南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

坂本龍馬とお散歩

2009-10-26 00:33:20 | Weblog
長崎に長年住んでいながら行った事のない場所ってあるもので、散歩を兼ねて思い切って行ってみることにした。
という訳で出かけてきたのは「亀山社中」。
亀山社中というのは坂本龍馬が日本で最初に作った商社で、その場所がきれいに修復されて今年の8月にオープンしたのである。
まずはそこに行く前に風頭公園まで一気に駆け登り山頂公園から長崎の港を腕を組んで眺めながら建っている「龍馬像」を見に行った。
思っていた以上に大きくがっちりとして迫力ある龍馬像だった。
実際にこの風頭山の旗揚げを龍馬が見に来ていたのかは知らないが、長崎ではぶらぶら節にも出てくるように昔から旗上げは市民の遊びのひとつで風頭は絶好の旗揚げスポットでもある。
龍馬像から下って行くと「龍馬通り」なる道が出てくる。
そしてしばらく歩くと若宮稲荷神社があった。
ここは竹ん芸という伝統ある長崎の行事が見られる神社であるが、亀山社中から近いこともあり龍馬たちもよく参拝にきていたということで有名な神社である。
もちろんここの境内にも小さな龍馬像が建てられている。
すぐ隣には「亀山社中資料館(入場無料)」(普通の民家)があり入ってみると、亀山社中の法被を着たやさしそうなおじいさんがおられ龍馬のことや長崎の歴史のことを詳しく説明してくれた。
家の中は龍馬の写真や手紙、刀、鉄砲の復元されたものが展示されていて、せっかくだから刀を持たせてもらい龍馬の写真と並んで写真を撮ってもらった。
そのおじいさんも話していたが今日みたいな平日にはゆっくり見物できるけど、来年になってNHKの「龍馬伝」が始まった日にはこんなもんじゃないでしょうから今のうちに来るのが正解だって。
資料館から少し下ると竜馬のブーツ像があった。
実際にブーツに足を入れて船の舵を持って景色を眺めるというのが定番らしく修学旅行の小学生たちが順番にそれをやっていた。
そして、そこから10mほど行った所に「亀山社中」はあった。
昨年までは開放されていなかったから入ることも出来なかったが、たぶん龍馬伝に合わせてのことだろうけど長崎の観光施設の目玉としてりっぱに修復されていた。
建物の裏には龍馬が使用していた井戸もあり、それも見ることもできる。
散歩しながら坂本龍馬の足跡をたどるこの界隈であるが、順路としてはまず一気に風頭公園まで駆け登りそれからあとは下るだけという観光の仕方がベストだと思う。
穏やかな秋晴れの中、心地よい汗をかきながらの散歩であったけど、これからの長崎の観光はグラバー園、オランダ坂、大浦天主堂というよりも龍馬をしのぶこの界隈が人気がでてきそうである。
たぶん龍馬ファンだけでなく全国から押し寄せる多くの観光客は僕が辿ったこのコースを歩くはずである。
NHKの龍馬伝は来年から始まるが、タイミングよくTBSの日曜劇場「仁JIN」でも内野聖陽演じる坂本龍馬が登場して番組の面白さを盛り上げている。
来年になれば福山龍馬による長崎ロケも始まるらしいが、正に嵐の前の静けさという感じの亀山社中界隈であった。


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