野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

どこでも目立つ紅色の花を開くナガミヒナゲシ(20-078)

2020年05月17日 09時37分37秒 | 

どこでも目立つ紅色の花を開くナガミヒナゲシ。風にゆらゆら揺れている花は風情があって素敵だ。多数の種子を放つので繁殖力がとても強いらしい。ときに嫌われるようだが、ぼくは好きだなぁ。ナガミは長実で、果実が細長いことによる。花はすぐに終わって果実ばかりになっている株よくみかける。

(2020-04 川崎市 道端) 

ガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟、学名Papaver dubium)は、ケシ科の一年草または越年生植物である。

分布
地中海沿岸の原産でヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、オセアニア、南北アメリカ、日本に分布する。

特徴
紅色、もしくは肉色と評されるオレンジ色の花を付ける。花弁は基本的に4枚だが、多少の変動がある。開花時期は4-5月。

高さは栄養状態によって異なるが、15cmくらいから最大60cmぐらいにまで生長する。茎には硬い剛毛が生えている。葉は細かく切れ込む。果実(芥子坊主)は細長く、和名の長実雛芥子はここから付けられた。果実の中には文字通り芥子粒の大きさの種が入っている(種子一粒の大きさは0.6×0.7mm、重さは0.13mg程である)。果実が熟して乾くと柱頭との間に7-9箇所の隙間が出来、長い茎が風に揺れることでこの射出部から種を地面に落とす(風靡散布)。

梅雨時に非常に小さな灰黒色の種子を大量に成す。一つの果実には約1600粒の種子が内包されている。一個体は100個の果実を成すこともあるため、多い個体では15万粒の種子を持っている。種子の表面には凹凸があり未熟な状態でも発芽し、また、結実から5年を経たものでも発芽することができる。種は秋に発芽してロゼット状態で越冬するものと、翌春に発芽するものとに分かれる。発芽適温は7-25℃と広範囲にわたり、殊に気温の低下により発芽が促される。

茎を切ると黄色または乳白色の乳液が出てくる。根と葉からは周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物質が生み出される(アレロパシー)。外来植物の改良FAO方式による雑草化リスクの評価では、特定外来生物に指定されている植物に匹敵するか、これらを上回る高いリスク点数が得られているが[5]、特定外来生物などにはいまだ指定されていない[9]。各国ではコムギ畑などの秋播き作物の農地へ侵入して難防除雑草となっている。

ナガミヒナゲシは他のヒナゲシと同様、阿片の原料となるアルカロイドを含んでいないとされ、あへん法による栽培や所持等の禁止対象とはなっていないが、同法により栽培等が禁止されているケシとの交配の可能性を示唆する論文も有る。


三輪の白い花弁が清楚な「オモダカ」(20-077)

2020年05月17日 08時56分29秒 | 

森林公園の水辺に咲いていた「オモダカ」。三輪の白い花弁が清楚できりりとしている。面高という名前もいい。これを改良してクワイが作られたという。クワイの花もみてみたいな。

(2020-05 川崎市 公園) 

「オモダカ」

オモダカ(面高)
多年草
北海道〜沖縄の湖沼やため池、水路、水田などに生育する抽水〜湿生植物。葉は根生、幼葉は線形。狭長楕円形の葉を経て矢尻形の葉身となる。葉柄は長さ15〜60cm、葉身の頂裂片は挟三角形〜卵形でアギナシより幅広い場合が多い。葉身の側裂片は頂裂片より長く、先は鋭く尖る。全長7〜30(〜40)cm。花茎は長さ20〜100cmであるが、葉の上部より高くなることはない。花の形態はアギナシと同じ(3輪生の総状花序の下方に雌花、上方に雄花をつける。花弁は3枚で白色。雌しべ、雄しべともに多数。)であるが、雄花と雌花の中間位置に両性花がつくこともある。果実は長さ3〜6mm、周囲に広い翼がある。球状に集合して、成熟すると次々と脱落する。秋には葉の基部から数本〜多数の走出枝を伸ばし、先端に塊茎を形成して越冬する。花期は8〜10月。(日本の水草)
学名は、Sagittaria trifolia
オモダカ科オモダカ属

クワイは、根の先端にできる球茎を食用にするため栽培改良されたものであり、高さ60〜100cmになる。学名Sagittaria trifolia 'Caerulea'
似た花にアギナシがあるが、自然度の高い湿地などに生え水田にはほとんど生えない。また葉が線形となるウリカワや葉が披針形で葉柄があるヘラオモダカがある。

 


白を基調とした花弁が紅に染まる「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」(蘭シリーズ 20-12)

2020年05月17日 08時28分33秒 | 

胡蝶蘭「さくらこ」として愛好されている「ファレノプシス・サクラコ・ファレノ」。白を基調とした花弁が紅に染まるきれいな胡蝶蘭だ。多くの花が階段状に連なって咲くので、壮観である。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

ファレノプシス・サクラコ・ファレノ
分類 キジカクシ目ラン科ファレノプシス属
学名 Phalaenopsis Sakurako Phalaeno
属性 多年生草本 互生葉序 穂状花序 花色:淡桃 花期:
原産地 園芸品種


ゆったりとアプリコット色の花弁が開くバラ「ハーベスト・フェイヤー」(薔薇シリーズ193)

2020年05月17日 07時36分35秒 | 

ゆったりとアプリコット色の花弁が開くバラ「ハーベスト・フェイヤー」。1990年のイギリスの「今年のバラ」に選出された歴史もあるバラだ。花の開き方も上品な中輪のバラである。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「ハーベスト・フェイヤー」

品種名 ハーベスト フェイヤー(Harvest Fayre)
登録名 Rosa 'DICnorth'
作出年 1989年
作出者 Patrick Dickson(UK)
系統 Floribunda
花色 黄色
花径 中輪
交配 
Seedling × Bright Smile