風に吹かれて(Breath of Nature)

山歩きにBike、忘れかけたflyfishing、季節の匂いや風を追って遊びたいお気楽男の雑記帳

川飯20241104

2024-11-05 14:52:38 | 山歩き
三連休最後の日、あの・・渓であの・・人達と久し振りの再会&川飯!
事前の情報でも行き道のあちこちに渋滞マークが・・・
それならばと予定を早めて出発したが、どこもかしこも車やバイクは
パラパラ、あっけない程空いていて1時間ジャストで集合場所に到着~

それぞれ持ち寄った道具や食材を下ろしてまずは高崎さん、そして
へっぽこさんと再会の乾杯~!!
キノコや山菜そして釣りや人生話しに花が咲きます
(病気や体調のはなしもね・・・)

イカの一夜干しを炙ります、山では海もん、海では山もんを
食べるのが好きだなあ


高崎さんの真鯛のカルパッチョもとても美味しゆうごじゃりました


キムチ鍋もたっぷり食べて身体も心もホッカホカ


飲んで食べて、これでもかと喋って笑って、ハイッ!パチリ!!


天気も上々、気温も高めで暖かくとても楽しいひとときでした。
そして来年の再々会(キノコ?山菜?岩魚?)を約束して帰路につきました
あ~楽しかった・・あ~旨かった~なあ

春の女神との再会(4年振り)

2023-04-10 15:15:22 | 山歩き
コロナ渦で山歩きも遠慮していたが、4年振りに女神に逢いに行ってきた。
春の訪れは早かったが、山道途中の花はいたって少ないのが気になった。


鉄塔周りもやたらと刈り込まれていてタラなど全く見当たらない
 


身体が鈍きっているので、今日は牛歩のごとくゆっくり歩いてきた
最後の急な階段を上り詰めれば頂上だ


10時過ぎ、1時間10分程で頂上につくと既にギフチョウ目当ての登山客が
10名程カメラを構えていた


美しい姿を見せていたのは一頭だが辺りを飛び回っては決まったあたりの
地面に降りることを繰り返していた
同じ年位と思われる津久井の男性と情報交換しながら必死に写真を撮った。


時々もう一頭別な個体が飛んできてもつれるようにしていたので
雌を争う雄同士だったのだろう
10時40分頃には皆どこかに行ってしまい飛翔をみることは無くなった


見上げるとまだ桜の花も残っていて、木々の新緑が青空に映えていた


そして遠くには頭を出した富士山がちょこっと見えていた


先に来ていた登山客はみんな山を降りていったので一時一人で
山頂独り占め状態になった
足の疲れから土踏まずが攣り、ふくらはぎも攣りかけて下山は
苦労するかと思われたが、撮影で休んだおかげで回復した。


11時過ぎ、後から来た高齢の女性二人に挨拶をして予定より大幅に早い
下山となった。
天気もよく暖かく、風も弱く女神日和だったなあ。


キノコが秋の気配

2019-09-05 20:51:35 | 山歩き


雨と気温の低下でやっとキノコ達が顔をみせはじめたようだ。
柄の模様ががセイタカイグチのようなキノコ


ミヤマタマゴタケと、赤さは薄いが白色の内被膜片があるのでベニテングタケの
幼菌か?


なぜか「迷っちゃうな~」なんて首を傾げてる白いキノコと、ヒイロガサかな?


この山でお馴染みのケショウハツと、アブラシメジ?


ありました!ドクツルタケと、タマシロオニタケ?


