野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

園芸種で多くみかけるようになった白のコバノタツナミソウ(20-088)

2020年05月22日 09時26分13秒 | 

最近、園芸種で多くみかけるようになった白のコバノタツナミソウ。野草のタツナミソウと比較すると、花も葉も大きいものが多い。

(2020-04 川崎市 道端) 

 

タツナミソウ
タツナミソウは、日本、中国、朝鮮半島などに分布するシソ科タツナミソウ属の常緑性多年草です。
タツナミソウ属の植物は、世界に広く約200種が分布しており、日本には16種が自生しています。

日本で最も多く見られるのがタツナミソウ(Scutellaria indica)で、北海道を除く全国に自生しており、草原や森林の開けた場所などで普通に見られる野草です。
多くの変種が確認されており、種の同定が困難な植物としても知られています。

園芸的に最も多く栽培されるのは、タツナミソウの変種であるコバノタツナミ(Scutellaria indica var. parvifolia)で、福島県以南の本州、四国、九州などに分布しています。
ここではタツナミソウとコバノタツナミの育て方について紹介しています。

タツナミソウの花期は4月~5月。
花期になると、伸びた茎の上部に花序を出し、長さ2㎝程度の小さな花を穂状に咲かせます。
花はシソ科やゴマノハグサ科の植物に多く見られる唇花形で、花序の片側に偏って咲きます。
花弁の内側には繊細な模様があり、この花姿が泡立って押し寄せてくる波の様子に似ていることから、立浪草(タツナミソウ)の名前がついたと言われています。
花色は紫、白、ピンク。


燕が飛んでいるような形の薄紫の花がかわいい「セリバヒエンソウ」」(20-087)

2020年05月22日 08時27分48秒 | 

芹葉飛燕草 という名前どおり、燕が飛んでいるような形の薄紫の花がかわいい「セリバヒエンソウ」。繁殖力が強くて嫌われているところもあるようだが、明治以来の帰化植物でもあり、駆除しなくてもいいのでは。

(2020-05 川崎市 公園) 

 

セリバヒエンソウ
学名 Delphinium anthriscifolium
別名 
芹葉飛燕草 分類 キンポウゲ科ヒエンソウ属 (1年草) 有毒植物
セリのような葉、ツバメが飛んでるような形の花からついた名。 原産・分布 中国。明治時代に渡来。東京を中心に分布。
神奈川県 川崎市、相模原市の平地、丘陵地に分布を広げている。
花の時期 4月~5月

外来種ではあるが、葉や花が柔らかく綺麗なせいもあり在来の山野草のように思う人も多そうだ。同じ属の在来種は無い。
セリバの名の通り、よく似た葉はセリ科に多い。ヤブニンジンやヤブジラミと混生していると区別がつきにくい。
一年草で繁殖力が強いということは種子の発芽率が高いということか。
駆除するには種子を付ける前、花のときに全部抜き取ってしまえば一網打尽なのだが。


純白の花弁がみごとなラン「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」(蘭シリーズ 20-17)

2020年05月22日 07時46分24秒 | 

純白の花弁がみごとなラン「ドリテノプシス・シティーガール モリタNo.2」。中心のリップだけ赤紫のアクセントをつけている。芸術品のような美麗な蘭である。ドリテノプシスはコチョウラン属に近縁のドリティス属と交配した属らしい。

(2020-02 東京都 神代植物公園) 

ドリテノプシス・シティガール‘モリタNo.2’

分類 キジカクシ目ラン科ドリテノプシス属
学名 Dorytaenopsis City Girl ‘Morita No2’
属性 多年生草本 互生葉序 穂状花序 花色:白 花期:
原産地 園芸品種


クリームホワイトの花弁が中心部では淡く杏色になるバラ「コスモス」(薔薇シリーズ198)

2020年05月22日 07時02分22秒 | 

クリームホワイトの花弁が中心部では淡く杏色になるバラ「コスモス」。日本のコスモスとは違って、丸弁高芯咲きの花が重そうだ。ドイツのコルデス社の作出によるもので、花のコスモスではなく宇宙のコスモスをイメージして名付けられた花のようだ。なるほど。

(2019-11 川崎市 生田緑地バラ苑) 

 

バラ「コスモス」

野性の強さを秘めた元気なバラ

系統 F フロリバンダ
花色 クリームホワイト中心淡杏
花形 ロゼット咲き
花径 中輪
芳香 ★★☆☆☆微香
香質 ティー
ティー香 
開花 ★★★★☆四季咲き
樹高・伸長 1.0m
樹形 シュラブ樹形 横張りタイプ