マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

ワイパー仕分け失敗、編集後記

2010年05月30日 | 車好き話
私の一番の萌えワイパーは、これでしょうか。

”これが出来たらノーベル賞物”という話を
幾つか聞いた事があります。
パっと思い出せるのが蛍が光る仕組みと、
新しいワイパーの発明です。
まぁ、蛍の発光メカニズムは知られている様ですが
これでノーベル賞云々いう話を聞いた事が無いので
茶飲み話程度と受け流した方が良さそうではあります。

wikipediaの情報が、私の知識以下というのも珍しい。

蛍の発光原理の探求はとてもサイエンスな感じがしますが、
今回の件でワイパーを調べて行くと、
次世代ワイパーがなかなか発明されない一番の理由は
真剣に開発をしている人が殆どいないから
という気がしなくもありません。
日本語/英語で色々調べてみましたが、
ワイパーマニアと言えそうな人が全くいない。
上はwikipediaに載っていたワイパーの構造一覧ですが、
例えばかつて父が乗っていた356クーペ(通称:プリA)は
窓の真ん中を支点に、人が両腕を振る様な動きをしていましたが
一覧には載っていません。
50年代の車には多かった筈ですが、抜けていますね。
ワイパーの紀元についてもwikiの日本語版はプジョー、
英語版では発明家のメアリー・アンダーソンが発明して
アメリカ車から普及したと見解が異なっています。
更に気付くのが、方式に名前が付いていない事。
仕分け失敗に書いたブレードにはパンタグラフタイプと
フラットタイプという分類がありますが、
拭き方は採用した代表的な車の名前に準じている様です。
例えばクランクを設けて1本のアームで済ませてしまう
90年代のベンツに良くあった方法は
確かにW124のEクラスを思い出しますが、
Subaru XT(アルシオーネの事です)、MB W124 type
と言われても、名前としてはあまりピンと来ません。

やはりラテンにはキワモノが多いのでしょうか。

とはいえ流石はwikipediaで、知らなかったワイパータイプもありました。
例えばセアト・アルテア/レオンの開きっ放しタイプ。
C4にも付いている風切り音対策のディフレクターの
代わりの効果があるかもしれません。
ワイパーも中々奥深い。
ちなみに一般的な追っかけっこタイプのワイパーも、
最近は同じ長さのブレードが淡々と拭いている事なく、
運転席側のブレードがメインワイパー、
助手席側は拭き足りない部分を補う短いブレード
という組み合わせが多い様です。(実測値)

どうもC4のワイパーは機能的ではないらしいです。

映像はC4のラリー仕様・C4WRCですが、
ワイパーは量産車のタイプではなくて
一般的なタイプに差し替えられています。
ワイパーの付け替えはボディに穴を開け直す
大工事をしないといけないので、
折り重なるタイプは余程都合が悪いのでしょう。
調べても理由が分からなかったのですが、
折り重なるタイプはブレードが長くなるので、
速く動かす事が出来ないのか。
運転席側が壊れた時に一般的なタイプの方が
助手席側が運転席側まで拭いてくれる面積が大きいのか、
そんなところではないかと思います。
ちなみにC4WRCはC4ではリアバンパー下にある
リアフォグとリバースのランプが
リアコンビに移動しています。
これも壊れる可能性が高いバンパーには
灯火類を付けない方が良いという判断かもしれません。

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