脇道に入るとカラスアゲハの後翅が落ちていました、メタリックの翅が奇麗です。
飛翔している姿は見たことがありませんが、ここにも生息しているんですね。


お目当てのタマゴタケもありました。


梅雨時のキノコ

2019-07-09 13:01:16 | 山歩き
最近は梅雨と言ってもシトシト降ることがなく、晴れて夏のように暑かったかと
思えばゲリラ豪雨で集中的に降るような異常な梅雨が多かったが、今年の関東は
毎日曇り空と雨の繰り返しで梅雨らしい天気が続いている。

そんな雨の多さで野菜のプランターにもキノコが生えていた。
そうだ!こんな雨を喜んでいるのはキノコ達、雨の合間をぬって近くの山を
歩いてみた。

ヒイロチャワンタケとも違う毒々しい赤いキノコ、図鑑にも出ていなかった。


ケショウハツやベニドクタケもあちらこちらに顔をのぞかせていた


カサに白い粉が吹いているのでハタケシメジっぽいキノコも


ムラサキシメジではない紫色のキノコ


ヌメリイグチ系のキノコもあった




昨日の天気予報ではこれからまだ二週間は低温ですっきりしない天気が続くと
言っていた



舞姫ー2019’

2019-04-05 22:10:59 | 山歩き

今年も春の女神に会うため、絶好と思われる晴れ間を狙って出撃した。
登り始めたいつもの山道ではこごみやタチツボスミレが迎えてくれた。

 

取り付きからしばらくは石畳の登りが続きます。
お決まりのミミガタテンアンショウもあちらこちらで顔を出していました。

 

昨年より一週間ほど早いので3月が暖かかったとはいえ、辺りの景色はまだまだ
冬色でした。



この鉄塔まで来ると目指す石砂山の頂上が見えます。



やっと見つけたヒトリシズカ、例年ほど見当たりませんでしたが、
ミツバツツジが咲き出していたのは嬉しかった。

 

頂上直下のきつい階段は、雨で土が流れたのか土嚢が置かれていました。
更に上では流れた土で段差が埋まり、斜面状になっていて登りはともかく、
帰りの下りが滑りそうで苦労しました。



急に気温が高くなったこの日はギフチョウの活性が良すぎて、乱舞は
嬉しいのですが、なかなか留まらずカメラを持たないスマホの僕は、
ほとんど写真が撮れませんでした。

これは貴重な一枚、昨年は羽根もボロボロ状態のものばかりでしたけど、
今年はどの蝶もとても奇麗でした。



仕方なくスマホを胸の前に構えて、飛んでくるのを待って飛翔姿にチャレンジ!
水平に飛ぶ姿を横撮りなのでチョット分かりにくい一枚ですが・・・・・



これもバックが暗いので今一つだった、カメラ新調したいと思いました~
でも乱舞の様子は動画でたっぷり撮ったので、PCで楽しもう!



山頂で一眼レフを構えていた人のザックで一休みしているのは、キタテハにも
似ているが羽根の縁がボロボロだったので、ヒオドシチョウなのかも



山頂での乱舞は一時間ほど続いたが、その後11時半頃からは嘘のように
どこかに行ってしまった、風が強く吹き出したのも良くなかったなあ。

樹々の間からは真っ白な富士の頂も見えました



蝶を待ちながら軽い昼食の後は、午後のコーヒーで一服

 

山頂で2時間ほどまったり過ごしてから、まだ舞姫待ちの常連さんに挨拶をして
下山を始めた。
途中、知恵の輪のようなこんな奇妙な樹に出くわした。
ここ毎年通っているのに気がつかなかったのが不思議でならない。

 

さて、来春は真新しいカメラで舞姫の美しい姿を撮ることが出来るでしょうか???










新年

2019-01-01 00:05:19 | 山歩き



明けましておめでとうございます
新たな気持ちで素晴らしい年明けをお迎えのことと思います
昨年はこのブログにお立ち寄りいただき、また数々のコメントを
頂きまして誠にありがとうございました
今年も山へ(ついでに渓も)、そしてお酒も嗜みながら楽しい
一年にしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします

皆さまにとりましても幸多き一年となりますよう心よりお祈り申し上げます


♬ 今はもう秋~ ♬

2018-09-13 17:11:35 | 山歩き

早い梅雨入りと猛暑が過ぎ去り、やっと待ちに待った秋の気配が日に日に
増してきたので、そろそろ始動ということで低々山を少し歩いてきました。
  

いきなりアカヤマドリタケか、ササタケの幼菌風の双子キノコが顔をのぞかせていた。


少し進むとヌメリイグチ属のキノコに次々出会った。


 

いろいろ見られたが、残念なことにハナイグチは無いようだ。
 

これはケショウハツかな?


