２月最終日の今日は晴れのち曇り一時雨。今朝は上空に薄い雲がたなびいているが、久しぶりに青空が広がり、朝日が射し込んで明るい朝となった。朝の気温は３℃で弱い北風が吹いていて、ヒンヤリとした空気が緩やかに流れている。スッキリとした冷たさの空気は、寒さよりも心地良さを感じた。
午前中は青空が広がったものの、午後になって南風が吹いてくると、上空に薄雲が広がってきた。日中はすっかり薄雲に覆われてしまって、薄日が射す空模様となった。昼間の最高気温は15℃まで上昇し、過ごしやすい陽気である。ただ、花粉がかなり飛んでいるらしく、事務室内でもマスクが手放せなかった。
今日は１日事務室で仕事をこなしていたが、気が付くと、外は既に暗くなっていた。ずっと椅子に座って仕事をしていると、体の節々が痛くなる。たまに首を回したり、腕を伸ばしたりしてストレッチを始めたりするのだが、今日はもう限界である。仕事に区切りをつけると、帰宅することにした。
帰りに気分転換に糖分補給を兼ねて、お茶をして帰ることにした。職場のあるビルを出てふれあい通りと東通りを交差する交差点の角に立つ新宿ファーストウエストビルに入った。１階フロアの東通りに面する場所に設けられているカフェ「エクセルシオールカフェ 新宿ファーストウエスト店」に入店した。店の入口を入って右手の窓に面して設けられているカウンター席を確保すると、そのままレジに進んだ。
レジ脇のショーケースの中を覗くとまだいくつかのケーキが残っている。その中から「国産生キャラメルのクリーミーロール」を注文することにした。ケーキセットにはせず、ドリンクも単品で注文することにして、注文したのは「アーモンドヘーゼルナッツラテ」である。
勘定を済ませてケーキとドリンクの載ったトレーをカウンターで受け取る。ところが、注文したはずのドリンクはメニューの写真とは微妙に異なっている。「もしかしたら」と思ってレシートを見ると「アーモンドヘーゼルナッツラテ」ではなく「アーモンドキャラメルラテ」を注文したことになっていた。
ここで言えば、ドリンクを変更してもらえるかもしれないが、それはそれでまた面倒くさいし、第一せっかく作ってもらった「アーモンドキャラメルラテ」を処分することになりそうだ。それはもったいない。ここはそのまま受け取ることにした。本当に自分の意志を相手に伝えるのは難しい。いちいち確認しているつもりなのだが、自分の意志を勝手に解釈して別の意味に受け取られるとどうしようもなかったりする。
ケーキとドリンクの載ったトレーに冷水を注いだコップを載せると、を確保したカウンター席に運んだ。席に座ると紙おしぼりで手を拭いて、「アーモンドキャラメルラテ」を飲む。
「アーモンドキャラメルラテ」はエスプレッソにアーモンドシロップを加え、ホイップクリームを浮かべてキャラメルソースがたっぷりとかけられている。キャラメルの香ばしく濃厚な味わいが楽しめる甘いコーヒーである。
「アーモンドキャラメルラテ」を少し飲むと「国産生キャラメルのクリーミーロール」を食べる。「国産生キャラメルのクリーミーロール」は国産の生キャラメル入りのホイップクリームをキャラメル風味のスフレ生地で包み、更に上にもホイップクリームを載せて、生キャラメルソースとローストアーモンドをトッピングしているケーキである。
ふんわりとした食感のスフレ生地はしっとりとした舌触りで、舌触り滑らかなクリームが生キャラメルの香ばしさと濃厚な味わいが楽しめて美味しい。ローストアーモンドは更に香ばしさと食感のアクセントを与えている。キャラメルの風味が美味しいロールケーキである。
ケーキを食べてしまうと再び「アーモンドキャラメルラテ」を飲んだ。この席から撮る写真はプラザ通りに映るイルミネーションが玉ぼけをしてなかなかいい感じである。撮った写真を見ながら再び「アーモンドキャラメルラテ」を飲んだ。
それからおもむろにカバンの中から読み物を取り出すと、記事に目を通し始めた。しばらく記事に没頭するように読んでいると、カップの中の「アーモンドキャラメルラテ」が無くなってしまった。仕方ないので、続いてお冷やを飲みながら記事を読む。
しばらくしてお冷やも無くなってしまった。時計を見ると既に入店から小一時間ほど経ってしまったようである。読み物をカバンの中にしまうと、食器を返却して、店を出た。
夜になって雲の厚みが更に増してきたようである。湿度が高くなってきて、空気がずっしりと重く感じられる。
家に着くまでは雨に降られなかったが、深夜になって雨が降り始めてきた。
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