遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

八ケ岳高原ロッジ・ヒュッテそして音楽堂で夏が終わる

2022年09月02日 | 一般旅

8月23日(火)

 

緑のなかでゴールドに輝るピアノ

 

~・~・~・~・~・~・~・~

 

八ヶ岳俱楽部を出て、美ヶ森交差点を右折して清里に入ってきた。

 

そして、街中への手前を左折すれば

▲ 清里の森

ここのリストランテ ミロ清里でランチをしたかったが閉まっていた。パンフでは火曜日は確かに休日。しかし(夏季無休)とあったが・・もう「夏季」ではないんだ。

写真の「ルミエール」はハンバーグ店。ハンバーグならボクはビッグマックがいい (笑)。

 

しょうがない。直接行こう。

野辺山を経て、

▲ 海ノ口の別荘地へ向かう

 

 

 

▲ 別荘に到着 八ヶ岳高原ロッジ

 

 

▲ レストラン 花暦(はなごよみ) 

「あらっ、お客さん少ないわね。」

「はいっ、もう1時半ですので。」

 

▲ メニューを見て;

「ワタシは おすすめランチ『国産鶏もも肉のグリル』ね。パンでコーヒーね。あらっ、3600円、安いわね。」

「ぼ、ぼくは、『幸せを呼ぶ青い鳥ランチ』ショートコース・・をお願いします。ぼくも、パンとコーヒーでお願いします。」

「あらっ、3800エン? あーた、ワタシのより高いじゃない!」

「いやっ、ぼくはジュンコちゃんが好きなもので」「ようこそここへ クッククック 私の青い鳥」(また歌ってる)

 

 

▲ グリーンアスパラガスと信州サーモンスモーク with 野辺山高原ヨーグルトソース

 

 

▲ トウモロコシの冷製スープ

 

 

▲ 家内にはもうメインが運ばれた

食事中だというのにスマホで何やら送信中。

 

 

▲ 正面の大窓から見える向こうの赤い部屋 を写メ送信中

あの部屋に数年前、女友達と泊まったとか。ロッジが間違えて最上級の部屋をあてがえた。宮様も泊まったお部屋。嬉しくて二人でベッドでトランポリンしたとか(するか)

 

 

▲ 信州米豚肩ロースの塩麴漬け焼き with 黒酢ソース

 

 

▲ サラダと マンゴーアプリコットムース with バニラアイス &コーヒー

これらの料理が良かったのは当然としても、添えられる暖かいパンが旨かった。

小さいパン2個を、2回もお代わりして食べてしまった。いつも食べている菓子パンと比べてしまうからだ。

 

▲ 食事が終わった時、私たちがもう最後の客だった。

 

 

 

▲ 八ヶ岳高原ロッジを出て

次のところへ。

 

 

▲ 高原ヒュッテと音楽堂に行くつもりだった

ここから少し下りたところにあるようだ。家内は前回はロッジのマイクロバスで移動したと。

じゃ、クルマで行くか、と引き返した。

 

 

▲ 来ました 八ヶ岳高原ヒュッテ

 

 

▲ 行ってみよう

 

 

▲ 元々は徳川家の邸宅で1968年に当地に移築された。

一般人(高齢者)にはテレビドラマ「高原へいらっしゃい」のロケ地として有名かな。

それはともかく、何と言っても我々を惹きつけるのはこの建物が英国伝統のチューダー様式で造られていること。黒い梁を半分剥きだしにして白の漆喰で埋める外壁、ハーフティンバー方式が特徴。

 

ロンドンの老舗百貨店、Liberty が チューダー様式で有名。

 

ロビンフッドが活躍したシャーウッドでも。

 

 

▲ あらっ、受付がいないわ。

あれほど言っておいたのに。

 

 

▲ メインダイニング ル・プラトー

本当はここで食べたかった。しかしここでの夏季サービスは21日(日)のディナーを最後に終了した。

で、雰囲気だけでもということでヒュッテに来た。

 

▲ 隣の喫茶室・ティールームタンネ は開いているので、そこで。

 

 

▲ ロッジでコーヒーは飲んだばかりなので

ボクはミルク、家内はアップルジュースを。

 

2階に上がってもいいというので、

 

▲ 上へ。

土日のみ宿泊可のサービスも21日で終了しているので、宿泊者はいない。

 

 

▲ チューダー様式は、建物を2階部分を外側に出っ張らせるので、2階のほうが広い。

 

 

▲ ウェディング式場もやるようだ。

 

 

 

▲ わあーいいわねえ。

ここでもう一度やってみたいわ。(相手が替わったら)

 

 

▲ どれどれ他の部屋も・・

 

 

▲ ここは何かしら・・

 

それぐらいにして・・

▲ 出ようよ

 

出窓から外を見ると

▲ あらっ、ジィ、ウチの敷地にあるあの白いモノは何なの?!