 

そしてなんと、タマゴタケが!これは誰かが捨てたもの?


間違いないと思えても初体験で食べる勇気も無く、種の保存に心掛けました。


そんなこんなで秋の味覚はお店でいただくことに・・・
塩煎り銀杏


キノコの天麩羅


鮎塩焼き


ほんの少し秋を味わった一日でした。







西穂高岳の登山者?

2018-06-30 15:28:12 | 山歩き

5月末に上高地へ行った時に撮った西穂高岳辺りのアップ画像をチェックしていたら
思わぬことに気がついた。
5月26日の午後、何と3名の登山者らしき姿が移り込んでいたのだ!
写真右上の赤〇中に3つの点。



さらにトリミングをかけたのが下の1枚。



手持ちのデジカメは古い上、高機能ではないため最大倍率のトリミングでも
この画像が精一杯だが、PCでズームすると一番右の人が両腕を横に広げているように
見えるので、登山者に間違いないと思うのだが・・・



そう言えば、帰る日に河童食堂の二階から穂高を眺めていた時にも岩稜の上をわずかに
移動する複数の点を見た。
あの点も登山者だったのだろうか。


 


上高地でソロキャンプ 後編(5月26日)

2018-05-30 17:11:36 | 山歩き

明け方、聞いたことのない不思議な音で目を覚ました。どうやらキツツキの
ドラミングの音だったらしい。
昨夜は早く寝すぎたのと、風の音でなかなか寝付けずにトータル3時間寝たか
どうかといった感じ。
AM 5:28 外気温3度でした。

 

テントを出ると、今日も良く晴れて目の前には美しい景色が広がっていた



キジバト君も親し気にそばを歩き回り、離れる気配がありません。



しばらくテント内でウダウダ、ゴロゴロした後、早朝から営業している食堂へ、
昨夜の夕食時の事を思い出しさぞかし混んでいるだろうと思いきや、中へ入ると
あれっ?自分だけ!
みなさんまだ就寝中なのか、すでに山へ向かって出発したのかどこにいるのかなあ。
和洋ある朝定食から和定食を注文。



今日は梓川沿いを歩く予定なので、早めにテントの撤収に取り掛かる。
しかしこれが予想以上に一苦労、カラマツの針のような細かい落葉がテントの下部、
フットプリントにタップリ付いている。
広げて振ったり叩いたりしばらく格闘して、やっと撤収した。





重いザック一式は管理事務所に預け(300円)、小さなサブザックに最低限必要なもの
だけ詰めて準備完了。
帰りのバスの乗車券と整理券も確認して、さあ出発!



小梨平を抜け梓川左岸の森の中をのんびり歩き出します



行く先々でニリンソウが咲き誇っていました、今が丁度見頃かな





こんなニリンソウの群生は見た事がありません



途中なにげなく川を覗くと尺以上と思われるブラウンが悠々と泳いでいて
しばらく見ていると何とこちらに寄ってきました。
釣られる心配も無いので人間が怖くないのでしょうか





足元近くまで寄ってきた時、思わず目が合ってドキッ!!



