風に吹かれて(Breath of Nature)

山歩きにBike、忘れかけたflyfishing、季節の匂いや風を追って遊びたいお気楽男の雑記帳

中秋の高尾山 ~ 一丁平

2016-10-26 20:17:06 | 山歩き

今日は快晴、思い立って高尾山に登ることにした。
ミシュランで三ツ星に選ばれ、異常な混雑の噂を耳にしてから全く足が向かなくなっていた。
登るのは何年振りか思い出せないぐらい。


高尾山口駅も素晴らしく綺麗になっていた。

ケーブルカーの清滝駅脇の登り口から稲荷山コースに入る。


取りつきからすぐ階段状の急登。(初っ端からチョットつらい)
少し行くと、間もなく「旭稲荷」が現れる。
 

しばらく我慢しながら歩き続け、30分程で休憩処の東屋に着いて一休み。


視界中央の彼方には筑波山も霞んでいた。




高尾山山頂と小仏方面への分岐点、ここまで約50分。
山頂には向かわずに、5号路経由でもみじ台から一丁平を目指す。


さっきまで前後に繋がるようにいた登山者も、この道に入ると急に少なくなる。
上へ上へと歩き続けると、もみじ台の茶屋「細田屋」が見えてきた。
 

富士山もくっきり、頭にチョポリ初冠雪の雪を纏っていた。丹沢の峰々も美しい。
頻繁に登られている初老の方が、この秋一番の見え方だと言っていた(ラッキー!!)


 

小休止のあとはひたすら一丁平を目指して歩く。
 

そしてやっと着いた一丁平、青空が最高!

 
 

一丁平からの富士山、ちょっと雲が掛かりだした。

大山もスッキリ見えたよ。


一丁平からの帰り道あたりから、膝でなく大腿四頭筋が痛み出して登りも下りもストックに
頼りながら歩くが、症状はどんどんひどくなり、攣って歩けなくなるのではと思うほど。
やっとのことでもみじ台まで戻って昼食、丁度12時。


今日はガソリンコンロもコッヘルも背負って来なかったので、名物のナメコ汁を注文。
 ビールは帰ってからにしよう(真面目~)と、グッとこらえた。

弁当は行きに買ったおにぎり二つ。




昼休みのあと、高尾山山頂に向かって歩いていた時にアサギマダラに出会った。
羽をなかなか広げてくれず、粘ったのですが撮れたのはこの2枚。
アザミの密をいつまでもいつまでも吸い続けていた。
往路では一回り大きいアサギマダラとツマグロヒョウモンも見かけたのだが、
すぐ飛び去ってしまい、撮れなかったのが残念。
 

痛い足を引き摺りながらやっと辿り着いた高尾山山頂は、ひと、ヒト、人ばかり。
そして子供たちの嬌声がやかましく即、退散。


稲荷山コース、5号路と歩いてきたので、この先は4号路を下ることにした。


少し歩いては休み、足を揉み、後から来る人に道を譲りながらの帰路は辛い。
 

途中、高尾山インター付近の圏央道、中央道が見えた。


薬王院の入り口、浄心門で1号路に出る。


何とか下までと思っていたが、足が限界まで来ている。
このところ身体が鈍っているので、こんな目に会ってしまった。
あと300m下ればケーブル駅、使ったことは無いが今日は仕方ない。



帰りの後半はケーブルカーに乗って観光客の皆さんと一緒に降りてきました。
まあ今日の体調ではあのまま下っていたら、どこかで足が動かなくなっただろうと
思うと、無理をしなくて正解だったと思うことにしよう。


懐かしのスタジャン

2016-10-25 14:13:38 | goods

1か月程も違う暑さ寒さが訪れ、着るものに迷う日々が続いているが
11月もすぐそこまで来ているので、洋服の入れ替えを行った。
ケースから長袖物を出し、半袖物をしまうといった事を繰り返していた時
ケースの底からピカッと目に飛び込んできたのは忘れ去られていた赤紺のジャンパー。

 

バイクのツーリング用にと、35年前に仕事関係の刺繍屋さんに特注したものだった。
米国のバイク雑誌だったか「WIND JAMMER」というものがあり「風の旅人」と訳されて
いるのを見かけたことがあった。

いいフレーズだと思い、軽い気持ちでちょっとパクッて「EASY JAMMER」(気楽な旅人)と、
当時乗っていたYAMAHA XS650 Specialのエンジンが直立2気筒(バーチカルツイン)
だったので、それらを表す文字を回りに配置したデザインにした。

DESCENTE(デサント)製のスタジャンを社員購入して背面に、オリジナルロゴを刺繍して
もらったものだ。



これを着て信州や能登半島のソロツーリングに出かけたのが懐かしい。
軽井沢の鬼押し出しでオーバーヒートした事。
長野の峠道のヘアピンカーブで転倒して、反対車線を滑ったこと。
諏訪に泊まろうとしたら諏訪湖祭で宿が取れずに輪島から神奈川まで丸1日走り通しだった日。

