リップにいたるまで花全体が深紅の豪華なラン「カトリアンセ ジュエル・ボックス シェヘラザード」。「宝石箱」という命名にふさわしい蘭で、人気の高い品種らしい。
(2020-02 東京都 神代植物公園)
ラン「カトリアンセ ジュエル・ボックス シェヘラザード」
Cattlianthe Jewel Box ‘Scheherazade'AM/AOS
(Gur.aurantiaca × C.Anzac)<RHS品種登録01/12/1962>
■(交配種)カトリアンセ ジュエルボックス 'シェヘラザード'
春咲きのミディカトレアの中から、パンチの効いた紅い品種、ジュエルボックス‘シェヘラザード’です♪
ジュエルボックスというネーミングどおり、太陽の光を浴びると、きらきら輝く赤い宝石のよう♪輝いていますがシックで、高級感も感じられる「ジュエルボックス」、一つの花茎から、複数リンの花が咲いてくるのも楽しみの一つです。
▼開花時期は?
主に、春咲きの品種です。
栽培温度にもよりますが、4月から5月頃に開花するミディカトレアです。
この時期の花は自然温度環境下だと思いますので、あまりずれることなく花を楽しむことができます。
▼カトリアンセ ジュエルボックスはどんなラン?
数々の名花を生み出した今はなきアメリカ、スチュアート社が育種したベストセラー品種。
原種オウランティアカと、濃紫紅色の名花アンザックの交配から生まれたジュエルボックスは、
やや小振りな花形ですが存在感のある花色と育てやすさで、現在も人気のあるベストセラーカトレアの一種です♪
▼カトリアンセってどんなラン?育てやすい?
Cattlianthe[Ctt.]=Cattleya×Guarianthe
カトリアンセ=カトレア属×グアリアンセ属、は違う属との属間交配から生まれた品種です。
胡蝶蘭と並ぶ、洋ランの代表的存在のカトレア。カトレアの花言葉「優雅な貴婦人」ともうたわれる人気のランの一つ。
主に中南米を原産とするランで、原種だけでなく昔から交配も盛んで、華やかで派手な大輪系から素朴なミニ系まで、花の大きさも雰囲気もさまざまです。
カトレア類は特に、お日さまが好きなので、春から秋にかけては風通しのよい屋外で、十分に日光にあててあげると(35%ほど遮光します)よく育ちます。
水やりは、乾きと湿りをはっきりとつけるように育てると、良い結果となるでしょう。
冬は室内のリビングなど光が差し込む場所に取り込みましょう。
環境が合えば毎年花が咲く可愛らしいランです。
比較的に、寒さにも強いので冬期はご家庭の室内でも育てることができます。♪