ハシリドコロはお初にお目に掛かりました。



これはサンカヨウ、花びらは雨に濡れるとガラスのように透き通ると教えてもらった。
ニホンザルも余裕で食事中、寄るでもなく威嚇もない自然の生態です。

 

頭上の岩肌にはイワカガミが張り付くように可愛らしく咲いていた



さらに進むとまた猿が一匹、登山客が歩いている道と並行して黙々と歩いている



 

小一時間歩いて明神館に到着、利用しようとしたトイレは故障中!!
水分控えめにしていたし、汗もかいたのでまだまだ大丈夫だけど。
小梨の花もきれいに咲いていました。





明神館を出てしばらく平坦な道を進むと、明神岳をバックに明神橋が現れた。







橋を渡って梓川右岸を進むと間もなく道が二手に分かれ、迷わず右の嘉門次小屋へ向かう



今回是非とも寄りたかった嘉門次小屋に到着~!さすがに結構混んでました。



席を確保して品書きを見てから注文に行くのがルール、
ここに来たらやはり岩魚の塩焼きです、昼だしまだこの先歩くのでアルコールは
泪を飲んで我慢、がまん、ガマン・・・
身は肉厚でプリプリ、頭から尻尾まで香ばしくいただきました~



ちょっと小腹を満たしたあとは川から逸れて木道をひたすらに進みます

 

途中の橋でほとんど流れの無い水の中を覗くと、いましたいましたブルック(カワマス)が、
20cm位で腹びれと尾びれがうっすら赤色、ほかにも10cm程のおチビちゃんが
数匹いました。



これがアップ、水面のごみと水中の藻が邪魔してきれいに写せませんでした









ぐるっと歩いて河童橋まで戻ると、再び清流の美しさにしばし見入ってしまう





 

河童食堂2階席から見た河童橋、梓川と穂高



昼食は名物の山賊定食、ボリュームたっぷりで満足まんぞく!





上高地バスターミナル、ここから16時発松本駅バスターミナル行きの直行バスで
帰ります。





あっという間の二日間だったが、ほんとうに来てよかった。
秋にもまたテントを担いで訪れたい、そしてあの山と同じく毎春この新緑と残雪の
景色を満喫したい。


上高地でソロキャンプ 前編(5月25日)

2018-05-28 18:38:35 | 山歩き

5月連休後に2度計画した上高地行きが天気に裏切られ延期していたところ、
河童橋の14日間天気予報で金土日の3日間が晴れ予報になった。
チャンスとばかり慌ただしく支度をして、翌朝スーパーあずさに飛び乗った。
松本バスターミナルからは上高地までの直通バスでスイスイ~っと!



憧れの穂高、梓川を目の前にして最高の気分!
昼頃の河童橋も平日なので人は少な目なのかな。



焼岳もまだ残雪を残しどっしり構えています



まずは今日の宿泊地、小梨平キャンプ場へ行きテント場を確保、設営しなければと
管理事務所目指して森の小道を行く。
目指した梓川沿いは人気の場所で、すでに幾つものテントが設営されていた



運良く川沿いの最左端の空きスペースを確保できた
まっ、こんな感じなかなかいいんでないの



とりあえず寝床も確保できたので、キャンプ場内の食堂へ行って腹ごしらえ。
このあと歩く予定なので、昼は軽めにとカレーライスを注文。



テントに戻るとせっかく設営した場所はカラマツに覆われていなかったため時間とともにテントの中は
蒸し風呂状態に!とても夜までは中に居られない状態・・・



美しい景色を眺めながら、辺りを歩き回ってテントを移せる場所を物色する、
まだ何ケ所か空きスペースがあり、ウロウロ怪しげに歩き回ること数十分・・・



ようやく場所が決まりテントを張った状態のまま移動、風も強まってきた中で
吹き飛ばされないように必死に運んで再設営完了!



隣の黄色いテントは明石からお見えのとても仲のよさそうな若いご夫婦で、いろいろ
お話しさせていただき、温泉の情報もいただいたのでそのうち訪れてみたいなあ。



普通にカメラで撮っても、目の前に聳え立つ穂高の圧倒される雰囲気は伝わらない、
この位アップすると実際に目で見ているイメージに近いと思う。



雪も残り少ないが、この景色に間に合って良かった



この別天地のような景色は見ているだけで時を忘れる、今日歩く予定は止めて
いつまでも眺めていることにした。





ずっと眺めていたい景色だが、夕方が近づくと込みそうなので早めの16時に風呂へ向かう。
キャンプ場で風呂に入れるなんて中々無いよね~、今日の汗を流して気持ちいい~!



