南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

楽天イーグルス日本一おめでとう

2013-11-04 16:52:32 | Weblog

プロ野球日本シリーズシリーズで楽天が巨人を破り見事日本一になった。

今年の楽天は本当に強かった。その原動力はやはりマーク君こと田中将大投手の大活躍が光っている。球団創設から9年目にして日本シリーズを制覇したことは大きいが、相手が王者巨人を倒しての日本一というのがさらに嬉しい。

今回の楽天の勝利は東北の人たちならずとも日本中の人たちが応援していたように感じる。被災地東北に元気や勇気を与えることが日本全体に勇気を与えることになると多くの人が分かっていたようだ。楽天が日本一を取れるチャンスは今回を逃したらないのかもしれない。この最大のチャンスを必ずものにして楽天が日本一になるのが巨人がなるより数百倍の効果があると誰もが思っていた。

今回の日本シリーズは普段野球など見ない人たちでさえも興味をそそられ、田中マー君と楽天の勝利を口にし出したというのは、プロ野球界にとっても大きな動きだった。しかし巨人の選手は阿部、長野、高橋、坂本、杉内、などなど多くの人が知ってる有名選手ばかりだけど、楽天と言えば田中マー君以外ほとんど知らないというのが野球初心者たちの純粋な声ではあった。ところが日本シリーズを熱く応援したお陰で則本、嶋、美馬、岡島、藤田、銀次、聖沢などの選手の顔と名前も多くの人たちにも記憶されたものと思う。

楽天の選手たちには魂がこもっていた。特にデッドボールを浴び無念の退場を余儀無くされるまで痛みを堪えてプレイを続けた藤田選手の姿は印象的だった。最後の最後に前日の160球を超える投球を行ったマー君がマウンドに立った時にはもう感動で目頭が熱くなった。常識では考えられないがあのマウンドに立つということ、そしてそのマー君の気持ちを受け止め立たせた星野監督という人間にも感動した。今時マー君のような選手はなかなかいない、あれこそ僕らが子供の頃に憧れていた巨人の星の世界だ。自分の身体がどうなろうとも勝利に立ち向かう姿を見せてくれる野球選手ってまだいたんだという感動でもあった。そしてあれがあの落合監督だったなら実現はしていない。熱い浪花節魂をもった星野監督だからこそ実現できた奇跡だったのかもしれない。

読売新聞、日本テレビ、という巨大資本をバックに野球界に君臨する王者巨人と弱小球団イーグルスの対決はまるで日本の政治の世界の既得権益と主権者国民連合の戦いに見えて仕方なかった。多くの国民が反対している消費税増税、TPP、原発再稼働、沖縄基地移設、憲法改悪、これらのことを数の力にものを言わせて強引に押し進める暴走と言わんばかりの政権に本当の国民の声を実現しようと頑張る数少ない政治家との戦いにも見えてくる。

しかし、こうして王者巨人を倒したということは弱小政党、政治家でも大同団結して戦えば政権は倒せるということを証明してくれたようにも感じた。東京オリンピックにしても東北の人々や多くのまともな国民は望んでなどいない。利権に絡んだオリンピックの前にやることがあるだろうと思うし、東北の人々に勇気や元気を与えるというのはオリンピックではなくこういうことだということも実証されたわけだ。既得権益、マスコミが作り上げた偽装お・も・て・な・しなどという言葉にはいい加減嫌気がさしてくる。

楽天の選手の年俸といえば巨人の選手のお小遣いみたいなもの金額である。監督となれば自分の女性問題を封じるために反社会的勢力に1億円もの大金をポンと使えるくらいだから球団の財力が違うのではないだろうか。楽天球団もマー君のポスティングでメジャーから相当なお金が入るかもしれないから、その時には是非スタジアムをドーム化して雨でも濡れずに応援できる球場に出来るといいな。

マー君がメジャーに行くのは確かに寂しいが、マー君の置き土産だと思ってマークンドームという名称で今回の日本シリーズでの113東北の奇跡を語り告げたらいいなと思う。