マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

シートベルトは締めよう

2012年05月02日 | 車好き話
TDRツアー暗転、「寝ちゃった」運転手逮捕へ(読売新聞) - goo ニュース
ご存知の通りで29日の早朝、関越で大きなバス事故が起こりました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。

事故自体はこれから入念な調査の上、原因が判明すると思いますが、
1つとても気になった数字がありました。
重傷者が余りに多いという点です。
100km/h近く出していたらしいバスが
7列目辺りまで防音壁が刺さって止まったそうなので
制動距離は殆ど無かったという事になりますから、
とんでもない衝撃がかかっている事は想像出来ますが、
それにしても不自然だなと思って記事を読んでいたところ、
何人かの方は外に投げ出されたという証言があるそうです。
また、四肢に重大な怪我をしている人が非常に多い
という医師の証言もあるそうです。
つまりシートベルトをしていないんですね。
あくまでも私の勝手な推測ですが、
被害がここまで大きくなった
大きな要因なのではないかと思います。
私も出張の時に羽田空港への行き帰りなどで
高速バスに乗る事が中々の頻度でありますが、
殆どの人はベルトをしていません。
”うるせえな!”と運転手に食ってかかる人もいます。
どんなに屈強に鍛えた人であっても
車が40キロ程度で衝突をしたら、
構えていたとしても間違いなく踏ん張れません。
それ以上の衝撃が急に来るのが事故です。
この人達がベルトをしない根拠は何処にあるのかなと
いつも思っています。
確かにバスのベルトは嫌がらせなのかと思う程に着け辛いですし、
酷い時は壊れていたりします。
今回の事故でもベルトが壊れている事を乗客が指摘して
運転手と押し問答になるという事があったそうです。
そもそもが今時有り得ない2点式なので、
製造会社含めバス業界全体の安全への意識が
無きに等しい証左だと思いますが、
それでも無いよりは全然マシな装置ではあります。
実際、運転手と押し問答をされた方は
それでも重傷を負われたそうですが
最前列に座って事故に遭ったにも関わらず
インタビューに答えられる程度の怪我で済んでいます。
車は事故が起こる可能性が結構高い乗り物だという事、
事故を起こした時の衝撃は人間が耐えられるレベルではない事、
シートベルトをすると生存率が飛躍的に上がる事、
人の勝手な思い込みとか手抜きなどはお構い無しに
起こるべき事は条件が揃えば必ず起こります。
エアバッグ、ぶつからない車、衝撃吸収構造の車体、
車も色々進化していますが、
先ず頼りになるのはシートベルトです。
乗用車の場合おざなりになるのは後席ですが、
やはり後ろに座っているから少しは安全
なんて理屈は全くありません。
警察なんかに気を遣って締めるのではなくて、
万が一を考えてみんな着けて貰いたいですね。

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