お次は早めの夕食、食堂へ向かうと窓側の席は混雑気味
(実は今回、テント&シュラフ持ち込みにはザックが小さく、自炊道具を持参でき
なかったので、食事は外食と割り切ました)



湯上りにはビール!相撲観戦しながら一杯~(12連勝中の栃の心が負けた!)



17時過ぎの早めの夕食は、豚もやし炒め定食、普通でご飯は山もり嬉しいです



明日に向けて超早めに就寝したもののなかなか寝付けず、20時過ぎ頃からは
強風が吹き荒れてテントが飛ばされるのではと思ったほど・・・
フライシートがバタつく中、寝たり起きたりの繰り返しで夜が過ぎて行きました。

 

後編(翌日)へ続く


春の女神は終焉

2018-04-13 18:07:46 | 山歩き

今年も春の女神が舞う季節が来た
最高気温25度越え予報の中、一年振りに山を目指した。
登りはじめは石畳と階段の道が続き石の固さが靴底に響く

  


登山道の傍らでは小さな花々が出迎えてくれる
春だなあ・・・と実感する瞬間

 


しばらく行くと庚申塔が現れ、今日も登山の無事を祈る、
あぁ、カップ酒を持ってきて供えればよかったと思っても後の祭り




この先は曲がりくねった傾斜のある、ちょっと疲れる登りなのですが、
足元が気にかかり写真を撮り忘れました。
そこを過ぎると道はなだらかな尾根道っぽくなり、歩きやすくなって一息つけます。


 


途中にギフチョウ採取禁止の札がありましたが、先日の強風で吹き飛んだのか
登山道脇の斜面に落ちていた。





ここも東海自然歩道の真っただ中。
東京都八王子市高尾の「明治の森高尾国定公園」から大阪府箕面市箕面の
「明治の森箕面国定公園」
まで総延長1697.2km踏破に挑む人もいる
のに驚かされる。

先日も日本語もおぼつかないポーランド人カップルがどこまでが目標かは定かでないが、
ここを
通り過ぎて次の焼山へ向かって行ったらしい。




やっと辺りが開けたところに出ました、北方向の山々?
奥多摩方面なのかな




タラの芽も斜面に生えているが、今年は暖かくなるのが早かったのにまだこれから?
それとも誰かが採った後に、また芽が出たのか生態に詳しくないので分からない。


 


もう山は樹々のほとんどが芽吹き、早々と萌黄色になっている
夏色になる前のほんの一時しかない、この色を見るのが好きで春は山や渓に足が向くのだ。




今年は登山道脇でテンナンショウ類が多く見かけられる、以前マムシグサかなと
載せたが良く調べたらミミガタテンナンショウに酷似していることが分かった。




ヒトリシズカも多く見られたが、一輪でひっそり咲いているのがらしいかな。
スミレはちょっと少な目で蝶類への影響が気になる。

 

 


風で落ちたのか、芽吹いた樹の若葉も絵になる、
足元の小さな花に癒されながら、水分を取って小休止。

 


途中の大きな椿にも真っ赤な花が咲いていた、
まだ開き始めのものはワビスケ見たいにほっそりしていて、いい感じ。

 


予報通り日差しも強く、樹々の若葉が青空を背景に輝いていた、
その傍らで、いつものヤマツツジが朱色の花を付けていたが、まだ咲始めで
花の数は少な目だった。

 


安全に整備された登山道をさらに進むと目指す頂上がグットと近づいてきた、
久しぶりの山歩きにも関わらず、身体は軽くいい調子。
いつもなら、このあたりまで来るとギフチョウや他の蝶も飛び回っているのに今回は
全くいないので、ちょっと不安がよぎる・・・・・

 


