花穂の先につくウサギの耳のような苞葉がかわいいフレンチ・ラベンダー。葉をみるとたしかにラベンダーだが、紫の苞葉がハンカチのようにひらひらと合図を送っていて、つい和んでしまう。
(2020-05 川崎市 花壇)
フレンチラベンダー
学名 Lavandula stoechas
英名French Lavender
科名 シソ科
属名 ラバンデュラ属
原産地 地中海沿岸
フレンチラベンダーの特徴
フレンチラベンダーの花はとても特徴的で、細く伸びた茎の先端に稲穂状に花が付きます。最大の特徴は花穂の先についた葉。葉だけれど緑色ではなく、紫色や白い色をしています。細長い花びらにも見えるこの葉。これは苞葉(ほうよう)と言い、花穂を守るために葉っぱが変異したものです。4枚ほどの苞葉が花穂の先端についており、ウサギの耳のようにも見えます。花色も豊富で、紫系、ピンク系、ブルー系、ホワイト系などがあります。香りはやや弱いですが、花が散った後も苞葉が残り、長い期間鑑賞できます。ドライフラワーにも向いています。ラベンダーの中では暑さに強く、耐寒性もあり丈夫です。蒸れに弱いので、花後に切り戻しをして風通し良く育てると、毎年楽しむことができます。
フレンチラベンダーの詳細情報
園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 ~1m程度
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 紫系、ピンク系、ブルー系、ホワイト系など
開花時期 5月~7月頃