中野笑理子のブログ

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聖夜前の謎

2016年12月23日 | 日記
よく行くスーパーの玄関先にいつの間にか、クリスマスツリーが飾られいます。
微笑ましいなと思って通りすぎようとして、その異様さに足が止まってしまいました。

私の背丈と同じ位の高さのツリーには飾りがひとつもなく、その代わりに願い事を書いた短冊がびっしりと貼りつけられていました。
よく見ると短冊には願い事と名前と年齢の欄があり、それぞれたどたどしい文字で『のりがほしい』と書かれたものや大人顔負けのきれいな文字で『大人になったら大金持ち』と書かれたものなど。他には『かぞくがなかよくなりますように』『ピアノコンクールで1位』などあり、年齢も3才から12才までと様々です。

見れば見るほど、異様です。
洋風なのか、和風なのか?
キリスト教なのか、神道なのか?

ここに願い事を書いた子供達が、将来大人になった時に正しいクリスマスツリーの在り方を理解できるのか、少し心配にもなってきました。

それともクリスマスにケーキやチキンを食べて、お正月に初詣に行く日本人、クリスマスツリーに七夕のように短冊を貼るというこの行為も、やがて違和感なく溶け込んでゆくのでしょうか。

けれど今日のは緑と白で、ツリーというよりも神社に結びつけられたおみくじのように見えました。
日本はこの先、どんな国になってしまうのだろうか。
少し不安になってしまった聖夜前の寒い夜でした。