道脇の落葉の上をおちびなトカゲが歩いていました、結構カメラで追いましたが、
逃げる様子は無く、のんびり移動して行った。




ついに目の前に現れました!最後のひと登り、この階段がきついんです、
段差もまちまち、間隔が高いところは段差を避けて脇を登ります。
時々足を止め、呼吸を整えながら一歩一歩登ります。

 


午前10時40分到着、
上り詰めた山頂に唖然!この時期なのに、天気も最高なのに誰も居ません!!
何故?どうして?・・・疑問符ばかりが浮かびます。




テーブルもベンチも独り占め~
あまりのあっけなさに気が抜ける感じ、みんなどうしたの???
(あとで聞いたのですが、もっと早い時間に居た人達が既に下ったあとでした)





います、います、メスを追いかけるオスが飛び回っていました、去年より数も多い感じ。
でもなかなか止まらず、写真に撮るのが大変。
望遠付きの高機能カメラなら遠くからでも写せるけど、スマホできれいに撮ろうと思ったら、
かなり近づかないといけないので、寄ると逃げられてしまう。

でも、そんなこんなで少し撮れたギフチョウですが、女神というにはほど遠く、
羽根は破れ、色も薄く見るも無残な姿態でした。

 

今年は桜と同じで、羽化が早かったらしくギフチョウはもう終盤なので、その美しい
姿態も傷つき無残なため、撮影目当てのカメラマンは登って来ないと聞いた。

下の一枚、写真では分かりづらいですが、交尾中のギフチョウです。
じっくり観察していた人の話では、1時間くらいこうしているそうです、
そしてメスのその部分に蓋をして、他のオスが交尾できないようにしてしまうという。
別のもの知り中年ハイカーの方は、「メスに貞操帯をつけるんだ・・・」と、
いやあ、若い人には何だか分からないだろうな。





そうこうしている内に、山頂にはギフチョウ目当ての人が9人程集まりました。
手前のご夫婦はノンアル飲んで、この後は「つねっさ」で蕎麦を食べるんだと、
ご一緒したかったが下山方向が逆だし、このあとちょっと予定があるので・・・・





目の前を飛び回る様を動画にも収めたのですが、ブログに張り付ける方法が分からず、
家で一人で思い出しながら楽しんでます。
地面に舞い降りた傷ついたギフチョウを蟻が狙っていますが、このあと無事飛び立ち
ました。

 


ギフチョウの舞も堪能し、写真や動画も撮れたので今日の昼飯タ~イム。
道具は全て背負ってきたのですが、昨年のこともありまたあとの予定もあったので、
山頂クッキングは諦めて、ビール、ささみの燻製、おにぎりでささっと済ませました。




帰り道、亀見橋から見下ろす道志川の流れ。
写らなかったがトンビが川面の上を行ったり来たりしていました。



 

そのうち釣りに来ようかな、高低差がなく川に入りやすいもっと上流を目指して。























中秋の石老山(後編)

2017-10-13 10:08:15 | 山歩き

続き

急登にあえぎながら、のんびり写真も撮りつつ、やっと山頂にたどり着いた。
標準タイムよりちょっと多めの約2時間の登りでした。
そして樹間からは白雲を纏った富士山が疲れを癒してくれた。

 

山頂はかなり広くテーブルやベンチがありましたが、人気は無し。


想定外にきつかった登り、思わず石老山の山頂標識を撫でてしまいましたとさ。
昼食前に富士を眺めながら休息・・・ 
 

富士山の左には丹沢の主峰、蛭ガ岳が見えます。


それより手前に二つ連なる山、右の山はギフチョウが棲む石砂山かな。


軽い昼食を取っていると、相次いで二人の男性登山者が登ってきた。
どちらもソロらしい、離れた所に座っていたので富士山の眺望を教えてあげた。
そしていざ下ろうとした時、やってきたもう一人の本格派ハイカーと軽く挨拶を交わして出発。

 