あれから長い年月が過ぎたが、羽織ってみると何と窮屈さは無く十分着られることに驚いた。
でも「JAMMER」という単語、辞書を引くと「妨害装置」とか「幻惑材」とか「邪魔者」更に
「ローラーゲームで相手選手を一周以上抜いて得点をあげる選手」などの訳しか出てこず、
「旅人」なんて意味は全く無いのです。

軽くパクったつもりが、とんでもない言葉を背中に背負ってあちこち走っていたとは恥ずかしく、
英語力が無かったのだから、きちんと調べればよかったのにと思っても今更しかたない。

でも以外に背中の文字なんて気にかける人も少ないだろうし、まして意味を気にするなんて
無いのかな。(英語圏の人や英語堪能な人には変な目で見られてしまうけど)
せっかく綺麗に保存されていたので、たまには着てみようか・・・・・。


小さな発見(🐌)

2016-10-20 12:53:32 | Weblog

庭の片隅に苗を植えてから2個しか実を付けなかったイエローパプリカが
ここに来て多くの実を付けた。
ピーマンの兄弟みたいなものだからてっきり夏の野菜と思っていたら
涼しくなってきたここ最近になって絶好調の兆し。

 


黄色くなる食べ頃まであとどのくらい待てばいいのだろう。
ヒヨドリから守るにはネットでも掛けた方がいいのだろうか。

そんなことを考えながら隣の万願寺トウガラシを覗いたら、発見、発見、発見!!!
葉の裏に直径3cmほどの 🐌カタツムリがいたのです。

 

小さな頃、田舎の親戚に遊びに行くと石垣や庭の隅で大きなカタツムリを捕まえては
どれが早いか競争させたりしたものだが、近年はめっきり見なくなっっていた。

その頃のものよりは一回り小さいが、こんな身近でもまだ生きている種が居たなんて
驚きと嬉しさで急いでスマホを取りに戻った。

一雨降ったらどこか別の場所に行ってしまうのだろうか、葉が枯れる11月の終わり頃まで
この付近で過ごすのだろうか。
静かに見守ってみようと思う。






レストア FXEF(fatbob)-(vol.1)

2016-10-19 17:06:17 | Bike

ちょっとした不注意から痛々しいほど壊れてしまった愛車。
部品調達の時間切れで車検も切れ、忙しさにかまけ季節が幾つも通り過ぎてしまった。
この秋から少し時間に余裕ができたので、やっと修理に取り掛かった。



丸かったウインカーが半分位までひしゃげ、レンズは割れてほとんど残っていない無残さ。
購入当時のオリジナル部品(丸い形から通称ミカンと言われていた)なので残念で仕方ない。
しかもすでに31年が経過しているので、純正部品を探すのは至難の技。

ネットで探しに探してやっと見つかったのは福岡のパーツ屋さん。
即、お取り寄せ。



届いたパーツのパッケージも年期が入っていて作られてからの時間を感じる。
でも中身は新品。(今となっては幻のAMFのロゴが懐かしい)

ウインカー本体を取り付けると、あたりまえだが当時の純正なのでピッタリ!。




レンズも取り付けて蘇った右ウインカー。
泪が出るほど輝いて見えました。




スイッチをONすればギボシ端子の接続も問題なく明るく点灯し、手始めの修理初回は無事終了。



さて次は、アイドルワイヤー&スロットワイヤーかストップランプかどっちに取り掛かろうか。
そして新たな不具合も発覚!
バッテリーは充電されているのに、セルモーターが全く回らない・・・・・
悪いのはスターターリレーか、ソレノイド、それともセル本体?!
復活はまだまだ先のようだ。


ABERLOUR(アベラワー)

2016-10-10 16:03:09 | Weblog

15年程前になるだろうか。安いが珍しいラベルのスコッチを見つけた。
ABERLOUR(アベラワー)と言い、ラベルに描かれた絵は何故か墓石なのだ。
飲み過ぎると昇天してしまうというのか、言われは定かでない。

スコットランドのスペイ川流域に蒸留所がある、フライフィッシングのスペイキャスティング発祥の地である。
それが好きになった理由の一つかな。
味わいもいける。これを飲んでからスコッチというものが好きになった。
とは言っても、普段はもっぱら芋焼酎なんだけどね~。

 



最近はあまり見かけなく、価格も高くなって買いにくくなってしまったようだ。
部屋にはずっと以前に飲んだ空瓶と空ケース(缶)が残っている。
スコッチなんて柄でもないが、美味いものは忘れがたい。

 


男の料理 vol.1(餃子)

2016-10-06 13:47:59 | 独り言

ふと思い立ち、餃子を作ってみました。
ネットで検索したシンプルで美味しそうなレシピをもとに一時間で出来上がり~。
キャベツとニラが気持ち少な目だったので、餃子の皮が8枚余った。
(後日、手のひらピザでも作って食べてしまおう)

ゴマ油でいい色に焼けたのに、写真に撮るのを忘れてペロッと食べてしまいました。




翌日は、コンソメとキノコで水餃子風に。
これまた旨かった~!



