中野笑理子のブログ

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友情? 愛情? それとも?

2016年12月19日 | 日記
土曜日、作劇塾の忘年会に参加しました。
久々に中山先生をはじめ、普段はなかなかお会いすることのできないOBの先輩方、懐かしい塾生のみんなや新しい初めましての塾生の皆さんともお会いすることができて、感涙にむせぶ長期欠席中の不肖の塾生でありました。

しかしそこでとんでもない、根も葉もある(嘘です)噂を耳にしてビックリ!
私が長期欠席しているのは、同じく女性の、ある塾生の方と仲が悪いからだというのです。
実はそうなんです(嘘です)。
女同士の友情と言いながら、水面下では血で血を洗う凄まじい確執がありました(大嘘です)。
何でそんな事を?!
と抗議すると、だってその方が面白いやろ、と先生。

あ、ホンマや。
面白さのためには、嘘も方便。
面白がっていただけるなら不仲説もまた善し哉。
イヤイヤ、違います、違います。

女同士に友情はない! と仰る先生。
うーん、そうかなぁ、ナイ事もないとは思いますが、作劇塾の塾生の皆に対する気持ちは果たして友情と呼べるものなのか?
酔いの回った頭は普段のトロさに輪をかけてトロく、色んな考えが浮かんでは消え、駆け巡ります。

よくよく考えると、確かに友情というのはちょっと違うかもしれない。
愛情もあるけれど、それともちょっと違う。
友情というのは友達で、愛情というのは異性間(同性もあるけれど)の恋人とかが主だし、じゃあ何なんだ。

そうだ、同志だ!
目指すもの(ジャンル等)は違えども、クリエイターになりたい、自分を変えたい、という今自分が持っていない何かを目指す同志なんだ、と思いました。
仲は良いけど、ライバルでもある。
お互いに切磋琢磨できる、年齢や性別を超えて意見をぶつけ合うことのできる仲間なんじゃないかと。

仲間って、友情より何だか大人な感じがするのですが、どうでしょうか。
仲間と聞いて思い出すのは、妖怪人間ベム、ベラ、ベロです。
妖怪人間をはじめ見ていた時、子供だった私はてっきり親子だと思っていました。
友達の家で見ている時、同い年(当時小1)の友達もそう思っていて話していると、その子のお兄さん(小6)がお前ら何もわかってないな~と、3人は仲間なのだと教えてくれたのです。

仲間ってナニ?
と二人で口を揃えて訊くと、お兄さんはちょっと焦りながら、仲は悪くないけど仲良しでもない、とかなんとかゴニョゴニョ言って、単なる仲良しじゃねえんだよ! と叫びました。
何を怒ってるのかなぁ、と子供の二人は不思議でしたが、今ならわかる気がします。

お互いに共感できるところもある。
けれど、決して譲れないところもある。
いろんな意見やものの見方の違いを、互いに論じ合うことができる仲間。
そしてライバルでもあるけれど、協力し合うこともできる。

妖怪人間以外では、ルパンと次元と五ェ門と不二子ちゃんと銭形のとっつぁんみたいな関係。
必殺仕事人の中村主水とその仲間たちとか。

皆さんそれぞれ、友情の厚い幼なじみや友達や、愛情深い恋人もいるかもしれませんが、それらを取っ払った仲間というのはまた格別だと思うのです。

仲間に出会えて良かった。
作劇塾に入って良かった。
早朝の寒さの中、笑みを浮かべながら帰りました。











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