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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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酸素濃度とは・・・東京~札幌

2006年07月24日 21時13分32秒 | Weblog
写真は北海道に移動する際に立ち寄った羽田空港のビジネスラウンジから、湿度95%の東京の空を撮りました。気温24℃、湿度95%と湿気が目に見えそうな気候です。
1時間10分のフライトで着いた北海道は、同じ曇り空でも湿気が見えるような気配などありません。気温18℃の札幌です・・・

この地上大気の21%が酸素、70%が窒素、他の9%に様々な成分が含まれていると言う事です。最近、酸素エアコンと言う商品が販売されています。
酸素エアコンと言っても酸素ボンベから酸素をエアコンに供給している訳でありません。気体の酸素、窒素は、その粒子の大きさが異なります。

酸素は窒素より粒子が小さいのだそうです。空気を1千万分の1ミリと言う単位の超極小で出来た特殊網目を通過させますと、窒素より酸素の方が多く通過して酸素濃度が濃くなります。特殊網目を通過した空気中の酸素濃度は通常の21%から30%程度に増えるのだそうです。しかし、濃度の濃い酸素を吸い続けるのは、活性酸素障害などの芳しい事ばかりでありませんので、濃度センサーを用いてコントロール稼動させているそうです。

水蒸気と言えば、湯気をイメージしますが水蒸気は気体なのです。
気体は目視できないので目に見える湯気は液体と言えるかも知れません。
水蒸気の粒子はほぼ炭素や酸素と同等の大きさと言いますから目には見えないのです。大気って不思議ですね・・・

住宅の高気密化によって、VOC(空気汚染物質)が多くなり、酸素濃度が薄くなった時にこの酸素エアコンが活躍する事になります。このエアコンは松下電器の商品ですが、日本の技術は本当に着眼点が異なりますね。一頃、人件費の安価な外国に生産工場を移転し、産業の空洞化だと言われた日本の製造メーカーです。しかし、この企画力、着眼点と開発技術力は、発展途上国を抜きんじており国内に製造の拠点を移し終えてつつあり、空洞化現象は修まりつつあります。

さて、少し肌寒く感じる札幌に来ましたが、ホテルの和風レストランで特選毛蟹ランチでも食べて来るかな・・・明日は札幌で技術講習を・・・
ファースの家

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