はいっ、新式の馬車でございます。

 

ヒュッテを出て、音楽堂へ歩いて向かった。

 

▲ 家内は3度目、ボクは2度目になる。

 

 

▲ 八ヶ岳高原音楽堂 (観覧無料)

 

 

▲ ホールを過ぎて進むと

 

 

▲ 音楽堂内へ

250席ある。

 

 

▲ 正面

 

 

▲ 背後

 

 

 

▲ 上部

これらはすべて音響効果を考えて造られている。

 

 

▲ 今だれもいない音楽堂で目を惹くのは、やはりこの金色のピアノだな

ピアノの金色と背景の緑のコントラストの美しさは絵だ。ステージの陰影とピアノの輝きは深い落ち着きだ・・いいなあ。

音楽堂では定期的にコンサートが行われる。

https://www.yatsugatake.co.jp/ongakudo/

 

一度、ゆったりと聴いてみたいものだ。

 

▲ 高原ヒュッテに戻った

ほぼ、今回予定していたところは巡れた。

良かったな。

良かったよね?

 

では、佐久の定宿へ行こう。

先ずはお風呂。のぞみサンピア佐久へ。

 

▲ お風呂の後、リゾナーレ八ヶ岳で買った「メロンより甘い」冷し生トウモロコシを。

二つに折って、齧(かじ)ってみる・・

うむ、確かに甘いが・・甘さならメロンのほうがいいな。

トウモロコシはやはり焼きトウモロコシだな。生は、ちょっと。と、従来の食習慣を脱却できないボクだった。

 

 

▲ サンピアの5F温泉から眺めた佐久の町、そして浅間山。

 

さあこれで、今年の夏の旅は終わり。

今晩は、道の駅・ヘルシーテラス佐久南で車中泊。

翌日、無事帰路についた。

 

 

お断り

最近、現実と夢想が混じり合うことが多くなってきました。ので、表現に分かりにくいところがあるかもしれません。先生によれば、センモーという症状で高齢者ではそう心配する必要はないと言われてます。

 

通ったルート:



8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しましま)
2022-09-02 21:44:30
素敵なご夫婦の休日になりましたね❣️
奥様、お幸せです💓
ドラマで有名な高原ホテル、元は尾張徳川家のお屋敷だったと初めて知りました。
名古屋では大切な徳川様。
でも一度も尾張から将軍が出ることはなかったのです💦
ホールに誰もいなかったら、私はこっそり歌っちゃいます😄
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Unknown (のん)
2022-09-03 08:54:36
おはようございます。

ボクはビックマックがいい。
印象に残りました。
マックの1番はビックマックですよね(笑)

旅を満喫されていて参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
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八ヶ岳高原 (はな)
2022-09-03 09:50:42
はじめまして。 このあたりの山梨側が故郷ですので、ドラマ『高原へいらっしゃい』に惹かれ、現地に行ったことがあります。 伯爵のホテル、と呼んでいました。 だいぶ前ですが当時は楽しいレストランもカフェもなく、ペルシャじゅうたんの販売展示、しかしていませんでした。 

それにしてもなんておしゃれで素敵な夫婦旅、楽しく拝見しました。 文章も写真も、お上手ですね。 
有難うございました。
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◇しましまさん、おはようございます◇ (旅人)
2022-09-03 09:56:24
>奥様、お幸せです~
車中泊は2泊でもういい、と言ってました。

>元は尾張徳川家のお屋敷だったと初めて知りました~
私も今回そこまで知りました。さすがに徳川さんの邸宅ですよね。あんなに部屋もあって。家来?が住むのですかね。

>でも一度も尾張から将軍が出ることはなかったのです~
意外ですよね。多分、尾張は由緒が有り過ぎてここから将軍を出すと、江戸よりも力を持ってしまうかもの配慮があったのでは。

