リジログ 2025

いいぞ 野球は

必要なもの

2008-05-11 23:27:30 | Weblog
「『人にやさしい施設』を作れば作るほど、『優しくない人をつくることになる』」数年前、広島にあるコンサル会社の社長さんだったかが数年前に言われていた・・このコトバを今日、思い出しました。

今日は、日ごろできない片付けを・・・と、書斎に並ぶ野球関係の書類やいろんな関係のさまざまな書類の整理をしながら、PCのワンセグTVでNHKの番組みていると、福井県の「えちぜん鉄道」が紹介されていて、代表の方が「我が鉄道はハード面が弱い。施設は古く、それらを改修しようにも膨大な経費がかかるので、ソフト面でそれをカバーしたい」ということで、ローカル線では珍しく、いろんなサービスをする「アテンダント」という車内乗務員を配置するといったアイデアを出し、それがとても好評だという。(詳しくは、http://yuga-hok.hp.infoseek.co.jp/topic-echizen.html)で。

そのアテンダントが書いた本を買って読むと、彼女たちの苦闘ぶりが伝わってくることもさることながら、個々人の学びの精神とその努力、それがチームワークになり、会社全体で「人を優しくする空間」を作ることにつながっていること・・・。鉄道のことを何もしらなかった人、サービス業に初めて就く人が「アテンダント」として育まれる過程がうまく書かれています。そして新たなニーズを創り出すといった仕事の仕方というのは、いかなる活動にも通ずるのかなぁ、ということを、いつものように発見(^u^)。

第三セクターのため行政からの助成金(税金)も経営資金に盛り込まれているため、「なんでこんな人の人件費に・・」という人も多くあるらしいけれど、あくまでもハード面を補う以上のソフト事業としてのアイデアとして必要な経費という位置づけのはず。

私が一日のほとんどを過ごす広島市内は、バスや市内電車が交通の大きな役割を担っている街です。最近はノンステップバスや低床の電車もどんどん増えて、人に優しい「ハード」が珍しくなくなって、乗り降り時もずいぶん楽になっています。それによって、乗る人が増えているかはわかりませんが、えちぜん鉄道のように「こういうサービスがあるから、乗りに行く!」という時代なのかもしれません。

高速道路のCMも「サービスエリアに行けば見つかる何かが・・」的なものですし、鉄道や高速道路も目的地への手段というだけでなくて、楽しむための目的になっていたりするんですね。

・・・学童の野球は何かを得たり学んだりするための手段なのか、そのものが目的なのか・・・。
ま、どっちでもいいですけど・・。何かを学ぶ手段としてであっても、そのものを楽しもうという目的であっても、あんまり大人が気をきかせすぎないようにするのが、子どもたちにとってはうれしいことみたい。



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