野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

ちゃんと蘭の花の形をしているシラン(20-100)

2020年05月28日 09時37分59秒 | 

今ではほとんど花が終わっているシラン。アップでみるとちゃんと蘭の花の形をしている。道端のいたるところに咲いていて、この時期に目を楽しませてくれる貴重な蘭だ。白花シランも清楚できれいだ。

(2020-04 川崎市 道端) 

 

シランとは

シランは鉢植えでも庭植えでも楽しめる、丈夫で育てやすいランの入門品です。ランと聞くと栽培が面倒と思われがちですが、この花ほど多くの人に愛され親しまれているランはありません。関東地方以西の本州、四国、九州の里山の土手や崖に生えるといわれますが、古くから植栽植物として親しまれているため、こぼれダネでふえたものも多く、いまだに野生種か植栽かの区別がつかず正確な分布は不明瞭です。
春になると、地下に連ねた扁平な地下球(偽球茎)からササのような葉茎を伸ばし、先端に赤紫色の華麗な花を咲かせます。晩秋には葉を落とし休眠します。結実するとタネを飛ばし、気づかぬうちに庭のあちらこちらから小苗が発芽していることがよくあります。
最近では、色変わりや変化花も多く見いだされており、タネからもふやしやすいため、育種家によって新しい花づくりが各地で行われています。一般的に流通するのは、花が白い「白花シラン」、リップの先端をほんのり桃色に染めた「口紅シラン」、葉の縁に斑を流し染めた「覆輪シラン」などが有名です。最近ではまったく濁らない白花の「純白花」や全体に青紫色を帯びた「青花」、側花弁がリップ化した「三蝶咲き」などが見いだされ、マニアの収集欲を高めています。

基本データ
園芸分類 山野草
形態 多年草 原産地 関東地方~九州、中国
草丈/樹高 40~70cm 開花期 5月~6月
花色 紫,白 
耐寒性 やや弱い 耐暑性 強い
特性・用途 落葉性,初心者でも育てやすい


生垣で満開だったネズミモチ(20-099)

2020年05月28日 08時34分03秒 | 

イボタノキかなと思ったが、葉の様子からみてネズミモチの斑入りの品種だろう。生垣で満開だった。遠くからみても枝が真っ白にみえる。突き出した雄しべがかわいい。名前はひどい。「タマツバキ」はまともな名前だが、なぜ椿?という疑問は残る。

(2020-05 川崎市 道端) 

ネズミモチ


ネズミモチ(鼠黐、Ligustrum japonicum)はモクセイ科イボタノキ属の樹木。和名は、果実がネズミの糞に、葉がモチノキに似ていることから付いた。暖地に自生するとともに、公園などに植えられている。「タマツバキ」の別称も用いられる。

特徴
高さ数mになる大型の低木。よく横枝を出して、塊状の樹形になる。茎は灰褐色をしており、その表面に多数の粒状の皮目が出るのが特徴。

葉ははっきりと対生し、長さ4-8cm、楕円形から広卵状楕円形、厚手でのっぺりとしており、表面にはつやがある。葉柄は長さ5-12mm、紫色を帯びることが多い。

花は6月頃に咲く。花序は円錐形で特有の異臭があり、枝先に出て長さ5-12cm、多数の花をつける。花は経5-6mm、花冠は白で、中程まで四つに割れ、それぞれが反り返る。雄しべはこの花冠の裂け目の内の対面する二つのところから出て、花冠の裂片くらいの長さがまっすぐに突き出る。花序が多数出るため、木全体に真っ白の花の塊が散らばったようになり、遠目にもよく目立つ。また、ハナムグリなどもよく集まる。

果実は長さ8-10mmの棒状に近い楕円形で、はじめ緑、後に表面に粉を吹いて黒く熟する。

生育環境
低地や低山の日向に生える。照葉樹林における代表的な陽樹であり、森林内の開けたところや山火事のあとなどに多数見られる。

分布
日本では本州・四国・九州・琉球列島に広く見られ、国外では台湾と中国から知られる。

利用
観賞価値は低いが安価かつ都市部など日照土質の劣悪に耐える堅強さから、街路樹や生け垣の穴埋め(植えつぶし)として利用される。 やや寒さに弱いため、利用は関東以西が中心。 日干しした熟した実は漢方薬の女貞子(ジョテイシ)として滋養強壮目的などに使われる。 フクロモチ var. rotundifolium は葉が丸くなり、枝が詰まって生じるもので、園芸品である。ただし近年は後述のトウネズミモチもよく使われる。

分類
日本では同属にイボタノキなどがあり、似たような場所に生えるものもあるが、ほとんどは落葉性であり、この種のような厚ぼったい葉を持つものではないため、区別は簡単である。

ただし、中国原産のトウネズミモチは非常によく似ているうえ、あちこちで栽培されることが多いため、混乱を生じている。葉を裏から日にかざして見ると、本種は葉脈が透けて見えない(トウネズミモチは葉脈が透けて見える)。また、本種の果実は楕円形である(トウネズミモチの果実は球形に近い)。しかし、特に葉だけでの区別は困難で、またトウネズミモチが野外に出る様子もあるため、やっかいなことがある。

その他
この植物は、枝を枯らすとすぐに葉が脱落する。押し葉標本ではまず一枚の葉も残らない。離層が出来る前に殺そうと薬品処理すると、その時点で葉が落ちることさえある。


風変りな花弁の形がユニークなラン「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」(蘭シリーズ 20-23)

2020年05月28日 07時52分49秒 | 

エピデンドラムらしい風変りな花弁の形がユニークなラン「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」。「ドリームカラー」かどうかは別として、赤のすがすがしい花色のランだ。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

 

ラン「エピデンドラム・コスモ・ドリームカラー アスカ」

エピデンドラム・コスモ・ドリーム・カラー‘アスカ’

分類 キジカクシ目ラン科エピデンドラム属
学名 Epidendrum Cosmo Dream Color‘Aska’
属性 多年生草本 互生葉序 総状花序 花色:赤紫 花期:
原産地 園芸品種
生育場所 

 なが~い大げさな名前だ。


微笑しているようにみえるアプリコット色のバラ「ゴールデン・スマイルズ」(薔薇シリーズ204)

2020年05月28日 07時10分12秒 | 

本当に微笑しているようにみえるアプリコット色のバラ「ゴールデン・スマイルズ」。大輪ではないが、高芯丸弁咲きの花がしとやかに咲き誇る。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

バラ「ゴールデン・スマイルズ」

品種名 
ゴールデン・スマイルズ

花の形 高芯丸弁咲き
花の色 黄
花径
葉色 中輪
濃い緑
樹形 木立 樹高 1.2~1.5m 樹勢 普通
仕立て方 鉢植え向き, 庭植え向き 香り 不明 / 育てやすさ 普通
育成環境 日向を好む 育苗登録  実 
作出年 2006年 作出者 フライヤー 作出国 イギリス
品種親 x ブランド 
受賞暦 
イメージ 華やか 
特徴 珍しい, 入手困難
コメント 
名前の由来 一般名詞, 色 : 「黄金の微笑み」の意味。