遥か彼方へ

行きかう年は旅人なり
いずれの年よりか、片雲の風に誘われ漂泊の思いやまず
我、前だけを見据え最期まで走らむ

ツツジの名所・袈裟丸山を登る

2022年05月22日 | 山旅

5月19日(木)

 

シロヤシオ(白八汐)これが見たかったのよ

 

~・~・~・~・~・~・~・~・

 

 

▲ 折場登山口駐車場での朝 標高1187m 気温11度C

数台が早々に到着していた。

予報通りの快晴の朝。スマホは通じず最新予報チェックはできないが、変更ないだろう。

 

▲ 駐車場そばの登山口を出発。6:50AM 

登る袈裟丸山は、標高1878m、ピストンコースで累積標高1039m、コースタイム5時間40分とある。

 

 

▲ 木製階段を登っていく。

朝日が横から差して来て、幸せホルモン・セラトニンが放出されているのを感じる。♬

 

 

▲ 早々と白いツツジが山道脇に見えた

 

 

▲ シロヤシオ(白八汐)

枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから、別名はゴヨウツツジ(五葉躑躅)。

 

 

▲ もっと多く咲いている

結論から先に言うと、このシロヤシオはコース上で数本しかなかった。そういう山なのか、開花時期がこれからなのかは不明。

 

 

▲ 見晴らしの良い稜線コースに出る。

先に行くかたに教えてもらった

左手に見える

▲ あの山が、目指している袈裟丸山(前袈裟丸山)だと。

左から 袈裟丸山(前袈裟丸山)1878m、後袈裟丸山 1908m. そして先鋒だけ見える奥袈裟丸山 1961m

今から、この稜線を右から反時計まわりで稜線伝いに登っていく。長そうだなあ。

 

▲ 次に出てきたのは、ミツバツツジ

 

 

▲ ミツバツツジのアップ

葉先が、ご覧のとおり三つに分かれるのが名の由来だ。花の色は紫でムラサキツツジが別名だ。

 

 

▲ 展望台へ来た。

おどおどしながら登ってみて、「富士山」という標識の差すところを眺めたが木に遮られていた。なんでも富士山を引き合いに出すのは良くない。

 

展望台の右横の案内板には

▲ 山名の由来が。

弘法大師に対し赤城山の山神が怒って、結局大師がこの山で袈裟を丸めてシュンとなった・・というのが可笑しい。

 

▲ はっきりしたミツバツツジ

 

 

▲ ミツバツツジの紫はショッキングヴァイオレット。

この色はいいねー。この色のポロシャツを持っている。

 

▲ 小丸山(こまるやま)(小袈裟)の頂上1676m に来た。9:20AM 

これで、半分まで登ってきた。

 

小丸山周辺に

▲ アカヤシオ(赤八汐)

今回初めてかな。

 

▲ アカヤシオのアップ

これも、結論から言うとこの山でのアカヤシオは殆ど終わっていた。

ところで、アカヤシオと先のミツバツツジの違いは?? なんとなくアカヤシオはピンク色でミツバツツジもっと濃い色で・・という感じの違いだったが、よく分からないまま周っていた。

改めて調べてみると;

はい、色が違う。花びらがアカヤシオは丸く桜に似ている。ミツバツツジは花びらが楕円形。それにミツバツツジの雄しべはニョキと長い、超エクステしているみたいに。

 

 

▲ 正丸避難小屋(左)へ来た。右の小屋は

 

 

ずっとスロープの少ない山道だったが、頂上近くになると急に

▲ 四肢を使って登らざるを得ない急坂道が出てくる。

 

 

 

▲ 袈裟丸山の頂上スペースに来た。

数名の登山者がいる。

 

 

▲ 袈裟丸山頂上1878m。10:50AM

出発から4時間経過していた。CTが3時間10分なので、50分ビハインド。撮影しながらだからそんなものだろう。疲れていないし。

山頂周囲は、樹木に遮られて見通しは良くないが、スペース周辺まで出てみると山並みが見える。

 

北西方向に

 

 

ズームすれば

▲ 右から至仏山、笠ヶ岳。左に上州武尊山。

 

北方向は

▲ 中央の白い山をズームすれば

 

 

 

▲ 日光白根山だ。

笠ヶ岳以外はみんな登った。

 

▲ コンビニにぎりの3個が昼飯。

なんでこれも山型なのだろう。

 

 

▲ 気温は15度C

長袖シャツだけだと少し寒く感じる時も。

 

さあ、下山しよう。12:10PM 

1時間20分も休憩していたことになるが・・。

📶スマホは、不安定。結局山アプリは使用断念した。

 

 

▲ 中途の山並み

 

 

▲ アカヤシオ

 

 

▲ ミツバツツジ

 

ツツジの樹は多そうなので、時期が合えば、この辺りはツツジのトンネルになるのだろうと思った。

 

▲ 再度、稜線からの袈裟丸山山系。

またね。

 

 

▲ さあ、下りていこう。

 

 

▲ 最後のシロヤシオ

釈迦ヶ岳へ今年も行くか・・

あそこのシロヤシオは見事だったから。

 

