とうとう投開票の日がやって来ましたね
「おねだり知事」「パワハラ知事」と言われ、県議会でクビを宣告された元・斎藤元彦知事。
当初の評価では尼崎市長の稲村さんが群を抜いていたのですが、いざ選挙戦が始まると、斎藤元彦さんの勢いが強く、超接戦状態になっていると言われています。
期日前投票では斉藤有利とも言われている。
県議会で全会一致でクビを言われた元知事が戦う相手なので楽勝と思っていた稲村さん。演説でもあえて斎藤の批判はせず、問題とされたパワハラによる職員の死などには触れなかった。
政策を中心に演説をして、上品な選挙戦を展開していた。
一方、斎藤元彦は涙ながらに「反省するべき点は反省する」とか、自殺した職員にも落ち度はある事を匂わせた。
稲村さんは立憲・自民の県議が応援し、維新は参議院から立候補した人を応援。
県議にすれば自分たちが齋藤をクヒにしたのだから、応援するのはおかしく、当然他の人を応援するはずだった・・・
ところが明石市の自民系の市議たちが裏切った。
やり手の稲村さんより、斎藤の方が交渉をしやすいと判断した。
市議や町議は自分たちがクビにした訳じゃないので、堂々と斎藤支持に回ってしまった。
真っ白な紙に一つ黒い点が有れば、その黒い点が目立ってしまう。
本当は黒い点などあっても、大半は白色なのに・・・
これが自殺した人の告発内容に対する評価の変化です。
自殺した人の告発の一部に「それは間違っいるだろう」と言う一つの点を見つけて訴え、他の部分は語らない。
殆どか事実でも一部に間違いが有ると全体的に疑問が生じてしまう。
元知事の斎藤元彦の訴えは、そこに絞られている。
なかなかしたたかな戦略です。
以前に兵庫県知事の選挙と、アメリカ大統領の選挙がよく似ていると言いました。
1人が問題児で、もう一人が女性。
スタートは女性が優勢ですが、段々と問題児が勢いを増してくる。
アメリカの場合は問題児が勝利したけど・・
さて、兵庫県ではどうなるのか?