今日は曇りときどき雨。今朝は上空に雲が広がっていて、雲の合間から青空も顔を覗かせているものの、日射しは無く、薄暗い朝となった。朝の気温は13℃で、暖かかった昨日の陽気を引き継いで、暖かい朝となった。先週まではダウンコートだったが、それでは今日は暑そうである。そこで今日はクローゼットの中からモッズコートを出すことにした。
未明まで吹いていた南よりの風は朝に北風に代わり、急に空気がヒンヤリと感じられた。ただ、上空は南から雲が流れていて、冷たい空気と暖かい空気が上空でぶつかり合っていることが分かる。これから天気も悪くなりそうだ。今日は傘を持って出勤した。
雨は昼前から降り始めた。日中は雨はそれほどでもなかったが、強い南風が吹いて、嵐のような天候となった。昼間の気温は18℃で湿度が高く、蒸し暑いくらいの陽気である。雨が降っているので、花粉はそれほど飛んでいないと思ってマスクを外していたら、くしゃみを連発して、鼻水も止まらなくなった。強い風にあおられて、花粉も相当飛んでいるようだ。
今日は気分転換にお昼を外に食べに行くことにした。といっても外は荒天なので、外に食べに行く気もしない。職場のあるビルから地下道「ワンデーストリート」を歩いて都庁第一庁舎の前に到着すると、都庁都議会議事堂地下に入る。以前「天重セット」をたべた蕎麦屋「更科本店」の隣に中華料理屋「HouRan Tei」がある。この店は隣の中華料理屋「芳蘭亭」と間仕切壁1枚で分かれているが、厨房は同じである。この店はお昼はカレーと麺、夜は中華バイキングの店となっている。今日はこの店でお昼を食べることにした。
店に入る。店内は外に面してカウンター席が9席配されている他、8人掛けのテーブル席が5卓と4人掛けのテーブル席が1卓配されている。店員にカウンター席に座るように言われて席に座った。
卓上にはラミネートされたメニューが2枚と紙ナプキン立てが置かれている。席に座ると、店員がコップに入ったお冷やを運んできた。
メニューはカレーライスと各種トッピング、ドリンク単品、今週のランチメニューとして各種麺類、焼き小籠包、焼き餃子で構成されている。
店員に声をかけて料理を注文する。店頭のショーケースの中に蝋細工の見本で置かれていた「カツカレー」を注文する。もっともこの「カツカレー」は「とんかつ」をトッピングした「カレーライス」なので、注文の仕方としては「カレーライス」「とんかつ」である。更にライスを大盛で注文した。
料理を注文してしばらくしてカレーライスの載せられたトレーが運ばれてきた。「カツカレー」は大きな平皿の半分弱にライスが盛られ、残りの領域にカレーが湛えられていて、ライスの脇のカレーの上に6切れにカットされた「とんかつ」が置かれている。ライスには福神漬けがトッピングされている。
紙おしぼりで手を拭き、お冷やを飲んで喉を潤すと、スプーンを取ってカレーを食べる。まずはとんかつを少しずらしてライスにカレールーをかき混ぜるようにして口に運んだ。
カレーには小さくダイスカットされた豚肉が入っている。そのカレーは万人受けする甘口のカレーである。ドロリとしたカレーは旨味があって美味しい。
カレーを食べながら「とんかつ」を食べる。厚い衣をまとった「とんかつ」の肉は薄く、脂身がやや多い。「とんかつ」を1切れ食べた。カリッとした衣はサクサクとした食感で、中の肉は柔らかく、豚肉の淡泊な味わいが感じられる。脂身が多いせいか、ジューシーな味わいに思えるが、肉汁ではないのは食べていて分かる。
カレールーの中の豚肉はほとんど存在感が無い。時折、舌の上で、これは肉かと思ったりもしたが、具といえるほどの具ではない。むしろ、食べているうちにカレールーに混ざった福神漬けがシャキシャキとした食感で、アクセントになっている。
全体的に量は多めでボリュームがある。カレーを食べてしまうと満腹になった。最後にお冷やを飲み干して完食する。
席を立ち、店の入口脇のレジで代金を払って店を出た。
午後も事務所で仕事である。夜になって一旦雨が止んだものの、再び雨が降り出した。風はそれまで強い南風が吹いていたが、今度は風向きが変わって北風になった。と同時に、気温もぐっと下がってきた。