野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

ピンクの小さな花が可憐なアカバナユウゲショウ(20-054)

2020年05月01日 11時32分45秒 | 

今年は何もかも早い。三月から、アカバナユウゲショウがもうピンクの花を開いていた。かつては夕方に花を開いたので夕化粧という名前をもらっていたらしいが、今では昼間でも小さな花を開いている。バス通りのバス停の後ろにひっそりと咲いていた。

(2020-03川崎市 道端) 

 

アカバナユウゲショウ

 ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) [夕化粧]
花の色 ピンク
開花時期 5月 、 6月 、 7月 、 8月 、 9月
花言葉臆病
花の特徴 茎の上部の葉の脇に淡いピンクの花をつける。 花径は10ミリから15リくらいで、花びらは4枚ある。 花びらの先は丸くなっている。 花びらには濃い紅色の筋が入り、中心部は黄緑色である。 雄しべは8本あり、花粉のある葯の部分は白い。 雌しべの先端は紅色で4つに裂け、十字状になる。 名の由来は夕方から咲くことによるが、現在では昼間から咲いている。
葉の特徴 葉は互い違いに生える(互生)。 長さは3センチから5センチ、幅は1センチから2センチの広い披針形である。 葉の周りには浅いぎざぎざ(鋸歯)があり、波打っている。 根際から生える葉には不規則な切れ込みが入ることもある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 和名の由来は夕方から咲くことによるが、現在では昼間から咲いている。 白粉花(オシロイバナ)の通称も「夕化粧」で紛らわしいため赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)の名で区別することもある。
生育地 道端や空き地、川原
植物のタイプ 多年草
大きさ・高さ 20~60cm 茎には柔らかい毛が生える。
分布 原産地は北アメリカ南部から南アメリカ 日本へは明治時代に観賞用として渡来 現在は野生化し、本州の関東地方から西に分布
名前の読み ゆうげしょう(あかばなゆうげしょう)
分類 アカバナ科 マツヨイグサ属
学名 Oenothera rosea


目立たないけれど、よくみると可憐な「マルバコンロンソウ」」(高尾の花38)

2020年05月01日 10時21分14秒 | 

目立たないけれど、よくみると可憐な「マルバコンロンソウ」。タネツケバナの仲間らしい。コンロンは漢字では崑崙で中国の雪をかぶる山のこと。白い花を雪山にたとえたというのだが、ハテ。

(2020-03 高尾山) 

マルバコンロンソウ  丸葉崑崙草
[学名] Cardamine tanakae Franch. et Sav. ex Maxim.
アブラナ科 Brassicaceae (Crucifera)  タネツケバナ属 

 全体に毛が生え、コンロンソウより小型。葉は長さ5~13㎝の奇数羽状複葉、小葉は3~7個つき、頂小葉が最も大きい。葉柄の基部は耳状に茎を抱くことが多い。小葉は長さ1~3㎝の円形~惰円形、有柄、葉縁に粗い不規則な鋸歯がある。茎の上部に短い総状花序をつけ、花は直径約1㎝の白色4弁花。花弁は長さ5~7㎜。コンロンソウより花期がやや早い。長角果は長さ18~25㎜の線形、毛が密生し、種子が1列に入る。
 最近は兵庫県、宮城県、岡山県だけでしか確認されていない絶滅危惧種のオオマルバコンロンソウは毛がまばらで、普通、3小葉。長角果は長さ20~27㎜、無毛。
 ミツバコンロンソウは小型、毛が少なく、葉が3小葉。小葉は卵状披針形、葉先が尖り、鋸歯が鋭い。長角果は無毛。
 オオバタネツケバナは葉の鋸歯が浅くて少なく、無毛。
 オオケタネツケバナはマルバコンロンソウと同じように毛が多く、葉の鋸歯がオオバタネツケバナのように浅い。長角果も有毛。
[花期] 4~5月
[草丈] 10~20㎝
[生活型] 越年草
[生育場所] 山野の林内
[分布] 在来種(日本固有種) 本州、四国、九州


アプリコット色の端正なバラ「アプリコット・ネクター」(薔薇シリーズ177)

2020年05月01日 07時02分42秒 | 

アプリコット色の端正なバラ「アプリコット・ネクター」。八重丸弁のカップ咲きの大き目な中輪がときに房咲きもするようだ。甘い香りも強く、切り花にも向くと、万人向きのバラの花。名前は杏の実のジュースというほどの意味か。たしかに。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「アプリコット・ネクター」

澄んだ杏色が美しくとても魅力的です。フロリバンダ種としてはかなり大きめの花を咲かせ、花型も良いので見応えがあります。甘いティの香りも楽しめます。樹形があばれやすく背丈も高くなるので列植などには向きませんが、後方に配置し大株に仕立てますと、ご家庭用の切り花などにも活躍することでしょう。

品種名 アプリコット ネクター
ローマ字 Apricot Nectar
系統 フロリバンダ (F)
Floribunda
咲き方 四季咲き
香り 中香
花径 9㎝
樹高 1.5m
樹形図 1c番 半横張り
作出年 1964年以前
作出国 アメリカ
作出者 Eugene S. "Gene" Boerner
交配
実生 × Spartan