7日の月曜日に、コープこうべが開催する、レインボースクールに参加してきました。
スクールといっても、肩ひじはったものではなく、講義がメインで、テーマは暮らしに密着したものが多く(組合員の、そういう要望に応えてだと思いますが)、参考になります。
年に3回、というゆったりしたものですし。
今回のテーマは、「UMAMI(うまみ)で世界が注目! 乾ししいたけをおいしく食べよう!」というものでした。
講師は、殿村食品㈱の社長さん。
まず、しいたけのソテーの試食。
調理した生シイタケと乾シイタケが、1個ずつ、参加者に配られました。
これは、生椎茸の方が、美味でした。
次は、煮ものの試食。
こちらは、乾し椎茸のほうが美味しかったです。
この日は、試食の回数が多く、参加者の関心を惹きつけていましたが
、この後、濃縮のそうめんつゆを水で薄めたものと、しいたけの戻し汁でうすめたもの、しいたけの手まりずし、しいたけを具に使ったホットドッグなどが提供されました。(おわかりだと思いますが、こちらは、すべて乾ししいたけを使用。)
話は変わりますが、乾しいたけには「冬(どんこ)」と「香信(こうしん)」とのことですが、何のことはない、成長過程で名前が違う、ということのようです。
どんこという言葉は、よく見聞きしますが、どんこの時期を過ぎ、成長したものがこうしんで、さらに成長したものは「ウス葉、バレ葉」。
また、発生時期にによって、「寒子」「春子」「藤子」「秋子」「雨子(あまこ)」「日和子(ひよりこ)」などの呼び名もあるようです。
それから、しいたけの成分についてですが、乾しいたけの方が、うま味成分のグアニル酸というものが、約10倍になるとか。
資料に載っていた、成分比較表では、乾ししいたけは、カリウム・ビタミンD・ビタミンB2・食物繊維の量が大きな値でした。(生しいたけなどと比較して)
ただ、”過食部分100グラムあたり”の比較という点は、お忘れなく(お隣の席の方に指摘されました。当然、乾した物は軽いですから、ね)!
また、しいたけの栽培方法には、原木栽培と菌床栽培とがあり、自然栽培の前者の方は、手間・暇かかります。
ですが、乾燥は温風乾燥だそうです。
(お隣の方は、短時間でもいいから、家で天日干しをするといいとおっしゃっていましたが、なかなかそこまでする時間がありません。)
最近のデータでは、乾し椎茸を戻すときは、冷水(約5℃)で約8時間、冷蔵庫でじっくり戻すのが、常温で戻すより、うま味成分が約8倍になるとか。
でも、乾ししいたけを使用する頻度が少ない(私のことです。)のは、この戻す手間がいることです。
8時間と言えば、夕食の下準備を、(忘れずに)朝からしておかないといけません。
ここで、ようやく本題に戻りますが、昨日の夕飯は、せっかくだからと、乾ししいたけの手まりずしに挑戦してみました。(この日も、コーラスの練習後、運営委員会があり、帰宅が遅くなり、あわただしい作業になりましたが・・・。)
もちろん、椎茸は、朝から戻しておき、ごはんも、タイマーをセットしておきました
夫の帰宅に、ぎりぎり間に合い、一緒に美味しくいただきました
写真を撮る間もなく食べてしまいましたので、レシピだけのせておきます。
参考までに。
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【しいたけの手まり寿司】
■材料(12個分)
・酢飯 1合
・乾ししいたけの含め煮 12個
・大葉 3枚
・いりゴマ(白) 少々
・ねりわさび 少々
■作り方
1.酢飯をつくる。
2.ラップを広げ、いりゴマ→しいたけ→大葉→わさび(お好みで)→酢飯の順にのせる。
3.ラップをキュッと絞り、手まり寿司を作る。
※しいたけは、小ぶりのものを使用する方が、食べやすいです。
※下準備をしておけば、あとは簡単
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今は、情報過多の時代ですから、驚くほど目新しいことはありませんでしたが、これまで得ていた知識が、整理された感じがします。
ありがとうございました。