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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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環境に優しいバイオ燃料って…北斗市

2007年08月30日 18時20分56秒 | Weblog
環境セミナーなどで講演する機会が多いのですが環境問題は、参加者の方々が自分の住んでいる地球に関わる事である事を知りながら自分自身の事として実感していないようです。
環境に優しいと言われるトウモロコシを使用したバイオ燃料がフィーバーし、トウモロコシの価格が高騰しました。そのため、農家はオレンジなどの栽培からトウモロコシにシフトしたため、オレンジや大豆を使うマヨネーズなどが値上げになりました。
やがて家畜の飼料が足りなくなり、牛肉や豚肉も値上げになるだろうと言われています。

これは、日本国内の話ではなく広大な耕地を持つ海外での状況です。
トウモロコシやサトウキビで作ったバイオ燃料でも燃焼させればCO2を排出しますが、そのトウモロコシやサトウキビが栽培中に吸収するCO2で相殺できるのだそうです。
化石燃料の燃焼で放出するCO2は相殺できるものがありません。
植物栽培ではそれが可能となりますが、植物を栽培する事に意義があるのですね。

我国では余剰米での減反政策により田んぼや畑に空き地をずいぶん見かけます。
減反施策には膨大な補助金が支払われてきました。ユーカリなどの植物がバイオ燃料になる事は以前から知られており、その栽培研究が後手後手になっていたような気も致します。
森林を伐採してまでバイオ燃料用の植物を栽培するくらいナンセンスな事はありませんが、日本の気候や風土に見合ったバイオ燃料用の植物栽培を奨励すべきでしょう。

バイオ燃料用植物栽培奨励制度なるものでも創設し、国土の有効活用とCO2対策を同時に行ったらどうでしょうか。また、一定以上の規模の都市部は家屋やビルの屋上を必ず緑化対策する事を義務化するなどの施策も見当すべきでしょう。
建築における構造面での問題は、技術的に充分に確立しています。

CO2排出による地球温暖化は、自然環境に様々な影響を与えている事を肌で感じます。
私達が開発したファースの家は、暑さ寒さを我慢する事無く、健康で快適さを保ちながら50%以上の省エネを行います。
このような家の性能を確保するとともに、地球環境を自分自身の事として意識すべきです。

写真は先ほど撮ったのですが、我が家の庭に栽培したトウモロコシです。
確かにトウモロコシ畑の中は澄んだ空気のような気がしますが…
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