>ホールに誰もいなかったら、私はこっそり歌っちゃいます~
ようこそここへクッククック♬ とですか? いやいや、コーラスを演っていれば、音響効果を自分の声で確かめてみたくなるでしょうね。オーソレミオー♬
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◇のんさん、おはようございます◇ (旅人)
2022-09-03 10:07:23
>マックの1番はビックマックですよね~
やはりお若いですね。食べ物は、色んな能書きをたれられても、どこにでもあっても、虚飾を捨てて、自分の好きなものが一番です。

>旅を満喫されていて参考にさせていただきます~
旅されたビーナスラインの、八ヶ岳連峰を挟んで反対側の南北ラインですから。どうぞ、どうぞ。
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◇はなさん、ようこそ◇ (旅人)
2022-09-03 10:20:26
ポエムを綴られてますよね。私も以前のブログの時、訪問させてもらったことがあります。

山梨が故郷で、ヒュッテは「伯爵のホテル」と呼んでられたのですか。今も、夏季の週末宿泊、食事と極めて限定的にしか開放されてない感じです。もっとPRすれば商業ベースにも十分乗ると思いますが、古い木造ですから大勢が押し寄せたらメンテが大変になるでしょう。やはり、ひっそりした今の状態のほうが良いかもですね。ありがとうございます。
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Unknown (jun)
2022-09-03 10:41:59
おはようございます。

冒頭のゴールドのピアノ。
光と影のコントラストが映えるステキな写真ですね。

〉八ヶ岳高原ロッジ〜
私が花暦でランチしたのは、もう5年前になります。旅人さんの選んだメニューの半額のお値段のカレーセットでした🍛笑笑

その頃はサラダバーがあって、けっこう色んな野菜が並び、お得だったなぁと記憶しています。今はコロナ禍でサラダバーなんてやってないのですね。

あ、淳子ちゃん派でしたか。私は百恵ちゃん派でした。同い年なんですよ笑笑

大きな窓から見えるテラスと外の風景も懐かしいです。

当時、このロッジをレポした私が、ここを「高原へいらっしゃい」のホテルだと勘違いしていて、丁寧にヒュッテを教えて下さいましたね。
今回のこのレポでより一層分かりました。特にチューダー様式。漆喰の白壁と、こげ茶色の柱や梁が落ち着いた雰囲気を醸し出していますね。
ヒュッテ内もガイドして下さりありがとうございます。行った気分になりました。

そしていつ見てもオシャレなご夫婦。
そりゃそうですよね。旅人さんご夫婦は新式の白い馬車。
ウチは鉄馬で、おまけに雨に降られ濡れネズミでしたから(⌒-⌒; )
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◇junさん、こんにちは◇ (旅人)
2022-09-03 13:53:51
>冒頭のゴールドのピアノ。光と影のコントラストが映える~
いいでしょう。私もこのシーンを見た時、直ぐに巻頭の写真だと思いましたよ。だれが考えたのか、いい演出です。

>半額のお値段のカレーセットでした~
カレーなら清里のロックででも(笑)。カレーは好きですが、クルマ旅でレトルトを食べ飽きてしまって。

>その頃はサラダバーがあって~
junさんの場合5年前ですよね。私は10年以上前ですが、確かにサラダバーがあったような気がします。はい、コロナの影響でしょう。

>あ、淳子ちゃん派でしたか。私は百恵ちゃん派でした~
ひと夏の経験より、幸せの青い鳥を求めるに決まっているじゃないですか。それより、ロッジには「幸せを呼ぶ青い鳥ランチ」がありましたが、「青いチョコレート」を10年前も今も売っているのですよ。「青い鳥」は売店では売れないからでしょうけど(笑)。

え、「高原へいらっしゃい」をロッジと勘違いされていて、それを私が正した? 全く覚えておりません。センモーなので。今度は、チューダー様式が勉強になりましたか。次はゴシックとチューダーの違いについてやりましょう。

>そりゃそうですよね。旅人さんご夫婦は新式の白い馬車。ウチは鉄馬で~
あはは、junさん上手く言いいますね。座布団10枚!
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