大空を見上げて

日頃感じていること

本州の北の果てへ

2012-10-23 | Weblog
 妻の父母は高齢で足腰が弱っていて、飛行機や電車、バスツアー等の旅行は困難である。
今年4月頃、義父に「かあさんを青森の実家の墓参りや兄弟達又故郷を見せたい」と頼まれた。
私は「分かりました。季節がいい秋になったら行きましょう。」と約束した。

私は妻と相談しながら10月16日~20日と決め、年寄りなので長時間車内は疲れると考え、行きは岩手の花巻、帰り宮城の秋保で一泊ずつし、目的地故郷と十和田湖2泊で計4泊と決めた。
千葉在住の義母の81歳の妹も行く事になったので、自家用車のプリウスで長距離は少し狭いので、レンタカー(8人乗り)借りることにし前日準備した。

自宅を16日午前7時半、叔母宅~東京江戸川の実家で父母を乗せて、9時に出発~常磐高速~茨城から福島のいわき~東北道の郡山から二本松そして宮城県の仙台で休憩して、岩手県の盛岡の手前の花巻インターで高速を出た。
午後4時に花巻温泉のホテル千秋閣に無事に着き皆元気で安心した。

早速、義父と温泉に浸かり、86歳の義父の長い人生の年輪を感じながら背中を流した。
戦時中、義父は海軍に入隊、特攻人間魚雷を志願したが身体検査で耳鼻で落とされ、嘆いたと聞いている。
元々北海道の函館近くの福島町漁師育ち、芯から海の男で戦後10年漁船を持ち羽振りも良かったが、その後不況で陸に上がって関東に出稼ぎなどし、海の男が陸にあがった河童と同じ、不器用ながら一生懸命家族を養う為苦労しながら頑張ったとの事。
又3年前息子の悟さんを亡くし、悲喜こもごもの人生を背中を洗いながら心よりご苦労様、お疲れ様と思った。

 次の日晴天、花巻温泉9時30分出発、本州の北の果て義母の故郷六ヶ所村に向かう。 


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