天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

菩提寺

2013年08月14日 | Weblog
 先祖代々の墓所のある寺を菩提寺と云います。 古代・中世の氏寺。 皇室の泉涌寺、 藤原氏の興福寺、徳川家の寛永寺や増上寺、伊達政宗の瑞鳳寺など。
 菩提とは、サンスクリット語でボーディ(bodhi)の音写。言語学的には英語のbodyと語源を同じくすると思われ、「体」のこと。
 ブッダは木の根元に座っていた時覚りを得たとされ、その木は菩提樹と名付けられた。三代目のブッダの菩提樹が、ブッダガヤの大菩提寺に植えられている。
 菩薩は菩提薩埵。薩埵が「生きる者、考える者」の意であることから、菩提は覚りを得て、もう考えることができなくなった体、亡くなった者。菩薩は考えることができる者、修行者、生きている者。