桃の節句の今日は晴れ。昨日はパシフィコ横浜で開催されているCP+2018に行ってかなり疲れたらしい。更に、帰りに写真部の仲間と一杯飲んで帰ったのが効いて、目が覚めたのは昼過ぎだった。既に外は強い日射しが燦々と降り注いでていて、明るくなっている。
日中は上空に薄い雲がたなびいているものの青空が広がっていて、穏やかに晴れて過ごしやすい陽気となった。昼間の最高気温は16℃で、暖かい南風が強く吹いている。今日もかなり花粉が飛んでいることもあり、気のせいか、外が黄色く見えた。
体力に余裕があれば、昨日に引き続き、CP+2018に再度、足を運ぼうと考えていたが、今日はすっかりその気は失せてしまった。せっかくの週末なので、ゆっくりと自宅で過ごすつもりだったが、陽気に誘われて、少し散歩を兼ねて外出することにした。
といっても特に予定は無く、新宿に出てウィンドウショッピングをしたくらいで、再び大久保に戻った。ちょっとお茶をしようと、小滝橋通り沿いの中央線ガードのすぐ南にあるカフェ「No Name」に入店する。この店は昨年の12月1日にオープンした店である。
店に入る。間口の狭い店内は奥行きがあって、左手に厨房があり、厨房の前に4席のカウンター席が配されている他、左手手前の壁際にもカウンター席が3席配されている。右手には2人掛けのテーブル席が4卓配されている。
テーブル席に腰を下ろした。卓上にはスティックシュガーとミルクの入った陶器が置かれている。席に着くとお冷やとメニューが運ばれてきたので、お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
メニューはモーニングメニュー、ランチメニュー、スイーツセット、ドリンクメニューで構成されている。モーニングメニューとランチメニューはサンドイッチとコーヒー、サラダのセットで、スイーツセットはBigクッキーあるいはNYマフィンとコーヒーあるいは紅茶のセットとなっている。ドリンクは各種コーヒー、紅茶、ソフトドリンクに加えてアルコールとしてビール(中瓶)が用意されている。
注文したのはスイーツセットである。スイーツはNYマフィンとし、アイスコーヒーを注文した。NYマフィンは「ブルーベリーマフィンinクリームチーズ」と期間限定「チョコマフィンinバナナ&ピーカンナッツ」の2種類があったが、注文したのは「ブルーベリーマフィンinクリームチーズ」である。「マフィンを温めますか」と聞かれたが、そのまま頂くことにした。
注文を済ませると、メニューが下げられた。
まもなくして、マフィンとアイスコーヒーが運ばれてきた。アイスコーヒーにはガムシロップが添えられた。
まずは紙おしぼりで手を拭き、アイスコーヒーをブラックのまま飲んでみる。冷たいアイスコーヒーは苦みが強く、スッキリとした味わいで美味しい。そのままのアイスコーヒーでも十分美味しかったが、やはり、添えられたガムシロップと卓上のミルクを注いで、甘くして飲むことにした。
アイスコーヒーを飲みながらマフィンを食べる。マフィンは先週食べたカフェ「珈琲豆林(コーヒードリーム)」のオレンジシード・マフィン」ほどではないが、それでも直径7センチ、高さ4センチくらいある大きめのマフィンである。周囲の紙を外し、フォークで切り分けて口に運んだ。
ブルーベリーが練り込まれた生地のマフィンの中にはクリームチーズが入っている。生地はホロホロと崩れるような食感で、中に詰められたクリームチーズは爽やかな酸味と濃厚な味わいで美味しい。表面にシュガーが振りかけられているのかシャリシャリとした食感がする。
マフィンを食べた後はアイスコーヒーを飲む。ガムシロップを入れたアイスコーヒーは甘く、冷たくて美味しい。
店内は女性の1人客しかいない上に、客も少なく、静かで居心地が良い。デイパックの中から読み物を取り出すと、アイスコーヒーを飲みながら、しばらく記事を読み進める。いつのまにか、アイスコーヒーが無くなり、お冷やを飲みながら、更に記事を読む。しばらくして、時計を見ると、既に1時間余りを店内で過ごしていたことに気付いた。
デイパックに読み物をしまうと、勘定を済ませて店を出る。外は日が傾いて、薄暗くなってきていた。