木の根が張る尾根道をスタートしたのもつかの間、とんでもない岩と石の間の
急降下が始まった。
思わずシャッターを切ったこの写真ではその勾配の臨場感は全く分からない。
スマホのカメラレンズだと遠近感、特に高低差が表現できないと思う。

真下に落ちるような急角度で、両手かストック二本を巧みに使わないと降りられない。
うっかり足を滑らせたりしたらどこまで転げ落ちてゆくのだろう・・・
まず間違いなく死んでしまう、運良くても体中骨折して重傷だろう。

 

途中の大明神展望台手前にある祠にお賽銭を置き、帰り道の安全を祈願した。


展望台からの眺めは素晴らしく相模湖がぐっと近づいてきた、相模湖大橋と奥には中央高速も見える。


そこから下るには展望台脇から樹林帯の道へ降りる。


この程度の道なら楽勝かな?と思っていたら間もなくまたまた巨石が・・・
さらに右側の斜面下から水の流れる音が。
 

渓流沿いの急斜面の岩と石の間を急降下!足元は再び水でびしょびしょ、ぐしゃぐしゃで危ない。
多少日差しが入るが、ほぼ薄暗く誰の声も足音も聞こえない。
いつまでどこまで下れば林道に出るのか?疲れと大腿四頭筋の痛みで苦しい下山が続く。



やっとの思いで辺りが少し開けてきたと思ったらキャンプ場のバンガローが見えてきて一安心。
今回の重要な目的の一つ、渡し船の案内板を発見!!
ここから帰りは渡し船に乗って相模湖を渡って帰るのが目標なのです!



竹林を優雅な気持ちで眺めながらルンルン気分で船着き場目指して林道を下ります。


ところが何と!連休明けの今日は運休???!!!
そりゃないよ~!!!(意気消沈)
 

普段ならこのドラム缶を叩けば、対岸から迎えに来ると言うのに・・・
控えてきた連絡先に電話するともう一つあった他の業者につながり、迎えに来てくれると言う!!
ラッキー!!!
予定通り相模湖を渡れるぞ~


たった一人で占有したボートで、いざ出港!


対岸の相模湖ボート乗り場と土産屋や食堂がある湖畔商店街が段々近づいて来る
 

いやあ、それにしても気持ちよか~


ボートはエンジン全開で滑るように走る、走る!!


ものの5分程で湖畔のボート乗り場に到着~!これで600円也。 スワン丸も健在です。


今日は平日なので週末の喧騒もどこへやら、静かなものです。


以下は今回の山歩きの記録、終着点は相模湖を渡った先まで記録してしまった。
右のグラフで分かるように、登りも特に下りは激しいアップダウンの連続!
下りの半ば過ぎに凄いピークもある。

 


スマホのアプリも一つでこれだけ色々な画像やデータを記録に残せ、簡単に読み込める。

 


3D表示も地形図の起伏と共に臨場感が感じられ、その時の登山を振り返られる。
便利で楽しいなあ~

 

前編に続きここまで長いことお付き合い頂きありがとうございました。

おしまい


中秋の石老山(前編)

2017-10-11 22:14:27 | 山歩き

秋の晴れ間、中央線の普通甲府行きに乗り相模湖駅で下車して、一度登りたかった
石老山を目指した。
ここからはバスで石老山入口まで向かう。

 

石老山入口バス停からしばらくは民家が点在する里山を歩く、傍らにはコスモスが出迎えてくれた
 

行道からはプレジャーフォレスト(旧ピクニックランド)の観覧車が見えてきて、
ほどなくすると登山道を示す標識がある。
 

相模湖病院の脇を過ぎると、そろそろ登山道と思わせる石畳が現れる。
600万年前に数千メートルの海底で出来たと言われる礫岩の巨石、怪石が点在する山だが
まもなく一つ目が姿を現した。
  

次に見えてきたのは駒立岩。 急登を登るにつれ登山道は水が流れ、次第に枯れかけた
沢を登っているような感じになってきた。

写真が無くこれだけでは伝わりにくいが、取り付きから岩と石の急登続き。ガイドブックとは
違いきつく歩きにくい登りが続く。最近の大雨で土が削れて登山道も変貌しているのではと思った。
 

さらに登るに連れ、文殊岩、力試岩とどんどん出てくる。
 

急登と滑るぬかるみに飽きた頃、山中にある顕鏡寺に着いた。
 

ここには樹齢400年以上と言われる蛇木杉がある。(同時に高尾山にある蛸杉を思い浮かべた私)
横に延びた太い根が二匹の大蛇が横たわっている姿に見えますか?


