野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

色とりどりの花が低く地面に這う「スイートアリッサム」(20-056)

2020年05月03日 10時01分51秒 | 

ナズナにも似た小さな花を集まって咲かせる「スイートアリッサム」。「ニワナズナ」という別名は言い得て妙である。たくさんの色とりどりの花が低く地面に這うので、グラウンドカバーにも適した花だ。アップでみると、どこかコミカルな表情のある花でかわいい。

(2020-04 川崎市 道端) 

 

 

「スイートアリッサム」


スイートアリッサムの基本情報
学名:Lobularia maritima
和名:ニワナズナ(庭薺)  
科名 / 属名:アブラナ科 / ニワナズナ属(ロブラリア属)

スイートアリッサムは、白色の小花が集まって咲き、ほんのりと甘い香りがあります。枝が横へ広がり、カーペット状になるので、花壇の前列や縁取りに植えるとよいでしょう。また、パンジーやガーデンシクラメンと寄せ植えにすると、白色がそれらを引き立て、美しいものです。花束のカスミソウのような存在といえます。園芸品種には赤や紫、ピンク、オレンジ色などの花色もあります。
本来は多年草ですが、高温多湿に弱く、日本では一年草として扱われます。切り戻して夏に遮光すれば、夏越しもできますが、タネから育て直したほうがきれいに仕上がります。こぼれダネでもふえ、タネまきや栽培は難しくはありません。特別な施設がない家庭でも十分に育てられます。
なお、アリッサムと呼ばれますが、アリッサム(Alyssum)属とは別属です。

●関連図鑑
アリッサム

基本データ
園芸分類 草花
形態 一年草 原産地 地中海北岸から西アジア
草丈/樹高 10~15cm 開花期 2月下旬~6月上旬、9月下旬~12月上旬
花色 白,赤,ピンク,オレンジ,紫 
耐寒性 弱い 耐暑性 弱い
特性・用途 開花期が長い,香りがある,初心者でも育てやすい


独特な花の形が魅力的な「ムラサキケマン」(高尾の花40)

2020年05月03日 08時41分14秒 | 

まだ咲き始めの「ムラサキケマン」。最近ではいたるところで咲いているのをみかける。独特な花の形が魅力的だが、有毒植物だという。

(2020-03 高尾山) 

 

「ムラサキケマン」

ムラサキケマン(紫華鬘、学名:Corydalis incisa)はキケマン属の越年草。

特徴
茎は真っ直ぐに立ち、高さは30-50cmほど。茎には複数の葉がつき、それぞれ斜め上に伸びて2-3回3出複葉、小葉は扇形に近く、先端は丸くて、丸い鋸歯がある。葉質は薄くて柔らかく、つやを欠く。

花期は4-6月で、赤紫色の長さ2cmでキケマン属に独特の筒状の花を咲かせる。

果実は豆の果実に似る。

分布と生育環境
日本全国に分布し、国外では中国から知られる。木陰などの直射日光の当たらない場所に生育する。

生活史
一般にこの植物は越年草といわれるが、実際にはもう少し複雑な生活史を持っている。この植物の種子は6月頃に成熟するが、これは発芽するのは翌年の春で、初夏まで成長した後、地上部は枯れ、地下に団子状の塊茎を残す。

これが再び活動するのはその年の秋で、数枚の葉を出して年を越し、春になると花茎を立てて花をつけ、結実すると全体が枯れる。上記の特徴の説明はこの花時期のものである。

毒性
全草にプロトピンを含み有毒。誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・心臓麻痺などを引き起こす。 ウスバシロチョウの幼虫の食草であり、このためウスバシロチョウも有毒となる。また、植物体を傷つけたときに出る汁は悪臭がする。だが、実際に茎を折って匂いをかいでみると、特に臭いの感じられない個体も多い。 山菜であるシャク (植物)と生育場所や葉の形が非常によく似ているため、注意が必要である。

近縁種
花の形が独特なので、他の仲間と間違うことはない。同属にはジロボウエンゴサク等のエンゴサク類とキケマン類がある。前者は地下に塊茎を持つ小柄な植物であり、後者は黄色い花を持つ大柄な植物なので見分けに困ることはない。

帰化植物ではカラクサケマンがやや似ているが、より小型で、蔓のようにはい回る。


サーモンピンクのゆったりとした大輪のバラ「はまみらい」(薔薇シリーズ179)

2020年05月03日 07時34分45秒 | 

サーモンピンクのゆったりとした大輪のバラ「はまみらい」。横浜開港150周年記念にちなんで名づけられたという。半剣弁高芯咲きの大輪が緑の照葉によく映える。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

 

バラ「はまみらい」

品種名 
はまみらい
系統 HT ハイブリッドティー
咲く時期 四季咲き 

花の形 半剣弁高芯咲き
花の色 ピンク サーモンピンク 花径
葉色 大輪
濃い緑
樹形  樹高 ~m 樹勢 普通
仕立て方 庭植え向き 香り / やや酸味のある甘い香り 育てやすさ 普通
育成環境 日向を好む 育苗登録  実 
作出年 年 作出者  作出国 日本
品種親 x ブランド 
受賞暦 
イメージ 華やか 撮影場所 京成バラ園
特徴 
コメント 横浜市の山手西洋館各館の庭園などに、植生されています。
名前の由来 地名 : 横浜開港150周年記念にちなんで名づけられたバラです。横浜市と横浜市緑の協会が選定しました。