今日は曇り。今朝は上空を厚い雲が覆っていて日射しが無く、薄暗い寒々しい朝となった。朝の気温は７℃で北風が吹いていて、湿気を含んだ重い空気がヒンヤリと冷たい。今日は暦の上では二十四節気の啓蟄ということで、手元の辞書によれば「冬ごもりをしていた虫が地上にはい出る意。」とのことだが、今日は風が冷たく、まだまだ寒そうである。
昨日はモッズコートを着て出勤したが、それでは寒そうだ。とはいえ、昨日の暖気の影響なのか、気温が低い割にはそれほど寒くは感じない。そこで、今日はハーフコートを着て出勤することにした。
昼前に雲の合間から青空が広がってくると、次第に日射しも降り注ぎ始めた。昼間の最高気温は13℃で北よりの風が吹いて、空気がスッキリと冷たく感じられる。それほど寒さは感じないが、上着を着ていてちょうどいいくらいの陽気である。
今日も１日事務所で仕事である。毎日、事務室で朝から晩までデスクワークというのは正直、心理的にも身体的にも疲れるが、今月は特に予定も無いので、この生活がしばらく続きそうである。
仕事の帰りに気分転換と糖分補給を兼ねてお茶をして帰ることにした。新宿駅を東西に延びる地下道「メトロプロムナード」を歩いて新宿アルタに入ると、ビルの裏側から歌舞伎町方面に抜けた。靖国通りを渡り、セントラルロードを直進して、新宿東宝ビル前に出る。ビル１階にあるクリスピークリームドーナツ 新宿東宝ビル店に入店した。
２階にあるカウンター席の１つを確保し、１階レジ脇にあるドーナツのショーケースの前にたった。クリスピークリームドーナツでは今月１日から新キャンペーン「BABAPAPA」が始まっていて、ショーケースの中には４種類のバーバパパファミリーのドーナツが並んでいる。
今日はこの内、「バーバパパ ストロベリー」と「バーバママ カスタード」を注文することにした。ドリンクは「ホットチョコレート」とした。
ドーナツとドリンクの載ったトレーを受け取ると、トレーを確保したカウンター席に運び、腰を下ろす。
最初に「ホットチョコレート」を飲む。先日の「ホットチョコレート」と異なり、温められたチョコレートドリンクの上に載っているはずのホイップクリームは全部ドリンクに溶けてしまっていて、その姿形はどこにも見ることが出来ない。表面に白い円が描かれているだけである。
カップを傾けて「ホットチョコレート」を少し飲む。温かく、優しい甘さの「ホットチョコレート」は花粉でいがらっぽい喉の奥に優しく、ホッとするような甘さである。
カップの１／３位飲んでしまうと、ドーナツを食べることにする。最初に手に取ったのは「バーバパパ ストロベリー」である。「バーバパパ ストロベリー」はストロベリークリームを詰めたドーナツの表面をストロベリーチョコでコーティングし、ホワイトチョコで丸い目を描き、ビターチョコで口や鼻を描いている。
ドーナツにかぶりつくと、ホワイトチョコの目が２つともコロリとトレーの上に落ちてしまった。ドーナツの中からは爽やかな酸味のストロベリークリームが口の中に溢れ出してくる。酸味の強い甘酸っぱさが表面のストロベリーチョコと合わさって、爽やかな甘さが味わえる。
ドーナツを食べてしまうと、落ちてしまったホワイトチョコの目を口に放り込んだ。ミルキーな甘さのチョコは少し固い食感である。ここで「ホットチョコレート」を少し飲んだ。舌の上でホワイトチョコが溶けていくように美味しかった。
続いて「バーバママ カスタード」を食べる。おだんご頭の「バーバママ」ドーナツの中には、カスタードクリームがたっぷりと詰められている。表面にはチョコのアイシングでコーティングされていて、目と鼻、口がホワイトチョコで顔を描いている。頭にはカラフルシュガーの髪飾りが描かれていた。
ドーナツを口に運ぶ。表面のチョコは口溶けが滑らかで、カラフルシュガーが食感のアクセントになっている。カリカリとした食感のカラフルシュガーは正直、苦手でもある。ドーナツにかぶりつくと、中から舌触り滑らかな甘いカスタードクリームが口の中に溢れだしてきた。表面のビターな味わいのチョコと合わさって、甘くて美味しい。
ドーナツを２つ食べてしまうと、カップに残っている「ホットチョコレート」を飲んで、ドーナツの余韻を楽しむ。カバンの中から読み物を取り出すと、しばらくはドリンクを楽しみながら記事を読んだ。
ドリンクが無くなったところで、帰宅することにする。店内は外国人の団体客が来て、周囲の席を埋め始めた。何を喋っているのか分からないが、ちょっと落ち着けなくなった。
食器を返却すると店を出る。
夜になって再び上空に雲が広がってきたが、雲と雲の合間から暗い空が顔を覗かせていた。気温もぐっと下がってきて、空気が冷たく感じられた。
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