今日はとても爽やかな北海道で工務店情報交流会を行ないました。
写真は向かって左がファース工務店、北海道岩見沢市の㈱南原工務店、専務の南原孝之さんと三重県伊勢市の(有)晃栄、専務の櫻谷幸久さんです。主に寒冷地と温暖地の工務店さんとの交流会を夏の一番、心地よいこの北海道で行なっています。
今日は主に家のQ値について意見交換を行ないました。
Q値と言う文言を見ただけで横を向いてしまう方が多いのですが、快適な住まいを維持するにはとても重要な要素です。このQ値が無視されつつ供給されてきたのが日本の住宅産業の実状です。Q値とは、家全体から逃げたり、入ったりする総熱量を延べ床面積で割った数値です。家の床、壁、天井、開口部と隙間や換気から逃げる(入る)総熱量を延べ面積で割ります。
このQ値を求めるには、先ずその部位(床、壁など)の熱貫流率(K値・U値とも言う)を算出します。壁に100ミリのグラスウール断熱材(熱伝導率0.03)を使用した場合、0.1(100ミリをメートル換算)÷0.03(熱伝導率)=3.33(熱抵抗値)となり、その逆数(1÷3.33=0.3)が熱貫流率となります。つまり、その壁㎡あたり、内外の温度差1℃ある時に時間あたり0.3wの熱を逃がす(冷房の時は入れる)事になります。
隙間や換気からの熱損失量は、室内(その容積・気積とも言う)の空気が外の空気と入れ替わる回数に空気の比熱(0.3)を掛けた数値で算出します。その他に開口部は基準試験でK値が出されておりますが、この開口部からの太陽熱量が冷房や暖房負荷熱量の大きく関わって参ります。このような数値を算出しても、実際に出来上がる家のその通りになり難い為、無視されるようになってしまいました。
Q値が確実に確保される断熱、気密の素材改良、その施工法が学識者任せで現場に反映され難いのがかなりの要因となったいるものと思われます。
我々の工法研究は、南原さんや櫻谷さんなど様々な地域での工務店経営者、現場の職人さん、住んでいる人達が研究員として情報を出し合い、現在のシステムが構築されています。真実は現場にあり・・・
ファースの家内容を更新しておりますのでご覧下さい。
このブログをご覧の方々は、右下のcomment をクリックして是非、ご意見、ご提言、ご感想などをお寄せください。
写真は向かって左がファース工務店、北海道岩見沢市の㈱南原工務店、専務の南原孝之さんと三重県伊勢市の(有)晃栄、専務の櫻谷幸久さんです。主に寒冷地と温暖地の工務店さんとの交流会を夏の一番、心地よいこの北海道で行なっています。
今日は主に家のQ値について意見交換を行ないました。
Q値と言う文言を見ただけで横を向いてしまう方が多いのですが、快適な住まいを維持するにはとても重要な要素です。このQ値が無視されつつ供給されてきたのが日本の住宅産業の実状です。Q値とは、家全体から逃げたり、入ったりする総熱量を延べ床面積で割った数値です。家の床、壁、天井、開口部と隙間や換気から逃げる(入る)総熱量を延べ面積で割ります。
このQ値を求めるには、先ずその部位(床、壁など)の熱貫流率(K値・U値とも言う)を算出します。壁に100ミリのグラスウール断熱材(熱伝導率0.03)を使用した場合、0.1(100ミリをメートル換算)÷0.03(熱伝導率)=3.33(熱抵抗値)となり、その逆数(1÷3.33=0.3)が熱貫流率となります。つまり、その壁㎡あたり、内外の温度差1℃ある時に時間あたり0.3wの熱を逃がす(冷房の時は入れる)事になります。
隙間や換気からの熱損失量は、室内(その容積・気積とも言う)の空気が外の空気と入れ替わる回数に空気の比熱(0.3)を掛けた数値で算出します。その他に開口部は基準試験でK値が出されておりますが、この開口部からの太陽熱量が冷房や暖房負荷熱量の大きく関わって参ります。このような数値を算出しても、実際に出来上がる家のその通りになり難い為、無視されるようになってしまいました。
Q値が確実に確保される断熱、気密の素材改良、その施工法が学識者任せで現場に反映され難いのがかなりの要因となったいるものと思われます。
我々の工法研究は、南原さんや櫻谷さんなど様々な地域での工務店経営者、現場の職人さん、住んでいる人達が研究員として情報を出し合い、現在のシステムが構築されています。真実は現場にあり・・・
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