マジンガー通信

多分500万人に1人くらいの割合でしか役に立たないシトロエンC4にまつわるお話など。

死人に鞭打ち・・・

2009年04月06日 | 車好き話
 
『メルセデスのエンジンは去年より80馬力は出てるかな』:ブラウンGPエンジニア(冬期テストにて)
『とても扱いやすいし、非常にパワフルだ』:ルーベンス・バリチェッロ(ドライバー:冬期テストにてメルセデスエンジンについて)
『・・・・メルセデスベンツの高パフォーマンスエンジンには心から感謝の意を表したい。』
:ロス・ブラウン(チーム代表:オーストラリアGP優勝を受けて)

昨年末、一大ニュースとして報じられたホンダF1撤退から4ヶ月あまり
元ホンダチームを引き継ぐ形で結成されたブラウンGP
開幕戦1-2フィニッシュ、今日のマレーシアも大荒れの天候を物ともせずに2連勝。
ルーキーチームがデビュー2連勝という記録は60周年を迎えるF1にも無いらしく
存亡の淵を彷徨ったチームは、今や生ける歴史となって戦い続けています。
快進撃を続けるオールドルーキー、土壇場でエンジンを用意してくれた義理もあるのでしょうが
テストから一環してエンジンサプライヤーであるメルセデスを褒め倒しています。
事実、業界最弱といわれていた2008年のホンダエンジンでしたが、
ここまで言われてしまうと”エンジンのホンダ”としては心中穏やかではないでしょうね。

そんな快進撃を続けているブラウンGPですが、今週末のマレーシアグランプリで
ギアボックスが壊れて交換しなければならなくなりました。
今のF1ルールでは、ギアボックスは4レース交換してはいけない事になっているので、
交換となるとスタート順位を5つ下ろされるペナルティを受ける事になります。
ブラウンGPの車はホンダ時代から一環してイギリスのガレージで作られているのですが、
ギアボックスはホンダの栃木研究所で作られた純ホンダ製です。
そんなホンダがF1を戦った証とも言えるギアボックスを称して、
代表のロス・ブラウンがこんなコメントをしていました。

『ギアボックスがウチのアキレス腱なんだよねぇ・・・』

ホンダがF1で戦った8年間というのは、一体、何だったんでしょうね、、、
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