マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

アフターモーターショー番外編 ~NSX Comcept編~

2012年02月04日 | イベント
寧ろ出すのが遅いくらいです。

1月のNAIASショーで出品されていた
NSXのコンセプトカーが土日だけ展示されると聞いて
見に行ってきました。
場所はホンダ本社のウェルカムプラザ。
ここに来たのは2輪のドゥーハンとビーティーが来て
トークショーをやった時以来でしょうか。
20年近く前の話です。

色んな要素が混ざってますが、まごうことなきNSX。

NAIASの時の発表によると、
NSXは近い将来発売予定だそうで、
このモデルはデザインスタディ第一弾な様です。
殺風景なまでに飾りの無い面構成と
何かいつも一世代前のマツダみたいな顔だよなぁ
という辺りは、とてもホンダらしいと思います。(ホンダの人、すいません)
ボンネットとライト、グリルの関係はクラリティも連想しますね。

ここら辺の処理はモードを抑えている感じですね。

とは言えなんですが、この車を見て最初に思うのは、
やはりヴェイロンR8の影響って大きいんだという事。
先代はフェラーリがベンチマークになっていたので、
スモールキャビンとエンジンを誇示するかの様なリアエンド、
ドアパネルにもフェラーリっぽいディテールがありましたが、
この車はフォワードキャビンで塊感を出している事と、
リアフェンダーを大きくしながらキャビンとを繋ぐために
Cピラーが複雑な形をしているデザインの流れが、
現代風なミドシップの文法に則っているんだなと思います。
そんな事を思いながら、今風にNSXを作ったら
こういう事になるよなと思える説得力がある
デザインだと思います。

エンジンは何処に積むんでしょうね。

荷物置き場なんだと思いますが、
何となく透けて見える室内を覗くと
シートの後に結構なスペースがあります。
貰った紙にはV6エンジンのハイブリッドとあるので、
結構なスペースを使うと思うのですが、
それらしいスペースが無いのが、この車の不思議なところ。
リアエンドにエンジンフードらしき物がありますが、
ここにエンジンを置くとRRになってしまいますしね。
如何にもミドシップな低いボンネットには
V6が収まる様な高さは無いので、
この車の一番の謎はエンジンの置き場所でした。
普通あるべき場所に低く埋まる様に収まるのでしょうか。

良く見えないながら、内装も作っている様です。

この車を見ていて思った事がもう1つ。
コンセプトカーを見て思う事はあまり無いんですが、
デザインではなくて工作の作り込みが甘いなという事です。
特に窓に当る部分、プラ板で出来ていると思うんですが、
職人が入念に曲げて・・・というよりは
プラスチックが曲がったなりの成り行きな雰囲気です。
他にもグリルがメッシュを貼ってあるだけだったり、
ドアハンドルもスジ彫りをしているだけの様な
見るからに開かなそうな加工がされていたり、
大雑把なところがチラホラ見受けられました。
それを指摘するつもりはなくて、それをもって
この車はまだデザインの初期段階で、
完成するNSXはここから変化していくんだろうな
という感想を持ちました。

コンセプトカーというのは役目が終わると
お蔵入りになってしまう事が多いので、
貴重な体験が出来たと先ずはホンダに感謝ですね。
NSXは明日(5日)まで展示されているそうです。

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