強風も一段落

今日の関東地方。午前中を中心として、強風が吹く1日となってしまいました。土日と関東付近に嵐をもたらした低気圧が、北海道付近で猛発達。一時的ですが、冬型の気圧配置となったからです。
西高東低の冬型の気圧配置は、等圧線の間隔が狭くなる事が知られています。おおよそですが、日本上空の等圧線が、5本以上になると風が強まる…と、されています。
今日の等圧線の数は、数えるのもイヤになるほどの数でした。つまり、それだけ強い風が吹き荒れるという事です。
ニュースで聞いたのですが、新幹線の近くに生えている木が、強風で倒れて架線に接触。運休となっていたというニュースを聞きました。
この強い風も、夕方前後から段々と弱まって来ている様子です。先ほどの気象情報では、強風の峠は越えた…と言っていました。
今回の低気圧の、猛発達の原因のひとつに、大陸の寒気が上げられます。この寒気。冬型の気圧配置による風に乗って、関東付近上空に流れ込んで来ています。
上空に寒気、地表付近の風はマイルド…。そうなんです。どうやら「放射冷却現象」が起こりそうなのです。
4月・5月は、まだまだ寒気が入り込みやすい状況下にあります。今夜から明日の朝にかけてが、まさに「その状況」なのです。
明日の朝の予想最低気温、各地で1ケタになる事が予想されています。特に内陸部では、5℃以下になる事も予想されています。
アメダスの温度計測は、地上1.5m付近に設置されてあります。地表1.5mで5℃以下という事は、地面付近の温度は氷点下となる可能性が高い…という事になります。
植木鉢など、外に出してある植物に霜が降りる可能性が高くなっています。もちろん、畑などの作物もです。
家の中も、明日の朝は気温が低くなっている事も予想出来ます。明日は日中は気温は上がるものの、朝の冷え込みは注意が必要となって来そうです。