 

▲ 登山口まで無事下りてきた。15:50PM

登山口近くのツツジは、もっと赤い。これがレンゲツツジだろうか。

下山には3時間40分費やした。CT比1時間10分ビハインド。

総山行時間が9時間。さすがに自分でも笑ってしまう。人も多いし、絶対迷わない山だと分かっていたから、まったく焦らずに歩いた結果だ。いいんじゃない。

 

 

▲ 立ち寄り湯の「駅温泉センター」

わたらせ渓谷鉄道の水沼駅に併設してある。650円。

地元の人ばかり。

 

温泉のあと5分ほど走って、道の駅・黒保根やまびこにて車中泊。

 

5月20日(金)

ゆっくり朝食後、朝ドラみて、羽鳥モーニングショーみて

▲ 道の駅の9時オープンにあわせて

 

 

▲ コシアブラ、タラノメ、フキノトウ、フルーツトマトをお土産に購入。

ボクが食べたかっただけだが、家内に褒められた。

12時過ぎに帰宅。

2泊3日山旅行 総走行距離 267km。

 

 



6 コメント

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こんばんは! (fuji3386)
2022-05-22 22:08:19
初めまして。
偶然ですね、場所は違いますがシロヤシオを見に行っていたのですね。私は今回初めて見れたので感動しました。
アカヤシオと言うのは、私達の所で「アケボノツツジ」と呼んでいる花に似ています。
ことり
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Unknown (jun)
2022-05-23 08:30:50
ああ♡真白なシロヤシオ♡
私も昨年初めて見て感激しました。
「清楚」の花言葉がぴったりの花ですね〜。

でも累積標高差1.039m💧
見晴らしの良い稜線に出て、はるか彼方に見える袈裟丸山💧
…長い…
私ならココロ折れてしまう。ましてや1人では。

でもツツジを愛でながら登頂してしまうのですね。旅人さん、たくましいです💪

〉アカヤシオ〜
私は両神山で初めて見ました。
やはり他のツツジとの見分け方が気になりました。アカヤシオはおっしゃる通り優しいピンク色。そして桜の花びらの様に花びらの先端が少しくぼんでいて一枚一枚がハート型に見えました。
でもこうしておしべが超マツエクしてるんですね🤣

9時間の山行お疲れ様でした。
まだまだ歩ける旅人さん🎶今年の山行が楽しみです。
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袈裟丸山 ()
2022-05-23 09:59:54
お早うございます。

今回もしっかり登頂、お疲れ様です。
この山は私も2016年に登りましたが、公共機関しか移動手段が無く
わ鉄で沢入駅から歩いて登りました。
結局、前袈裟丸の手前の小丸山で雨のため断念して
リベンジを期したまま再挑戦出来ていません。
またレンタカーを調達して登ってみたいと思っています。
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ことりさん、ようこそ (旅人 faraway)
2022-05-23 10:14:25
高知の西門山ですか。場所は大きく違いますが、同日にシロヤシオを見れたわけですね。咲き誇っているわけではないですが、とにかく見れて私も良かったです。

>私達の所で「アケボノツツジ」と呼んでいる花に似ています~
そうですね。検索してみると西日本のアケボノツツジとほぼ同じですね。ただ、アカヤシオには雄しべに白い毛が備わっていて、アケボノには無い。ルーペで見ないと分からないようですが(笑)。もう、ツツジは品種が多いから詮索好きには頭を悩ましてしまいます。
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◇junさん、おはようございます◇ (旅人 faraway)
2022-05-23 10:41:50
>「清楚」の花言葉がぴったりの花ですね~
忘れてましたが、シロヤシオは愛子様の「お印」。お印は身の回りの品に名前の代わりに付ける印章。両陛下は純真な心を持った子に育ってほしいと込めたようですから。自分のことのようだと感激されたのでしょうか。

>私ならココロ折れてしまう。ましてや1人では~
長い距離ですが、ほぼ稜線ですから見晴らしはいいですから大丈夫ですよ。他の登山者に逢わないという山ではないですし。

>でもこうしておしべが超マツエクしてるんですね~
そう長くて,先が大きくカールして。どうしてなんでしょうね。昆虫もフラフラと寄ってくるのでしょうね (笑)。

>まだまだ歩ける旅人さん🎶今年の山行が楽しみです~
道の駅で見ていた羽鳥Mショー。和田秀樹が呼ばれていて、健康寿命は72歳だが云々とやってました。あと1歳ですが、今年はまだ大丈夫かな (笑)。
返信する
◇信さん、おはようございます◇ (旅人 faraway)
2022-05-23 10:57:45
>公共機関しか移動手段が無くわ鉄で沢入駅から歩いて登りました~
わたらせ渓谷がお好きな信さんですから、やはりアクセスされてましたか。小丸山まで到達されたのなら、ツツジに関してだけならメインストリートは通られたと。ただ雨にたたられるとそれ以上は断念せざるを得ないですよね。もうサンデー毎日の昨今、天気を選べますから次回は大丈夫ですね。
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