”ワイン”の微笑(ほほえみ)

A Smile of Wine/ Sorriso di Vino/ Un Sourire de Vin

アルザスとカルボナーラ。

2015年02月16日 21時24分21秒 |  えん便り EN CO ltd.
飲みたい白がアルザスのル ピノだったので、そのままカルボナーラ。
しっかり合ってます

カルボナーラも良かったんですが、白が良い。


次は肉と。

菜の花入れてカルボナーラ。

2015年02月16日 20時55分41秒 |  えん便り EN CO ltd.
毎日ローマをイメージしてますしっ(笑)やはりパスタはカルボナーラ? 菜の花入れました。 今から。

ツアー前:PIENZA

2015年02月16日 14時34分34秒 |  えん便り EN CO ltd.
一か月後、3月16日といったら、ローマ空港から帰りの飛行機に乗る日です

あっという間に過ぎてしまうのでしょうねっ。


それならば、今の内から3月のツアー、盛り上げムードにしようということで連日、ツアー前:**というタイトルで、シリーズとして思いつくままにブログをアップさせていこうかと思います。

まずは、世界遺産のPIENZA。



目の前のオルチャ渓谷も世界遺産です。

この写真2008年か2006年のツアーの際に撮影しています。
今年2015年3月ツアーの”栞”の表紙はこれでゆこうと思います。


別の写真。



左側。

方や壁、方や糸杉。


ピエンツァはイタリア トスカーナにあります。
歴史:::
シエナの貴族ピッコロミニ(Piccolomini)家が神聖ローマ帝国皇帝のフリードリヒ2世からヴァル・ドルチャ(オルチャ渓谷)の地を与えられましたが、その一部としてピエンツァも含まれていました。
当初、ピエンツァはコルシャーノという小さな村落に過ぎなかったようですが、このコムーネ出身のピウス2世が教皇となると、ピウス2世はこの地を自らにちなんでピッコロミミと名づけ、理想のルネッサンス期の街づくりに挑みました。フィレンツェの建築家ベルナルド・ロッセリーノを呼び寄せ、1459年から工事をスタートさせ、大聖堂を始めとする豪奢を凝らした数々の建造物を残しました。
大聖堂、教皇の館が連なるピッコロミミ広場などの街並みは世界遺産となっています。
以上はフリー百科事典より引用。

AMORE(アモーレ)という通りがあるんです。
この街からの眺めは写真のとおり、素晴らしい。

3月のツアーでは、この直ぐ近くのモンタルチーノなどでいろいろと楽しむ日があるのですが、PIENZAを訪れる時間が無いために、別の日に(実際にはフィレンツェからローマに戻る途中に立ち寄るという感じ)改めて訪問しようということです。


煮詰めた葡萄をっ

2015年02月16日 10時10分52秒 |  えん便り EN CO ltd.
イタリア半島の爪先、カラブリアのワインです。

一昨年、南イタリアで知り合い、メールで交流を深めながら、約1年半の月日を経て発注となりました。
Masseria Falvo(マッセリーア ファルヴォ)、ファルヴォ農園。
1727年からカラブリアのサラチェーナ(SARACENA)にある家族経営の小さな農園です。

ブログ上では、2014年4月25日に登場させましたが、良い白と赤、そしてたまらなく甘いパッシートをお披露目することになります。

はいっ、お船に乗って日本にやってきます。

まずは、非常に珍しい製法のパッシート(葡萄を陰干して造るイタリアの甘口ワイン。)をご紹介します。

MILIROSU(ミリロス)
イタリア語の辞典をひいても出てきません。方言です。
小ぶりの物凄く甘く香りの高いオレンジ(今は生育していないとのことです。)の名前が付けられています。

製法は簡単にご説明します。
1:ブドウは3種類使います。
(モスカテッロ ディ サラチェーナ種・グアルナッチャ ビアンカ種・マルヴァージア ビンアカ種)
2:9月初旬、熟したモスカテッロを収穫して陰干します。<水分を飛ばして糖度を高めます。>
  これは9月の下旬まで。理由は9月の下旬には後の2種類の葡萄が熟してくるから。
3:9月下旬、グアルナッチャとマルヴァージアを収穫して、潰してジュース状態にしてから寸胴(大きな鍋)に入れて煮込んでいきます。
   この葡萄を煮込むという工程、聞いたことがありませんでした
  (この製法、古くは1500年代にローマ法王に献上したという記録が残っているそうで、そのずっとずっと前からこの地方では行われていたとのことです。)
4:煮込むのは100リットルを煮込むとして70リットルになるぐらいまで。時間は3~4時間。
5:1で陰干したモスカデッロを潰してジュース状態(MOSTO)にして、これと4の状態になるまで煮込んだグアルナッチャとマルヴァージアのジュース状態(MOSTO)を冷ましてから加えます。
6:ここから、やっと醗酵になります。
  非常にゆっくりな醗酵で、2カ月近く徐々に徐々に醗酵させてゆきます。
7:その後はステンレスタンクで1年寝かせボトリングとなります。

小さい集落で大昔から造られてきた製法。
家庭、家庭によって造り方は微妙に異なります。
法律で決められた製法は存在しません。
各家庭、造り手各々でそれぞれ違ったパッシートが楽しめますが、秘伝の技もあるようです。

実は、この製造方法の文面など昨年の夏に作成し”イタリア蔵巡りツアー”の際に引用していました。
やっと、やっとこのお話をブログに登場させることが出来ました。

早く到着してくれないかなぁ~

追記:
このワイナリーは昨年4月に発注寸前でしたが先送りになってしまい、結局は9月に実際に訪問してより良く知り合ってから正式にスタートさせようということになった経緯があります。
昨年9月の訪問で、もうすっかり惚れ込んだワイナリーとなりましたが、その後もタイミングが合わず今年1月早々の発注、春にデビューということになりました。
結構長かったですね、スタッフが2013年の南イタリアへの出張で知り合ってから初上陸まで。