生活に暗雲が
かかることになると思います。
むしろ、私立校・中高一貫校では、こういった事態下でも
普段と変わらずに厳しくなっていく、具体的に言えば、
宿題・課題の量などは増え、授業の進度も速くなり、
テストの範囲や量も多くなると思われます。
そのことが結果として、後々の学生生活、
特に高校・大学に“入ってから”困ることの
ないようになるのですが、そこまで考えられない方に
とっては、学校・先生に恨みや怒りを抱くことでしょう。
いまだ収束はもちろんのこと、今後の対応・対策も
明確になっていない状況・状態ではありますが、
それでも、『なってみないとわからない』で、
過ごすことなく、常に、次の定期テスト、成績を、
見据えて、宿題・課題はもちろんのこと、テスト勉強の
準備や計画を進めておくことをオススメします。
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