中野笑理子のブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

おカネについて

2016年12月09日 | 日記


昨日宝くじについて書いたら、そういうのをとらぬ狸の皮算用というのだ!
という貴重なコメントを頂いたので、引き続きお金のお話を。

お金は持ってても決して邪魔にならないし、あればあるだけあった方が良いのだ、という人が大半だと思います。
が、果たしてそうなのかなぁ、というのが私の正直な気持ち。

昨日の回答者も書いていましたが、持ち慣れない大金を手にして、そのあと幸せにめでたしめでたし、という人は決して多くはない。
大金を持つ前より悲惨な生活になってしまったり、最悪な場合、殺されてしまうことだってある。

おカネ自体は良くも悪くもないけれど、それによって人は良くも悪くもなってしまうと思うのです。

一升の枡には、一升の水しか入らない。それ以上注ごうとしても、溢れ出てしまう。
自分の枡はどれ程の容量があるかなんて誰にもわからないけれど、足るを知るということが大切なのではないでしょうか。

長期欠席中の不肖の塾生ですが、やっぱり地道に原稿用紙のマス目を埋めて、お金に替えることが目標ですね。
例えその額が今の会社の給料より少なかったとしても、自分の書いた文章で得たお金は、おそらく格別なんだと思うのであります。

起きて半畳寝て一畳天下取っても二合半
吾唯足知

半額シールのお惣菜に思案はしても、雨露凌げる家に住み、明日着るものも食べるものもある。
ちょうどバブルの最後の方に学生だったので、バイトで今より稼いでいました。
40歳くらいになったらビルのひとつやふたつも建てて、家賃収入で食べればいいや、くらいに思っていました。
神戸の北野でバイトしていたので三宮駅からタクシー出勤で、お釣りの小銭はもらったことがなかった。
そんな日々を送っていたけれど、その頃に比べて今が貧しくなってみじめだとか不幸だとか別に思いません。
年をとったらどんだけ金持ちになってるだろうと思っていたけれど、今思うとあの頃が異常だったのだと思います。
まぁいい夢見たナ、くらいで。

今は、どれだけお金を稼ぐかよりも、どうやってお金を稼ぐか。
朝早く眠い目をこすって起きて、満員電車に揺られて会社で仕事をしてお金を稼ぐ。
好きなこと(私の場合は文章を書くこと)でお金稼ぐ。
やっぱり後者をとりたい不肖の塾生なのであります。