風に吹かれて(Breath of Nature)

山歩きにBike、忘れかけたflyfishing、季節の匂いや風を追って遊びたいお気楽男の雑記帳

ガソリンコンロ試運転

2010-05-04 16:46:03 | goods

長~い一年間の足枷が外れた先週は、WILD-1へ出掛けて
マグカップを新調しました。
チタンは軽く、金属臭も少なく使い勝手がよさそうで満足々々。
(スミマセン、紹介画像はありません)

このGWも出勤があり、遠出のチャンスは無さそうで残念だけど
やっと人並みの休日や週末が戻ってくるだけでも嬉しいなんて
チョット淋しいかな?、でも本当にウレシイノ!です。

今日は、気になっていたコンロの試運転をやらかすのです。
しばらく渓や山から遠ざかっていたので、長い間保管箱の中で
眠っていた2台のガソリンコンロと備品もろもろを引っ張り出した
のが、正午前。



これは、十数年前に購入したColeman PEAK1 550B。
ずっと使い続けていたホエブス725の調子が悪くなり、その後継として
手に入れたものです。
儀式通りに空気を送り込めなくなるまでポンピングを繰り返してから
バルブを閉め、火力レバーを開けながら百均ライターで着火。
ブランクをものともせずに、「ブオッ」とあっけなく火が着きました。

バーナーから出る「ゴオーツ・・・」と言う音。
青く、昼間はほとんど見えない炎。
いやぁ、久しぶりー。やはりガソリンコンロが好きなのは、この音とガソ
リンが燃焼する臭いなんだな。
すぐ使えるのはいいが、何か物足りないんだね~。
そして・・・・・

次に取り出したるは30年程使用しているオーストリア軍も御用達の
ホエブス725。
ワンサイズ大きい625と共に、嘗ては山屋さん達に愛され使用された
頼もしいコンロ(ストーブ)である。
使用頻度が少ないので、まだまだ美形なのが嬉しいかな。

でもこの725は以前、火力調整のハンドル基部から炎が噴き出し、
取り扱いメーカーも無く、修理すらままならない状態になり、部屋の
隅で眠ることになったことがあるのです。
いろいろ調べても対応メーカーが無く、駄目もとで相談に行ったのが
ICI石井。「一応分解して見ますが、直りますよ」との頼もしい一言に
細身の店員さんが、ガッシリ山男のように見えたとです。
そして見事復活を遂げ、PEAK1の出番も少なくなりました。

このタイプはプレヒートが必要で、METAという板状の固形燃料を
使用していたが、これもアルコール純度の高さによる危険性からか
近年輸入中止となり、仕方なくチューブタイプの着火剤を使っているが、
燃えた後にカスが残り本体が汚れるのが気にくわないのです。
これは不純物が多い証拠らしいです。

本体の凹みに着火剤を絞り出して着火。
すぐに風よけの風防を装着して、しばし待機。
着火剤の音が消える前にハンドルを左にひねりながら百均ライター
で点火しました。
気化したガスが吹き出る「シュー」という音を掻き消すように「ゴォッー」
という音が響く。
さらにハンドルをひねると、「グワッ、グゴォーッ!」と辺りの音を引き裂
くというと少々大袈裟かもしれないが、それほどの力強い音がします。
およそColemanが2100kcal、ホエブス725が2700kcal程だったかな、
この差が結構大きいのです。

この音、この音、思わずニンマリしてしまいます。
完全燃焼だと炎はほとんど見えません。
しばらく燃焼させてから、徐にハンドルを右へ回して消します。
一瞬にして辺りの静寂が戻り、まるで耳が聞こえなくなったような錯覚を
覚えます。



まだ購入時のスペアパーツ(消耗品)も未使用状態です。
今回の試運転でも、目立った異常箇所は無かったので、再び保存
しておくことにします。

最初のフィールドにはどっちを持って行こうかな。