バレンタインデーの今日は晴れ。昨夜セットした目覚まし時計が9時に鳴動して、起床する。布団から出て、カーテンを開けると、眩しいばかりに日射しが降り注いでいた。窓の外を見ると、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっている。窓を開けると、ヒンヤリとした冷たい空気が室内に流れ込んできて、目がスッキリと覚めた。
日中は上空にちぎれたような小さな雲が所々に浮かんでいるものの、青空が広がって穏やかな春を思わせる空模様となった。昼間の最高気温は18℃で、強い南よりの風が吹いている。日射しがポカポカと暖かく、更に南から暖かな風が吹き込んで、昨日よりも気温が上がった。春本番の陽気である。
今日は特に外出する予定も無く、自宅で過ごす。
ところで、先日のプリンタ「EPSON EP-50V」修理の経験から、いろいろと得たことがあった。その内の1つが、「カタログの裏を読む」ということだ。このプリンタ「EPSON EP-50V」を購入した理由のひとつにコストパフォーマンスが良いということがあったが、今回の修理の経験で、カタログスペックをそのまま鵜呑みにしてはいけないと言うことを学んだ気がする。
このプリンタ「EPSON EP-50V」をのL版写真印刷コストはカタログスペックでは12.7円となっている。この数値はエプソンの各種数値計測条件を見ると、「カラーインクジェットプリンターのL判写真用紙の印刷コスト算出条件」として「写真用紙〈光沢〉L判500枚入りを使用。」とある。これから、自分がよくプリントする2L版写真用紙の印刷コストを試算してみることとしたい。
計算結果は表1の通りである。前提として、写真用紙の印刷コストを用紙代とインク代(電気代を含む)に分けるものとする。2L版写真用紙はL版写真用紙の2倍の面積があるので、インク代は単純に2倍かかるものとして計算した。
2L版の写真印刷コストは44.308円なので、ヨドバシカメラ新宿西口店で2L版をプリントするよりは安価と言うことは分かった。しかし、エプソン純正の2L版写真用紙の価格がちょっと高い。単純な試算で、L版の6倍以上する。カタログスペック上、もっとも売れ筋の写真用紙をもっとも安価に設定して、商品の価格訴求性を高めていることが分かる。
ちなみにキャノンのプリンタの場合はどうだろうか。現行の機種で「美しい作品画質とコストダウンを実現したプレミアムハイスペックモデル」というプリンタ「Canon XK90」を取り上げてみる。このプリンタは以前、プリンタ購入を検討した際に候補にしたプリンタ「Canon XK70」の後継機となる。このプリンタのカタログ値を見ると、L版写真印刷コストは13.7円となっている。これだけを見れば、「EPSON EP-50V」をの方がコストパフォーマンスが良さそうだ。この数値は、「キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド使用時のインク・用紙合計コスト。」となっている。これから2L版写真用紙の印刷コストを試算してみる。
計算結果は表2の通りである。
キャノンは印刷にかかるインク代+電気代はエプソンよりも高いものの、純正のプリント用紙が大幅に安価なため、2L版写真プリント代は、キャノンの方が安価となる。
これから考察すると、L版を印刷する機会が多い場合はエプソン、2L版を印刷する機会が多いのはキャノンがそれぞれコストパフォーマンスが良い。あくまで、これはこの2機種を比較した場合の、L版及び2L版の写真プリントについての考察である。その理由はエプソンは純正のプリント用紙が高い、言い換えればキャノン純正のプリント用紙は安いということだ。どちらを取るかは、購入者の判断によるが、両メーカーのいいとこ取りは出来ないというのもまた悩ましい。
いろいろと考えたことをまとめていると、日が傾いてきた。上空には薄い雲が広がってきて、ベランダの外に出てみると、風がヒンヤリと感じられる。
夜、ゴミを出すために外に出た。空を見上げると、雲の合間から暗い空が広がっていて、星が瞬いているのが見えた。気温が下がってきていて、風が冷たかった。