今日はちゃんと出勤しました。
こんばんは、中野笑理子です。
会社から実家の母の介護へ直行し、その帰り道のこと。
お年寄り世帯が多いせいか、夜9時を過ぎると人通りが殆どありません。
早足で歩いていると、かすかにニャーという声が聞こえた気がしましたが、寒いので足を止めずに目だけキョロキョロしていますと、植え込みがガサガサ揺れて中から黒白(こくびゃく)ちゃんが出てきました。
黒白ちゃんは、最近知り合った猫ちゃんですが、帰り道でよく待ち伏せしているしているのです。
防犯のため通る道はいつも違うのに、どうして私の通る時と場所がわかるのでしょう?
この子がまたよく喋る猫ちゃんなのです。唇に指を立てて、しーっ! とするのですが、ニャーニャー言いながら頭をゴンゴン足元に打ちつけてくるのです。
仕方ないので、カップのスープタイプのご飯の上にカリカリもトッピングしてあげました。
カップをそのままにして帰るわけにはいかないので、食べ終わるまでウロウロ夜の散歩です。
こういう時は人通りがない方が良かったりもしますが、寒いしやっぱりちょっと不安です。
覗きに行くと、黒白ちゃんはわしわし食べていますが、まだ半分くらい残っている様子。
しょうがないので、もう一回り歩いていると、闇の中に艶やかな色の塊に出会いました。夜の中で、艶然と微笑んでいました。
しばし見とれて黒白ちゃんの所へ戻ると、キレイに食べ終わって手で口元をペロペロしていたので、カップを回収して家路を急ぎました。

山茶花でしょうか?
それとも寒椿でしょうか?