地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

夜の街と暴力団

2016-01-30 17:22:33 | 日記
昔々は夜の街と暴力団(やくざ)とは切っても切れない関係でした。

それはヤクザがそこに収入源を求めたと言うだけではなく、店の経営者側も必要としていたんです。

酒と女を求めて夜の街に来る男達は今の人達の様に、ある程度はマナーを心得ている人達じゃなかったのです。
深酒をし、酔っ払って他の客と喧嘩したり、店に文句を言って暴れたり。
そんな事が日常的で、夜の街にパトカーのサイレンが鳴り響く事など普通に有る出来事でした。

サイレンの音が聞こえると・・「オッ、喧嘩じゃ」と言って店を飛び出す野次馬で大賑わいです。

客同士がもめる、、、そして店の人が割って入って止めようとする、、、
そんな時に喧嘩が止まるか、それともより一層大きくなり怪我人が出たり店が壊れたりするか、、、。

その境目を左右するのが、当時のヤクザだったんです。
店の主人とヤクザの繋がりの度合いによって、事の収まり加減が大きく違うんです。

何処の誰から教えられた訳でも無いのに、この店は後ろにヤクザがいてる。
あの店は〇〇組の女がやってる。

そんな情報は何時の間にか頭の中に入っていた。

夜の街に行って偉そうにしたい人はその種の店は避けますが、
酒と女で遊びたい人はいっそヤクザ関係の店の方がトラブルが少なくて良いと考える人も大勢いた。

私もどちらかと言うと後者の方で、マスター事態が正式な組員の店なんかもよく行っていました。
ただ、ココで気を付けなくちゃいけない点が・・・

それは女・・・組員モドキや末端の組員の女を、それと知らずに特別な関係になってしまう事です。

現実にはよくある出来事なんです。
何故かって、、、ヤクザと付き合ってると色々と普通の女の人には無い苦労(悩み)を持つようになり・・
女の方がまともな男の方が良いと思う時があるからです。

そんな時にさほど自分の好みでも無い目の前にいてる男に逃げ場を求めるのです。
それを・・「俺はもててる」と錯覚して同調すると・・・痛い目にあう

近年は夜の街で暴力団を見かける事は少なくなりました。
その原因は暴対法(平成13年)が出来てから・・・と思う人も多いけど
実際はもう少し前からで、平成に入る頃には激減していました。
これは世の中の景気が悪く、その影響が一番大きいと思います。

今、夜の街で暴力団が関係していると思われるのは性風俗関係の店。地方ではその傾向が特に強いです。
都会の様にボッタクリの店なんかは地方だと一発で客が来なくなるので、暴力団にとっても「銭にならん」状態です。
もし地方でもあるとしたら外国人(特に中国人)の店の確率が高いですね。

今、山口組の問題でその世界の人達は色々な意味で判断を迫られているみたいです。
昔に山口組を出た人達で一和会が結成された時は長期にわたって抗争が繰り広げられましたが、
その時も夜の街からその筋の人達は姿が消えましたね。

ヤクザの事を暴力団と呼ぶようになり、
ヤクザが少なくとも表面上は大事にしていた義理人情は段々と薄れた気がします。

平たく言うと・・・無料の口利きがなくなりました。
そりは口利き(介入)すると暴対法に触れるからと言うもの原因の一つですネ。

ですから、、、一般人ではどうしても解決できないし、警察に言っても相手にしてくれない事柄が発生した時、、、。
もし、知りあいに暴力団員が居たら頼んでしまうのです。
そして昔と違い、違法な事を頼むのですから、それなりのお礼(金)が必要となります。

夜の街で見かけなくなったのは暴力団員だけじゃなくて、暴力的な一般人も少なくなりました。
なんせ・・・女の人の方が多いと感じる夜の街です。

その内に女の人同士の取っ組み合いが見られるんじゃないかな、、、と、チト期待したり






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