エトケンのブログ はじめの一歩

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奇妙なり 岡本一平とかの子の数奇な航海

2016-05-26 23:46:51 | アート・文化
新宿、紀伊国屋ホール、オフィスワンダーランド主催公演『奇妙なり 岡本一平とかの子の数奇な航海
天才芸術家、岡本太郎のお父さんとお母さんのお話???

お父さんの岡本一平は大正から昭和戦前にかけて、一時代を画した漫画家。
岡本かの子は、大正、昭和期の小説家、歌人、仏教研究家。瀬戸内寂聴さんの「かの子撩乱」でも知られています。
物語は昭和4年、朝日新聞社の特派員としてロンドン軍縮会議取材に行くため、一平・かの子・息子の太郎とかの子の2人の愛人らが乗り込んだ箱根丸での航海中の「愛=情熱」のお話。凄い環境で太郎さんは育ったんですね。
最初は、もっとおどろおどろしいお話かと思っていたら、とってもユーモラスです。一平の妄想たちが実に面白い。漫画の主人公や夏目漱石、菊池寛も出てきます。アルゼンチン・タンゴの音楽で19名のキャストが踊るダンスが奇妙で奇抜、思った以上に、楽しい舞台でした。
紀伊国屋ホールを出たのは、午後9時30分、新宿の街はまだまだ大賑わい・・・眠らない街です。