寺を出て更に進むとハート型をした蓮華岩(高さ3.5m、幅8m)がご愛嬌。
右は大天狗岩(高さ14.5m、幅16m)
 

飯縄権現神社と擁護岩(高さ22m、幅19m)、鏡岩(高さ23.5m、幅18m)、と吉野岩、
全身に覆いかぶさってくるようで圧倒的な迫力がある。
  

さらに試岩から100mほど登ると、八方岩に出る。

八方が見渡せると言われているのだがなぜか見えるのは南東方向だけ?!


普通に尾根道っぽくなると一呼吸つけ安心。犬を連れた地元?の婦人とすれ違う(山で初めて見た人)
えっ、あの岩と水びだしの道を犬と降りるの? 凄い山女(やまじょ)と登山犬!!

そしてほどなく見晴台に到着~
 

木漏れ日の中にベンチがあり休憩タ~イム!
 

木々の合い間から覗くと、眼下には相模湖が見える

もう一息で石老山山頂かなと、疲れてきた足を労わりながら根を跨ぎ、岩を越えグングン登る
 

何度も急な昇り降りを繰り返すこと〇〇分、
おおっ!ここが山頂かー・・・やっと着いたのか???


いやいや、山はそんなに甘くはなかった・・・・・



         後編へ続く


豊かな森のキノコ偵察行

2017-09-05 22:30:43 | 山歩き

今夏の異常な天気から急に秋めいてきたので、これはキノコも早かろうと豊かの森を目指してみた。


辿り着くと、昨年に比べ様相は一変していた。
いたるところに伐採の跡が・・・・・


 

これではキノコもどうかなと思いながらも、今回は偵察なのだからと森を彷徨っていると
幾らかのキノコはあるようだが、お目当てのキノコは見当たらない。
  

一つ目の森を小一時間歩いたが老菌さえ全く無いので、出発点に戻ることにした。
  



二つ目の森には、また異なる種類のキノコ達が顔を覗かせていた。
  

いたるところで見かけたツワブキの群生。


小渓を飛び越し、橋を渡り奥へ奥へと入って行った。
  

辺りにドンと構えている大石全体が苔で覆われ苔玉のようになっている。
これはその苔のドアップ!


熊への準備は怠りなく・・・・・(気休め程度だが、心強いのも確か)
熊鈴を付けたストック          ザックには違う音色の大きな熊鈴
 

アメリカの森林警備隊御用達の熊撃退スプレー(風上で使わないと自分が撃沈する恐れあり)
バック製のナイフ(これを使うような至近距離では勝ち目は無いが)
6連発火薬銃(弾は出ないがパンパンいい音がする)
  

そしてやっとハナイグチに巡り合えました。
幼菌もありましたが、きれいなハナイグチ。
 

やはり、あと1、2週間先がグッドタイミングなのかなあ・・・・・


クヌギの森もキノコいっぱい

2017-09-02 18:14:30 | 山歩き

昨日に続き秋めいた気温の低さ、昨夜の大雨にも関わらず湿度を感じない午後
低山をちょっと歩いてみた。
花は見かけなかったが、多量のドングリとクヌギの森にはキノコが顔を覗かせていた。

 

 

 

 



 

どのキノコも食用には見えなかったが、名前ぐらい知りたいと、日本のキノコが262種
出ているポケット図鑑を見たが、どれも特定できなかった。
キノコって難しい・・・・・