南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

偽装教職事件

2008-07-11 21:20:05 | Weblog
大分の偽装教職事件。
かさ上げされてしめしめと合格した教師を特定して合格を取り消すと口では言っても無理な話。
て言うか、それが出来ないようにわざわざ試験の解答用紙を破棄したり、パソコンのデータを破棄してんだから用意がいいもんである。
調べるのに一番簡単なのは自己申告しかない。
商品券を贈って愛する我が子の合格をお願いした事がある先生や、実際に商品券をもらって誰の子供を頼まれたのか自白してもらうしかない。
それが出来ないなら先生をやる資格はない。
いつも学校の先生が「自分がやって悪いと思ったら正直に手を上げなさい」と生徒たちの前で言っていたあれは何だったの生徒は思うに違いない。

今回逮捕されたり、懲戒免職を食らったりした校長先生、教頭先生はみんな子供の頃から勉強ができ、成績優秀で、いい大学に入り教師というりっぱな職に就いた。
ところがそんなりっぱな人間の結果がこれだ。

学校ではもうすぐ夏休み、終業式では生徒たちになんて話すのだろう。
へたに隠すより本当のことを教えてやるべきだと思う。
特に「かさ上げ」については詳しく。
そしたら気の効いた生徒は「先生、それじゃ僕のテストの点が悪かった時は、先生に商品券を持って行けばそのかさ上げっていうのをやってもえあえるんですよね?」
そして終業式の最後には「生徒のみなさん!これからあなたたちは大人になって行きますが、くれぐれも今回逮捕されたこの学校の校長先生やあの学校やあの学校の教頭先生みたいな大人にだけはならないようにして下さい」
「ついこの間までみなさんに朝礼や体育祭などでためになるお話をしてくれていた校長先生のことはなかった事として忘れてしまいましょう」
「それからこの学校の若い先生たちが、特に自分の担任の先生がもしかしたら商品券で合格した先生じゃないだろうかという詮索もやめましょうね」
「あっ、たぶんアタシの先生かさ上げ合格にちがいないと確信しても、その時は運が悪かったとあきらめましょう」

文部大臣が全国の教員採用についても調査の必要があるとコメントを出した。
おそらく46都道府県の教育委員会も今夜から徹夜だ。
教員採用試験の解答用紙の破棄とパソコンデータの処理を急がねばならない。
ミートホープや吉兆を鼻で笑っていた方々の暑い夏が始まる。