次は何を作ろうかな。


神ノ川でチョイ釣り&川飯

2016-10-03 16:34:28 | flyfishing

禁漁直前の渓流へ釣りに出かけることになり、恐縮にも朝7時に自宅まで迎えに来ていただいた。
まずは高崎さんの庭でもある小渓流へと車を飛ばす。

現地に到着後、林道に沿って下流へ歩き続け、入渓してからは交互に前後入れ替わりつつ、
流れを遡り、堰堤を超えながら釣り上がった。
間もなく高崎さんが15㎝ほどのヤマメを釣り上げたが、写真を撮ろうとした矢先に逃亡されて
しまい無念~。
私はというと、一度 だけ ”チャポン” とフライに食いついたヤマメ?がいたが、合わせる前に
「ウウッ、まずい」と言ったかは定かでないが一瞬にして吐き出されてしまい釣れなかった。

てな訳で、この小渓での釣りは切り上げて一路神ノ川へ。
途中、ガケ崩れ通行止めの表示を横目で見ながら大量の土石や流木が寄せてある道を不安に
かられながらも慎重に進むこと?分、何とか予定地点に無事辿り着けた。

 




しかし、度重なる台風の爪痕は大きくて元の川を土石が埋め尽くし、林道が新たな流れとなり
その様子は一変していた。






コンクリートは破壊され、土手は無残にえぐられ、元の景色が想像できない程。
水の恐ろしい程の力をまざまざと見せつけられた。



こんな状況ではヤマメや川虫はおろか、川の中のすべてが流されたはず。
釣りになりようもない中、せっかく来たのだからと身支度して流れに入る。
先を行く高崎さんは慣れたもので強い流れや大石を身軽に乗り越え
ながらポイントを攻め上がって行く。

 

私も後に続き丁寧にポイントをたたきながら釣り上がれども、全く当たりが無い。
やはり魚も何もかも流されてしまったのだ。
寂し~い・・・・・。無念さを飲み込みここで納竿。

 


時刻は丁度正午。そうとなればなんといっても川飯です!
(釣りに来ているのか、食べに来ているのか分からない昨今ですが・・・)
高崎さんは私がまだ下準備をしているのに、あっという間にこの通り。



まずは、ガーリックでパンチを効かせたナス焼きと麻婆春雨で乾杯~!!



私は持参した豚肉を焼き始めました。
が、しか~し調理途中でガソリンストーブが失火したため、後半は高崎さんのガスストーブを
借りる次第に。(毎度、火器が不調でお世話になりますです)

 

やっとできましたよ~ん。豚肩ロースのスペアリブソース漬け焼き、レタスとミニトマト添え。



おおっと、忘れもの!
ジャガリコのサラダ味とじゃがバター味で作った即席ポテトサラダを脇に置いたままでした。
横に盛り合わせてこれで完成!!またまたカンパ~イ、ビールもチューハイも進む進む。



ほどよく満たされた後は、高崎さんお勧めのラーメン。
ネギと卵を入れて二丁出来上がり、まいう~!


腹が満たされれば人間誰でも眠くなるもの。川の流れる林道脇に陣取った川飯処で一睡。



アアッ、危ないーっ!!



てな訳なく、川飯処は我らが駐車スペースの隣でやした。
寝ながら空を見上げると、今日はまだまだいい天気。天候には恵まれました。



 


辺りは土石に流木、ガードレールも埋まっていました。
復旧工事にはどれほどの人手と期間そしてお金がかかるのだろう。
ここにあった美しい渓流に魚達が戻ってくるには三年ほどかかるという。






午睡から覚めると青空も無くなり、山には雲がかかり始めていました。
そろそろ帰り支度の時間です。



道端にはホトトギスが一輪。
すぐ傍には繋がって咲くものも、良く見かけるホトトギスとはチョット姿が違うような?
ちがう種類ですかね。

 


帰り道、道志川に立ち寄ると鮎の友釣り師の姿がチラホラ。






魚は流されて居なかったので釣りにはならなかったが、気持ちの良い景色と美味しい空気、
心地よい渓の音、そしてなんと言っても旨い川飯とお酒に友との語らい!
楽しくて美味しくてやめられません。

高崎さん、今回もガイドありがとうございました!!
次は秋の山歩きですかね、またよろしくお願いします!!!