昨日、消費者金融に勤めていたことを書いたら、その頃受けたのバイトの面接のことを思い出しました。
付き合っていた年下の警察官に振られて、何故かもう信じられるものはお金だけよ! みたいな自暴自棄になった時がありました。
当時、デスメタルのギャルバンを組んでおりまして、ホステスさんが着るような服は1枚も持っていなかった。
そんな時「新規開店! 制服貸与 時給4500円~」という文字を見て、ついフラフラと面接を受けに行きました。
面接官はスキンヘッドのどでかいストロング金剛さんみたいなおっちゃんと、タモリさんにそっくりな小柄なおっちゃん。
そして白髪の紳士の3人の男性がおりました。
店に入った瞬間、頭の中でエマージェンシーランプが点滅しました。
いつから来れるかな?
と訊かれて、「今のお店に前借りがたまってて~」(もちろん嘘)とヘラヘラしながら答えたんです。
金額も聞かずに、「こっちで用意しますよ」と言われて、ますますアカン! と思いました。
ストロング金剛が「喉乾いてない? 何か飲む?」と言って、後ろの白髪の紳士に合図すると、その場で紳士がグレープフルーツをスパッと切って生グレープフルーツジュースを作ってくれました。
制服ってどんなんですか?
と一応訊いてみますと、ランジェリーだと言うのです。
ランパブだったのです。
ひぇぇぇ~!
私、お腹出てるし、冷えるとすぐにお腹壊すしィ~と言いましたが、ポッチャリさんは人気あるからね~と微笑むストロング金剛。
向こうの差し出した用紙に住所、氏名、年齢、電話番号、銀行口座全て嘘書いて、ジュースには手をつけず、開店日から出る約束をして逃げるように、いや逃げて帰りました。
その場で断ったら、輪姦されても仕方ないみたいな雰囲気やったんです。
社会勉強に働いても良かったかもしれませんが、ちょっと怖すぎた。
そんなこんなで、新地のジーンズOKな今のガールズバーのはしりみたいなお店に落ち着きました。
しかしそこでは皆、将来は新地で店持ってやる! という意気込みの女の子ばかり。
OLの片手間バイト? 笑わせんじゃないよ!
と年下の女の子に説教され、辞めました。
あの時のおっちゃんや彼女たちは今、どうしているんだろうなぁ。
楽して儲けるはナイなと学んだ、はたち過ぎのアホ娘でありました。